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【beatmania IIDX】皆伝合格のためにやった事



◾️はじめに


初めまして。普段はmtgを細々と嗜む傍ら、行きつけのカードショップの最寄りのゲーセンで狂った様に各種鍵盤を叩き散らかしてる音ゲープレイヤーです。
私事ですが、昨年1月に弐寺に復帰し、今年5月に念願の段位認定皆伝に合格しました。

弐寺をプレーする上で一度は取りたい称号だったので感無量ですし、真面目に皆伝を狙ってから拗らせる事なく合格できたのも嬉しかったです。

どうやら皆伝になったらnoteを書く権利が与えられると風の噂で聞いたので、自分が皆伝を取る上で取り組んだ事でもつらつら書いていこうかなと。

◾️自己紹介


復帰前:十段を座輪棒ボス回に粘着して一回取っただけ。スクリプボスの九段は落ちた。
そっから弐寺からは離れたが皿レイジをやるためレジデントで復帰。

適正ハイスピ:皆伝合格当時はサドプラ260リフト120緑数字298ら辺。ちょっと遅めな気がする。
今はサドプラ264リフト150緑数字296。

運指:1Pベチャ押しorドル式の様な何か。
1鍵を左中指第一関節付近で押す謎運指が染み込んでいる。小指皿オンリー。

ポップンの地力:49が8割くらいノマゲついてるくらい。ニエンテ難民。
ボルテの地力:ボルフォース18.000くらい。唯一の19ハードは大宇宙GRV。20は未クリア。

・合格時のランプ状況
CPI:1779.57

全曲とりあえず触る派


CPIだけ見ると結構高め(皆伝合格と相関性の高い曲のハードCPIが1700〜ら辺)だと思いますが、ノマゲだろうがエクハだろうが埋まりそうなランプは可能な限り埋めたため、指標となるランプ状況はハード地力A+がぼちぼちって感じでした。

このカマイタチってやつがよぉ…!


これより上は円卓のみ難
これより下はイカロス穴とAETHER墓のみ未難

他の皆伝note執筆者のランプ状況も見ると概ねハードA+は触れるくらいのクリア状況だったため、通説通り「ハードAは大体圏内、ハードA+もちらほら埋まるくらい」の地力は要求されそうです。
地力個人差S以上ハードランプは共鳴遊戯葬式コア円卓だけかな? 葬式コアは運ゲー。

ちなみにアシストイージーすらついていない唯一の常駐曲は「カマイタチ(SPL)」です。
最強のラス殺し。

中盤のここデバッグ段階で消しといてくれ

地力・個人差S+は意味不明なラス殺しか終盤まで終わっていてオアシスの1滴の水を必死に啜って回復する様な化け物しかいないので、やらなくても皆伝には受かると思います。

皆伝合格時のマイベストはこんな感じ。

ランプ粘着か曲が最高かの二択


ちなみにイカロスは穴譜面です
なお未難


大体エメラルダスのプレー回数+1〜2回が皆伝挑戦回数のはずです。
7割くらいは冥落ちで2割卑弥呼での事故死、1割灼熱死って感じ。

◾️得意な事


-ジャリ系
ポップン・ボルテをやっている事もあってか、縦認識が必要で瞬間密度の高い所謂ジャリ譜面は比較的得意な気がします。
ガニメデSPL、イリーガルSPL、ディアボロとか割とランプ付くの早かった気がします。

-フィジカル系皿譜面
弐寺以上に腕を動かすゲームであるポップン歴がそこそこあったおかげか、とりあえず切れ目の無い皿ぶん回せや!みたいな皿譜面はそこまで嫌いではないです。
LEVEL3、円卓辺りは同格帯の皿曲よりも得意な気はします。

◾️苦手な事


-スコアを取る事
AA(A)がAA乗らない系皆伝です。

クリアゲーとして音ゲーをやり続けていたため、スコアの取り方が全く分からん!
ゲージが残ればいいじゃない…。

-切れ目の多い皿
特にDJ Massの皿曲に顕著ですが、短い皿がいっぱい繋がってるやつ。
鍵盤の出来に比べて弐寺特有の要素である皿の認識力は致命的に足りておらず、地力Cら辺にハードつき始めてもなおブラック(H)のハードクリアが出来なかった記憶があります。

-縦連
白壁(H)とかスクリプAとか。あんなの人間に押せないよ…!
変に形を認識して力んじゃったりもしてるんでしょうけど、2連打ならともかく3連打以上だったりおもむろに縦連をフューチャーされたりすると死にます。

-低速
見えるわけないだろ!

ポップンでも嫌いすぎてサドプラ実装で歓喜した記憶があります。
見えない押せない癖が付く。皿チョンで倒せるソフラン曲しかいない世界へ行きたいなぁ…!

◾️ん…?


弐寺特有の要素や引っ掛けには弱いですが、物量系は比較的なんとかなる所謂量産型プレイヤーとしてすくすく地力を付けてきました。

最上位譜面にもイージーランプが視野に入って来ており、順当に行けば激甘ゲージで走る皆伝取得は時間の問題でしょう。

懸念すべきは皆伝の曲目ですね。
苦手要素がはっきりしているので、天敵となる譜面が常駐していない事を祈りましょう。

皿は特に苦手意識があり、曲中に連皿を延々と捌かせるような曲は段位に居ないとありがたいです。

ん?

また、正規鏡での挑戦になるため、癖の付きやすい配置が多い曲は嫌ですね。
軸や縦連打、二重階段と言った癖のつきやすい配置は苦手でオプション縛りのある段位で相対するのは避けたい所。

ん???

さらにとりわけ苦手にしているのがソフランであり、ギアチェンする余裕があるならまだしもBPM変化が激しいとマトモに対応するのは難しいです。
ましてや速度変化中が最難所の譜面でも来ようものなら……?

ん?????????

◾️皆伝を目指すにあたって


皆伝曲目が自分の苦手属性に集中している上に、揃いも揃ってレギュラー面をしており、メンバー入れ替えまで耐え忍ぶのは残念ながら非現実的であるのは間違いありません。
得意曲が選出されてのラッキーパンチには期待出来ない以上、自分が上手くなるしか皆伝に受かる方法は無いよねと。

-いっぱい弐寺をプレイする
当たり前と言えば当たり前。

当然いっぱい練習したらそれだけ地力が上がります。
ただし、この「いっぱいプレイする」と言うのが難しく、一つの趣味に多くの時間を捧げるのは相応のモチベーションが必要です。
このモチベーションの維持と言うのが存外難しいのですが…。

-あらゆるランプを狙い上達を実感する
モチベーション維持のために自分が心掛けたのは、とりあえず何かしら上達を形にして自分の機嫌を取る、と言う事でした。

⭐︎12の未クリアイージー狙い、ハード狙いは勿論ですが、イージーランプのノマゲ狙いやエクハ狙い、超高難易度のアシストイージー狙いなど、兎に角ランプを増やす事を考えてプレイしました。
とりあえず一回ゲーセンに行ったら1つは⭐︎12のランプを更新する、出来なければスコアやbp減らし等、何でもいいから「上手くなった成果」を作る様にしました。

ノマゲやエクハ狙いは上達の上では効率を下げる行動かもしれませんが、自分のモチベーション維持のためには効果的でした。

-押せない日はさっさと帰る
仕事のストレスを解消すべく、意気揚々とゲーセンに突入したものの眠すぎてマトモに認識できず…。
そう言った経験も片手の指では効かないほどあるかと思いますが、そんな時はサッサと帰りましょう。
「成果を思う様に上げられない状態」は長期的に見るとモチベーションの低下に繋がります。
ゆっくり寝て調子がいい時に張りつこうね。

-難しい曲をいっぱいやる
根っからのクリアラーなので、簡単な曲でハイスコアを出すよりも難しい曲にアシストイージーをつける方が嬉しい人種です。
難しい曲を押すためには難しい曲やって慣れるしかないよなぁ!?の精神。

⭐︎10以下のスコア・フルコン狙いはアップ以外でほぼやってません。
簡単な曲で指と脳を慣らして調子が出てきたら⭐︎12連打。この手に限る。

◾️皆伝攻略

-絶対癖をつけないようにする
弐寺に復帰してぼんやりと皆伝を目指すにあたって、まず絶対に破らないように誓ったのがこれです。
音ゲーにおける癖は一度つくと逃れるのは困難で、大抵格上の曲に挑戦する上で付くため、皆伝クラスの難曲に癖が付くと上から叩き潰すのにも尋常じゃない地力が必要なのは想像に難くありませんでした。

事実、クリア狙いで特攻したポップンのニエンテにアホほど癖がついており、数年経ちましたが未だに解呪の兆しがありません。

ニエンテの嫌いな地帯発表ドラゴン

なので、「皆伝に合格するために皆伝をやる」ではなく、「弐寺が上手くなったら皆伝に合格できる」のマインドは最後まで意識していました

皆伝"挑戦"の目安は、「卑弥呼をある程度安定して抜けられる」だと思っています。
灼熱や卑弥呼の軸で毎回落ちるようなら、多分地力が足りてませんし躍起になって粘着すると癖が付いてさらに合格が遠のきます。
皆伝を受けて3曲目までに突破率の低い箇所がある事を確認したら、1ヶ月は地力上げをした方がいいでしょう。

そして皆伝"粘着"の目安は、「冥低速に100%近辺で突入出来る」だと思います。
粘着と言っても1日にやる皆伝は正規鏡それぞれ1回まで、調子がいい日のみ受験する、位には慎重になるべきです。
なぜなら、前3曲が安定していても冥の発狂はそれらとは比べ物にならない程長い上に殺傷力が高く、「前3曲が抜けれた≠冥が抜けれる」となるからです。

さらにご存知の通り、冥は曲中のあらゆる箇所に癖がつくため、ゲージ回復に充てたい前半で十分に回復できなくなったら終わりです。
一度でも冥前半で80%を割る様な事があれば癖抜きのために放置した方が身の為かと思います。

-動画購入機能を有効活用する
現代弐寺ではライトニングモデルにプレー録画機能が標準搭載されており、誰でも自分のプレーを後から見返せる環境が整っています。
すごいですね。

勿論渾身のリザルトの録画を買って承認欲求を満たすのもいいですが、皆伝合格のためには「皆伝で落ちた曲・苦手な曲のプレー動画」を買ってみるのもいいかと思います。

格上の譜面に必死に食らいつくので自分のプレーを顧みる余裕はあまり無いかと思いますが、実際に買った動画を見返してみると、「あれ? 自分こんなに変な押し方してるの?」と気付ける事もあるはずです。
自分のプレーの粗に気付ければ、「ここは回しすぎない様に」「ここは気持ち遅めに」と言った意識を持ってプレーして失点を減らせるかと。

現に自分も動画を買ってみて、「灼熱で皿回しすぎでは?」「冥のギアチェンのタイミングおかしくね?」「冥の皿回してなくね?」など有益なフィードバックを得る事ができ、結果として皆伝合格に向けたプレーの改善が出来たと思います。

ちなみに動画購入するかを選ぶ画面に入ると、30〜40秒程動画を買うか検討を重ねる時間が与えられます。
動画を買わないにしろ、段位認定においては曲間のインターバルが長くなるため動画を買う素振りだけ見せてしっかり手を休めましょう。

◾️1曲目:EMERALDAS


正直エメラルダスで落ちた事は無いので特に対策らしい対策はしてません。
しかし地力がつくにつれ、ゲージを徐々に残せる様になっていくので灼熱に向けて余裕を持たせたいのなら地力を上げるのが一番だとは思います。

エメラルダスにヤバい癖が付いても灼熱得意ならリカバリー可能なので正直そんなに問題ないですが、ハード地力S→ハード個人差S+→ハード地力S+→ハード地力S+の一曲目と考えるとそれなりに押せるくらいの地力はあった方がいい気もします。

▶︎やった対策
-低速のやり方と連皿地帯を把握する

地力要素の総合商社ことエメラルダスですが、段位における難所は概ね連皿→HMSS複合→長い終盤発狂に集約されるかと思います。
終盤発狂は長さもさる事ながら直前に難しい皿絡みがあるため崩れやすいのが厄介で、何が降って来るのか知らないと認識を崩されてゲージを必要以上に失いがちです。

また、自分は低速が本当に無理なので低速はギアチェンしました。
捨てノーツを作りながらのギアチェンなので大体50%程失ってる気がしますが、そこからのHCNで回復出来るのであまり問題ないです。

-地力上げる
はい。

◾️2曲目:灼熱Beach Side Bunny


ハッキリ言いますが、皆伝合格における最大の障害が満場一致で冥の発狂であるのは異論はありませんが皆伝合格における最大の癌は灼熱であり、曲間のインターバルが短い中で600枚以上の皿を回させて腕をバラバラに破壊してくる上にbadハマり時のリカバリや補正に迫るゲージを認識した時の精神的苦痛から十分なポテンシャルで卑弥呼に突入出来なくなるため、額面以上にこの曲が段位に及ぼす悪影響は甚大です(皿苦手並感)

紛いなりにも皿曲全部にアシスト以上のランプ付けといて皿苦手ってなんぞやと言う話ですが、灼熱は絶妙な遅さの皿でbadハマり誘発ゾーンが曲中全編を通して続き、トリル+皿地帯が本当に終わり散らかしている上に段位で否応にもやり続ける事になるためヤバい癖が腕に染み込みます。

▶︎やった対策
-皿を一部覚える

皿を全部覚えるのは人間には不可能ですが、「難所の皿枚数を雰囲気で覚える」くらいならば鍵盤を押すチンパンジーと化した自分にもギリギリ可能でした。

例えば難所のトリル+皿のここですが、八分皿になっているため認識出来ずにぶん回すと一瞬でゲージが消えていきます。

実は各小節終わりには皿がないトリル地帯


実際のプレー中に認識出来ない即死ポイントだけ譜面の雰囲気をざっくり抑えて、「回しすぎない」様に意識します。

-badハマりしたら手を止める
「皆伝の灼熱は適当にプレーしても抜けれる」等と言った言説が一部で流布されていますが、それはエリート皿回しプレイヤーの戯言であり適当にプレーする事すら出来ないから我々皿苦手量産型プレイヤーは灼熱の前で地団駄を踏んでいるのです。

…とは言え、段位ゲージが相当堅いのは事実であり、badハマりで大量失点さえしなければ補正の力で低空飛行が可能だったりします。
なので、「badハマりしてんな」と感じたら一瞬だけ皿を回す手を止めて息継ぎしましょう。
見逃しのダメージよりbadハマりし続ける失点の方が痛いです。

-皿の軽い筐体を探す
弘法じゃないから筆選ぶな!!!!!!

-皿曲をやる
皆伝を目指す上で、灼熱とか言うやつがレギュラー面で居座ってるせいで連皿は避けて通れない壁になってしまいました。
そして皿はやらないと上手くならないんだ、残念ながら。
重い鍵盤発狂を捌くのとは別のゲーム性を要求されるので、マジでこまめにやっておかないと全然上手くなりません。

⭐︎10の皿曲からでもいいので、普段のプレーに意識して皿曲を組み込む様にしておきましょう。
物量押せても灼熱回せない自分の様な量産型が生まれます。

自分は皿が本当に苦手で、復帰当初はAA(A)にノマゲがついてもブラック(H)でノマゲ落ちするレベルでしたが、一年半経った今では何とかサムスクダリアにイージー付けれる位にはなりました。
皿が無理でもやってりゃそのうち回せる様になります。

◾️3曲目:卑弥呼


皆伝地力部門最難所…ですが個人差がヤバいです。
譜面が縦に長く癖やbadハマりの掃き溜めでありながら正規も鏡もまぁまぁ終わっており、癖が付くと地獄だと思います。

▶︎やった対策
-ギアチェンを予習する

卑弥呼は全体的に忙しく求められる要素がシームレスに切り替わるため、譜面についていくのに精神力のほとんどを食われます(体験談)

特にラストの低速入りは直前まで高密度皿複合が降り注いできて捨てノーツ無しにギアチェンする余裕がなく、ゲージを捨てつつ皿チョンをする流れを強要されるため、皿チョンがもたつくとサドプラが消えたり上手くギアチェン出来なかったり目線がブレたりで段位落ちしてしまう事でしょう。

なのでギアチェンだけでも自動操縦で何とかなるくらいには予習しておくと卑弥呼のラスト低速の苦手意識が減るかと思います。
特にステップアップでの模擬試験で、「このレベルのギアチェンなら耐えられる」の感覚を持っておくと本番で焦らず済むでしょう。

-地力をつける
色々対策立てても結局軸やら二重階段やら押せないとダメなんだなこれが。

◾️4曲目:冥


みんなご存知冥です。
多分こいつは一生皆伝ボスとして居座り続ける事になるはずなので、いかに物量が押せいかに上手く皿を回せても、冥の正規鏡を段位ゲージで耐える事が出来ないならば一生皆伝は取れないので、皆伝を目指すプレイヤーは冥との向き合い方を真剣に考える必要があります。
冥は人生。

▶︎やった対策
-発狂のやり方を決めておく

皆伝という段位において、冥の加速発狂だけ求められる地力が別格であり、極悪な配置と発狂の長さはいかに段位ゲージと言えども特攻レベルでどうこう出来る領域を越えています。

ここ何?

低速にそのまま突っ込む、白数字を下げる、緑数字を下げる、鍵盤ギアチェン、皿チョン等色々ありますが、曲間のインターバルも短く神経をすり減らしている中でごちゃごちゃと対策を検討する時間は本番には無いため、事前に冥の低速への突っ込み方は決めておくべきだと思います。

-皿チョンでソフランを対策する
冥の発狂対策は色々考えましたが、
・そのまま低速に突っ込む→130地帯くらいで既に瀕死
の時点でギアチェン無しの選択肢が消滅しており、
・鍵盤ギアチェン→操作手数が増え、事故死のリスクが上がる
と判断したため、自分に合った皿チョンを練習して対策しました。

やり方はシンプルで、
①開始前に緑数字を適正値の4/3に(自分は皿チョン後300に合わせたかったため、300×4/3=400)
②上記の調整を行った後に、鍵盤とfhsで前半の白数字を調整する(自分は青鍵盤1回+サドプラ調整で緑数字292に 冥前半は多少適性より早くても押せた)
③100地帯に突入してから一拍置いて皿チョン
(bpm100地帯を適正値の4/3の緑数字でプレイする、遅いのは遅いが半分の速度よりは相当マシ
ギアチェンでゲージは失うが140地帯ら辺でお釣りが来る)
④150地帯の2枚目の皿で皿チョン
(200地帯で適正緑数字になる様な調整
2枚目の皿でギアチェンするのは皿チョンが早すぎて140地帯で皿チョン判定になるのを避けるため)
⑤後は気合い 南無三!!!!!!!

となります。タイミングさえ覚えておけば2回の皿チョンで適正緑数字×4/3までで低速を走れます。

自分は多少遅い程度ならゴリ押せるのでこの方法を選びました。
参考に皆伝合格時の冥皿チョン動画を置いておきます。

-冥乱を回す
立てた対策を段位本番でミスなく実行出来るように、あらかじめ冥乱を回しておきましょう。
ステップアップモードの段位ゲージで遊ぶのも抜けれるかの目安になっていいとは思いますが、自分は途中落ちが勿体無かったのでアシストイージーで回してました。
良配置でbp120切るくらいなら噛み合いで抜けれそうな気がします。

◾️地力上げにオススメの曲(当社比)
ついでに自分が地力上げのためによく遊んでいた曲をいくつか紹介します。
好きな⭐︎12発表ドラゴン
Verflucht(ノマゲ地力A)
ヤバい墓譜面のせいで体験版扱いをされていますが普通に⭐︎12上位です。
正規は二重階段が終わっていますが、乱を掛けると何処かが外れる芸術的な配置になっており、厳しい配置をゴリ押す力が鍛えられます。
さらに終盤に大回復があるため中伝レベルでもアシストイージーは安定させやすく3曲目に選びやすい親切設計となっています。

ちなみに墓の方はブレイクまで空でも回復可能な分際でノマゲ地力S+なのでお察し。

お菓子の王国(ノマゲ地力A)
曲調から想像できる譜面の倍くらいの物量がある筋肉譜面。
ジャリ多めで終盤の皿複合は外れるとかなり悲惨ですが、ラストが緩めなので比較的安定はさせやすいかと。
ちなみに1P鏡が当たっているのでランプ更新にはオススメです。

Ambivalent Vermilia(ノマゲ地力A+)
今作解禁曲で結構解禁が重いですが、コンプラに配慮し有害配置を抜いた卑弥呼ムービーはコンプラに配慮していませんがって感じで軸やら二重階段やら卑弥呼の練習になる譜面をしています。
中盤のガチ押し地帯からほぼ休憩が無く様々な属性が切り替わりながら降ってくるので、息継ぎ無しに高密度を捌く訓練にも。

煉獄のエルフェリア(ノマゲ地力S)
中盤にながーーーい高密度乱打があって皿もバンバン絡んで超難しいですが、終盤が緩くアシストイージーは安定させやすいお得な譜面です。
乱掛けて中盤で空にされない地力ならやり込む価値は高いかと。
ちなみに終盤は緩いですが、ジャリやら縦連やら皿複合やらでノマゲやらイージーやらは地味に事故ります。

Confiserie(ノマゲ地力S)
手首皿以外弐寺やめろゾーンでお馴染み高密度皿複合譜面ですが、小指皿でも出来ないわけでは無いです。
皿複合発狂以外もサビの二重階段はかなりの物量であり、卑弥呼と同じbpm帯というのもあって乱でやり込む価値は十分かと。

Chrono Diver -PENDULUMs-(ノマゲ地力S)
黒ペンイージーが皆伝合格の一つの指標の話も聞きますし、実際黒ペンイージーのCPIは1700近辺なのですが、正直地力Sの中でも最上位格のアホ物量譜面であり、「大当たりを引いてイージーが付く」くらいで全然地力は足りてるかと思います

「イージーで安定して2%にならない」くらいの地力ならこれ回してもいいと思いますが、難しすぎて自分はあんまやってません(ランプ狙いで粘着はした)

Snake Stick(ノマゲ個人差B+)
皿自体はあまり速くないものの、偶数皿や24分混じりで適当に回すと一瞬でbadハマりするテクニック系皿譜面で、灼熱に似た傾向かと思います。
これが綺麗に捌けるなら灼熱も何とかなる気がする。

BLACK.by X-Cross Fade(ノマゲ個人差A)
技巧派蛇棒に対してのフィジカル系皿譜面です。
24分は絡みませんが、速めのBPMからバンバン長い連皿が飛んでくる上に鍵盤も結構な量絡んできます。
地味にラストの鍵盤が難しく、散々皿に振り回された上での難配置で認識が難しいですがそれ含めて皿力アップに貢献する良譜面かと。
蛇棒とブラックの両方難付けば段位の灼熱はどうとでもなるはずです。

◾️おわりに


弐寺に初めて触った時は千里の道かと見紛う程に長く思えた皆伝と言う段位が自分の手の中にあるのは、正直信じ難い所ではあります。
しかし、しっかり熱量を注げば注いだだけ上手くなれたので、皆伝までの道のりが辛く感じた事は無かったです。

そして何より、段位認定モードで冥を最後までプレイすると言うのは人生最高の音ゲー体験であり、これ以上の音ゲーコンテンツは様々な側面から後にも先にも存在しないのではないでしょうか。

駄文ですが、自分の経験が世界のどこかの弐寺プレイヤーの皆伝合格の一助になれますように。

◾️おまけ(エポリス裏皆伝レビュー)


皆伝合格後のボーナストラックとして前作より裏皆伝が設立されています。
レジェンダリア譜面も何でもありで、曲目固定の表皆伝と違い流動性を持たせて現代風皆伝を作ろうのコーナーみたいになっています。
皆伝を抜けないと挑戦出来ないのが歯痒いですが、折角挑戦権を得たので皆伝を抜けた足で遊んできました。
皆伝合格直後なのでフラットな目線で遊べるまたとないチャンスですからね。

◾️1曲目:Phoenix LEGGENDARIA


表皆伝一曲目のエメラルダスが様々な要素を搭載したオールラウンダーだとすれば、こいつはフィジカル一点特化の物量譜面です。
地力Sを難易度順にソートした時100人中100人が上位に配置しそうな譜面してます。

こざかしい連皿やらソフランやらはないですがその分物量全振りであり重いラス殺しもあるため、皆伝の足切りとしてはエメラルダスより強いかと思われ。

◾️2曲目:SAMURAI-Scramble LEGGENDARIA


アッ……


お馴染み皿曲最強格のバケモン譜面であり、皿が一切降って来ない小節が全体の1/5もあるのにも関わらず皿総数が灼熱1を超えて全曲2位の怪物です。

皿トリルや24分絡みで認識力を試される灼熱1を"技"の皿曲、全曲トップの皿枚数を高速で捌かせる灼熱2を"力"の皿曲とするなら、サムスクダリアは""死に覚え""の皿曲であり、ゲージがガリガリ消えていきますがなぜゲージが消えるのか理解出来ないという新時代のプレー体験を強いられます。
ほんまに何?

皿の速度も鍵盤の絡みも皿曲トップクラスの難解さを誇りますが、休憩が長く体力的には灼熱兄弟より優しい点、やり込むことでゲージの残し方を理解していける譜面ということで、個人的には段位においては灼熱と大差ないのでは?と言う感想。
受験2日前にサムスクダリア30分粘着してたからかもしれない。

ちなみに1P鏡が当たってます。

◾️Somnidiscotheque


夢 路 歩

ビヨエボと同期のやべーやつで、ノマゲまでなら全曲トップクラスと言っても過言では無いレベルです。
中盤のCN複合は全曲トップクラスの難解配置ですが段位なら捨てノーツを作りつつ押せるところを押せば死にはしないでしょう。
単発や乱打をしっかり拾えば終盤までにゲージに余裕を持たせる事は難しくないです。

問題はラストに10秒以上に渡って降り注ぐガニメテダリア譜面のレジェンダリアの様なジャリ発狂であり、密度も配置も高い上に非常に長いためここの耐えゲーになります。
発狂は凄まじい難易度ですが、badハマりする様な配置ではないため、兎に角手を動かしてれば耐えれます。

適度に単発やらがあって休憩しやすく、卑弥呼よりは弱い感。

◾️The Limbo LEGGENDARIA


レジデント稼働当初に突如襲来したやべーやつで純正地力譜面としてはマレより強いです(当社比)
ブレイク前にbpm200の32分トリルと言うキモすぎる配置があるものの、前半は比較的8分も多めでゲージを伸ばしやすく、ブレイク後に長ーい単発地帯がありゲージと体力を回復する余裕があります。

しかしそれを踏まえても余りあるのが後半の高密度乱打地帯であり、bpm200の二重・三重乱打が休みなく降ってくる上、アウトロ入りのデニム配置や発狂中にバンバン絡むトリルや二重階段など、密度だけでなく配置も終わり散らかしており非常に癖がつきやすいため、正規鏡は残念ながらハズレです。
しかもなげーんだこれが。

この辺頭おかしなるで
前後にもノーツぎっしり

とは言え、フィジカル特化の頂点のような譜面でありソフランや皿などでちょっかいはかけて来ないために地力があれば何とかなりやすく、訓練されたゴリラ達からの下馬評は概ね表皆伝より簡単らしいです。

しかしこいつを叩くのに必要な地力は並大抵のものではなく、生半可な鍵盤力ではデニムまででゲージを吹っ飛ばされた上にアウトロで死体にサッカーボールキックをかまされる事請け合いであり、仮に表皆伝と裏皆伝が中伝の前に並んでいたら、ザリンボに小細工が通用しない分で表以上の絶望感があると思います。

次回裏皆伝は雪妖精ダリア→サムスクダリア→イリーガルダリア→ファーダリとかどうですか。

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