『「B’z 新曲 Music Video 撮影現場見学&参加に当選し行ってきた話」を思うがままに書いていったら1万字を超えてしまったので伝えたいことだけ抜粋した話』
ラノベのタイトルみたいになっちゃいました。
皆さんどうも初めまして。
B'zファン歴は18年になる道産子関東在住のきゆです。
では早速
3点に抜粋してお話しします。
自分の備忘録として長々書いたものの中から、これはぜひいろんな人に知ってもらいたいな、という出来事をまとめました。
ちなみに現場の詳細はほぼ書いていません、あくまでも参加した人の思い出を書いてます。
少しでも行った時の雰囲気が伝われば幸いです。
①抗原検査中に起きた事件
新型コロナウイルスが5類になる前の2023年3月24日に撮影会は開催されたため、マスクを外して参加するため抗原検査をパスすることが参加必須条件となっていました。
検査は会場の出入口の扉が目の前にある待機スペースで行われました。
扉一枚の向こうから楽器の音出し、さらにはうっすら稲葉さんや松本さんの話し声が聞こえてるくらいの場所です。内容までは聞こえませんでしたが、二人の語尾だけわかりました。
稲葉さんは「〜でしょ」
松本さんは「〜だろ」
でした。
語尾だけでもなんかB'zっぽい声する!(?)とわくわくしました。
そんな中、私は抗原検査を受けるのが初めてだったのでセルフの検査キットにかなり手間取ってしまっていました。
検査キットは長めの細い綿棒で鼻水を取って液に浸し、テストプレートにそれを垂らす、というものです。
意を決して鼻に綿棒を突っ込んだタイミングで
「よろしくお願いしまーす」
という稲葉さんのマイク越しの声がはっきりと聞こえてきました。
(あれ?もうリハで新曲聴けちゃうの???)
すると知ってるけど知らないアレンジの曲がサビからいきなり始まりました。
(えっ!!!!!いや、なんで?????)
絶対知ってるサビです、タイトル大体言っている。稲葉さんサビでタイトル言ってくれる率高いですよね。
でも衝撃がデカ過ぎて訳がわかりませんでした。
かつて前奏だったところの間奏、oh,yeah〜そしてCrush,crush!タクシーまで聴いてようやく事実を受け止めました。
「君の中で踊りたい」が生で演奏されている、と。
気が動転しつつもようやく鼻に差したままにしていた綿棒を引っこ抜きました。
鼻に差したままだったんですよね綿棒!
こんな状態で聴いたら危ないじゃないですか。
衝撃で動きが止まるタイプで命拾いしました。
必死に平常心を装って説明書通り液剤に浸してテストプレートに垂らします。
5分経過しないと結果が出ないので、フルで聴くことに。
扉一枚しか挟んでない音漏れなので生演奏聞いているようなものでした。
Blu-rayのやつめちゃくちゃかっこよかったですよね。あのまんまです。
聴いてるとき、心臓はバクバクで手も震えていました。なにしろ生で初めて聴いたので……。
ACTIONのホールでやったことがあったそうなのですが、私は1989年の音しか知らなかったんです。
ちなみに1989年は私の生まれた年でもあるのですが「これいつか聴けるかなぁ?」と思ってたんです。
とはいえです。
「こんな状態で聴くことある???」
とは思いました。
撮影会で参加できたのはSTARSのみでしたので、この曲には一切触れられずに終わりました。
なのでこれは一体なんだったのか、夢だったのかとしばらくの間ずっと気になっていました。
お口チャック期間中、シアン展で歌詞展示コーナーの一番最初にいたのが「君の中で踊りたい」でした。
見たときは
「あのときのやっぱり夢じゃないかも……」
となりました。
稲葉さん的には何の意図もないかもしれないのですが、これはツアーが始まったら分かるかな?と思っていました。
およそ2ヶ月半後の新曲情報解禁時、君の中で踊りたい2023として再録が収録されていたこと、スタジオライブをしてたことが分かり、謎が解けたことにホッとしたのをよく覚えています。
MV参加した新曲と生まれた年の曲が同じCDに入ってるのが、すごく嬉しかったです。
今思えば、世界一贅沢な抗原検査の時間でした。
何テイク撮ったのかは不明ですが、私と同じ検査時間で聴けた人はおそらく10人程度だったのではと思います。
その場の私達には向けられていなかったけれど「めったにないねラッキー」ってこういう事なんだろうなって思いました。
新曲じゃないのにお口チャックしてるの本当に大変でした、だってあまりにかっこよかったから……!
②2回目撮影時の出来事
撮影会は3回の演奏を収録、撮影の度にカメラセッティングのため入退場を繰り返しました。
1回目の撮影(B'zが入ってくる前に注意事項、観客の撮影、歓声、拍手の収録が行われた後に演奏の撮影)
2回目の撮影
3回目の撮影(観客後方や後方上からの撮影)
MVを見た限りでは、B'zの演奏と観客が一緒に映ってる部分は3回目、観客オンリーは1回目の映像で、おそらく2回目はなかったです。
何でわかるかというと、全ての回で立ち位置が変わってしまったため、印象的な場面が入ってなかったため、です。
入退場を繰り返すため、スタッフさんからは1回目にいた場所にいてくださいという指示がありました。
しかし2回目にその場所を目指そうとしたらスタッフさんに「お姉さんはこちらへ来てください」と反対側へ誘導されてしまいました。
前から2列目の左端で、1回目の3列目右端のときよりもB'zがはっきり見える位置でした。
B'zのお二人、小柄というか細いというか。ステージを見上げないで見る事などないので
「すごい!おんなじ地面歩いてる!」
という感動を噛み締め、拍手で迎えます。
2回目の演奏が始まります。
カッコ良くギターを弾く松本さんが、中央の方へ出てきてくれました。
MVだと松本さんほぼ定位置にいましたので、これが2回目がMVに入ってないと確信できるひとつになっています。
このとき人の波がちょうど割れて、クリアな視界ではっきりと松本さんが見えました。
松本さんの身体も完全にこっち向いてるように見えましたし、口元はすごくニコニコで、サングラスしてたけど絶対私と目が合っていたに違いないです。
「サングラスなのに目が合うって?」
って思うかもしれませんが、目が合ったんです。
あまりにも至近距離過ぎて、ニコニコな表情が見えるのが影響したのかよく分からないんですけど
「松本さんなんかものすごく可愛い!えっ!?あれっ!?めっちゃ可愛い!」
という感情が突然芽生えました。
それに加えてギターの音がもう大変、大変良すぎて。ギターめっちゃ素敵でした。ギターってあんな綺麗に正確に音鳴るんだなぁ。「松本さんってギターがお上手だよね!」と100人に聞いたら100人みんな「知ってるよ!」って言うくらい当たり前のこと言ってるんですけど、本当にかっこよかったです。
最終的には突然やってきた可愛いと「わぁ〜ギター上手〜」の気持ちが混ざり合ってしまい、イルカのショーを見るような気持ちでわ〜〜〜ってなりながら見ていました。
あんなにかっこいいのに可愛いが来るの不思議でした。
松本さんが中央から定位置へ行ったので今度は稲葉さんの方を見ます。
稲葉さんは松本さんに向かって歌ってる場面が多かったので、ザファーストテイクの横顔のカットみたいな感じで見えました。
顔小さくて横顔のラインが綺麗で、本当にこの世にいるんだなぁってなりました。
すると鋭い眼光で歌う稲葉さんと目が合います。
この顔Blu-rayで見たことあるぞ……!
松本さんのときとテンションと全然違うのなんなんでしょうね?
美術館で知ってる彫刻の実物見たときに近い感情でした。
可愛いとかかっこいいみたいなものはなくて、そこに本物がいるぞって感じです。存在があるって感じです。
すると前の人の頭で稲葉さんの顔が見えなくなりました。
「わずかでも目が合って良かった!」
と思ったはずなのですが、ここからやらかしてしまいます。
反射的に体が動いて、フィットボクシングで鍛えていた、右ウィービングが炸裂したのです。
フィットボクシング知らない人に説明すると、パンチを避ける動作で、左からスクワットのように膝からしずんでしゃがみ込みしつつ右へ上がる、上体をU字のように動かすことを指します。
いつもこれで運動してるのですが、人間、咄嗟の時は常日頃やってる動作が出るんですね。
これですぐにまた稲葉さんと目が合いました。
瞬時だったので1秒以下の出来事です。
ものすごい早さでまた目が合った事に、私の方がびっくりした顔になっていたと思います。
すると稲葉さんもびっくりした顔になり、破顔一笑しました。
あの眼光鋭いモードの稲葉さんがふにゃっと笑顔になったとき、その表情の変化に思わずドキドキしてしまいました。
まるで心臓一直線に矢がドスッと突き刺さったみたいに、思わず「えっ?」と赤面してしまうようなときめきです。
あまりにもドキドキしてしまって、ひとしきり笑い終えた後は稲葉さんを見るのが恥ずかしくなってしまいました。
よくよく考えると私、あの稲葉さんに向かって高速いないいないばあをかましてしまったんですけど、こんな事起こるなんて思いもしなかったので自分の中では大事件でした。
この笑顔もMVでは確認できなかったため、2回目は入っていないだろうという確信のもう一つになります。
以上が、私の記憶の中にしかない、残しておこうと思った出来事でした。
いつかメイキングなどが万が一出たら、あのときの2人の笑顔がまた見れたら良いなーって思っています。
……うっかり変なところで笑わせてビデオを没にしてたら目も当てられないのですが、どうだったんでしょうね。
③完成したMV まとめと感謝
1回目の右端にいたときのがMVに収録されており、ダイジェストでも自分の顔が確認出来ました。
正面顔が見えるのが3カット、後頭部が見えるのが2カット確認できて、最前にいなかったにも関わらずたくさん映ってて本当に嬉しかったです。
1つすごい良い笑顔で映ってるのがあったのですが、我ながら表情完璧だったな、と自画自賛しています。
近年のPleasure表題曲はその年限りの曲になってしまう傾向にありますが、撮影会の参加者にとっては一生モノの特別な一曲になりました。
今回参加された皆さんは本当にお口チャックが完璧だったと思います。
情報解禁前なので他言無用で、というのはスタッフさんからしかさらっとしか言われていないんです。
B'zと直接約束したわけではなかったのにみんなしっかり守っていたんですよ。
これも一つの信頼関係なのでしょう。
お互いを思い合わないと出来ないことだと思いました。
B'zってやっぱりすごいし、ファンもすごい!って改めて思います。
この企画を作ってくださった全ての皆様、B'zとバンドの皆様、招待された皆様、最高に楽しい時間を本当にありがとうございました。
至近距離で演奏しているB'zを見ることは、もう人生で2度とないと思います。
私にB'zへ直接感謝を伝える機会はきっと一生ありませんが、この夢のような最高で素敵な出来事に心から感謝しています。
本当にすごく楽しかったので、今回参加できなかった方へ、また機会を作っていただけたら幸いです。
以上が
『「B’z 新曲 Music Video 撮影現場見学&参加に当選し行ってきた話」を思うがままに書いていったら1万字を超えてしまったので伝えたいことだけ抜粋した話』
でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。