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【PLAYLIST】 2022/03/24 - 私立恵比寿中学7thアルバムオンリー

徒然に毎日聴いている音楽について書いていきたいのですが、今回は私がずっとファンを続けているアイドルグループ『私立恵比寿中学』のセルフタイトルの7thアルバム『私立恵比寿中学』についてだけ書いていきます。

「私立恵比寿中学」のジャケット

とりあえず、まずはジャケットですよね。
セルフタイトルでどういうジャケットにするのかと思ったら、恐らく世界一有名なセルフタイトルのアルバムであるThe BEATLES「The Beatles」(通称ホワイト・アルバム)をここまでパクるとは制作陣も肝据わってるなと思いました。(個人的にはパロディジャケって二番煎じ感出てしまって好きじゃありませんけれども)

次からは曲順に感想を書いていきます。
私の音楽の感想書くポイントとしては、昔DJやってたので曲の繋がりとかを考える特性上「他のアーティストのこの曲のテイストみたい」だよねという形が多いです。

1.Anytime, Anywhere 

若手シンガーソングライター大橋ちっぽけ氏作詞・作曲による1曲。
エビ中お得意のまだアイドルに曲を提供したことのない若手注目アーティストに曲を提供してもらうパターンですね。

まず「Anytime, Anywhere」の前に大橋ちっぽけ氏の現時点での代表曲「常緑」をご紹介。この軽やかなポップさ、天才でしょ。歌詞の随所に溢れる言葉のチョイスも面白い。こんな人が曲を提供してくれるんだからハズレる訳がないんですよね。

というわけで「Anytime, Anywhere」は10000%完璧なポップソングでした。
これ以上、望むところがないくらいの曲ですね。

2.イエローライト

エビ中の代表曲とも言っていい「感情電車」「ポップコーントーン」等の作者であるたむらぱんこと田村歩美氏による一曲。

アルバム音源のスネアの位置と音がすごいことなってて面白いですね。
あと、曲の始まりですよね。ジャケットは「ホワイト・アルバム」ですけど、この曲の始まりは「Strawberry Fields Forever」してますよね。そこから一気に展開変わりますけども。曲のクオリティは相変わらず素晴らしいですね。
ただ病気療養中だったメンバーの安本彩花さんのことを意識して書かれたところもあったのか、なんか曲が重苦しいなという気がします。
すでに2020年の段階で披露されていた曲であり、このアルバムの全体のカラーと違うカラーですよね。「JUMP」等が収録されていた前作「Playlist」に入っていた方が違和感のない曲だなという印象です。

3.きゅるん

もう曲名の時点で大勝利ですよね。
前回のアルバムにはなんとiri氏のペンによる「I'll be here」がありましたが、今回のそのポジションに当たるのがこの「きゅるん」ですね。
R&BモードはR&Bモードでも「I'll be here」から一転してBPMの早いポップソングですね。「I'll be here」がアイドルに提供する曲なのにこんな硬質なテイストなんだと驚いたものでしたが、「きゅるん」はアイドルだからこそのポップなテイストのR&Bって感じがします。若いメンバーが3人入った影響もあるのか前作「Playlist」より全体的にポップな作風に振っている感じはしますよね。

4.ハッピーエンドとそれから

こちらは人気ロックバンドSaucy Dogの石原慎也氏による楽曲。
歌詞もメロディもオレを泣かせようとしてるのかってくらい心がずっとキュッと締め付けられます。こんな楽曲ずるい。それだけ。
僕は季節に取り残されて大人になってしまったんだなとなります。
「Anytime, Anywhere」といい、この「ハッピーエンドとそれから」もアルバムのリード曲に使うよねと納得してしまいます。
いやぁ、こんな曲ずるいよ、本当に。

5.トキメキ的終末論

ハロプロ感!!そして昭和のダンス歌謡感!!
中盤のスラップベースからのギターソロ!!ギターソロはなぜかCarlos Santanaが脳内に浮かんできました。
これも前作「Playlist」の「オメカシ・フィーバー」の対となる作品なんでしょうが、この曲も相当いいですけど「オメカシ・フィーバー」が強すぎますね。
と書きつつも脳内には強く印象に残っているらしく最近ついつい口ずさむメロディがいつもこの曲だったりします。

6.シュガーグレーズ

ビートが入るまでは割と最近の欧米のローファイな感覚の曲で時代掴んでるなと思ったんですよ。。。
ビートが入った瞬間にこれアルファじゃんとなりましたね。
アルファって20年〜15年前にそういうヒップホップのグループがいたんですよ。ヒップホップといいつつトラックはハウスとかテクノよりの。
アルファの「エイリアン」とか私の人生の中でもベストアルバムの1枚に入るくらい好きなレベルなんですけど、配信とかの時代が来る前に消えてしまったので簡単に音源とかビデオが落ちてないんですよね。
この曲好きな人は上記の「エイリアン」とかアルファ & DJ TASAKA名義の「ホット・カプセル」辺りの作品オススメです。
まぁ、アルファの話ばかりになりましたがこの曲ざっくり言えば最高です。

7.さよなら秘密基地

知人とtwitter上で意見がまったく一致して笑ったんですけど、これRADWIMPSですよねRADWIMPSが世に出てきた時のなんだこの新しい人種って思わせてくれた時の楽曲を思い出しますね。
あとは歌い出しの安本さんと締めの小林さんの歌声が素晴らしすぎますよね。私がエビ中で歌声が好きなトップ2かつ推しです。

8.ナガレボシ

私の好みの曲ではないです。
でも、エビ中のアルバムって必ずこういうテイストの曲が1曲は入りますよね。
校長辺りにはハマるラインの曲なのかな?

9.宇宙は砂時計

twitterでも何度も同じツイートしてますけど、私が好きだった頃のくるりの楽曲を思い出します。「ばらの花」とか「ワールズエンド・スーパーノヴァ」とかあの辺の頃のくるりですね。
2番になってから入ってくるウワモノの音の使い方も好きです。
あとはこの曲のポイントはモタってる感覚のドラムでしょうね。ドラムの音の質感も含めこのおとなしめな曲をとてもグルーヴ感溢れる楽曲に変えてくれていますよね。
素晴らしい楽曲ですね。

10.イヤフォン・ライオット

9人体制での初めての楽曲がアルバムのラストですね。
制作陣からして作詞:児玉雨子、作曲:杉山勝彦、編曲:野村陽一郎とかいうガチガチの鉄板の面子でまぁ間違いない曲ですね。
ポップな曲風で騙されてますけど、歌詞が全体的に攻撃的なワードの連発で歌詞改めて読むと物騒な歌詞だよなと思ってしまいます。

まとめと個人的ベストトラック

前作「Playlist」に続いて隙のないアルバムになった感じがしますね。
ただ、若い新メンバーが3人入ったこともあり「Playlist」よりもポップさは増したと思います。
どちらの方が好きなアルバムかは完全に個人の趣味だと思います。
個人的なベストトラックは…と言っても4曲ありますが、リード曲だった「Anytime, Anywhere」と「ハッピーエンドとそれから」、あとは「きゅるん」と「宇宙は砂時計」ですかね。
ということで、内容薄くなりましたが私立恵比寿中学7thアルバム「私立恵比寿中学」の個人的な感想でした。

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