アーケインシーズン2を観たあとの考察ではなく妄想


アーケインシーズン2を観た。おもしろかったなぁ
そりゃ見りゃ分かる。そんな感想を書きたかったわけじゃないんだ。
アーケインは群像劇だ。刻々と変化していく世界と人々の中でキャラクター達は悩み、もがき、各々の選択を信じて、あるいは疑いながら走り抜けていく。
いろんな愛がテーマなのかな~と思いつつ。

さっさと書きたいことを書く。俺は文が上手くないのでそこは我慢しちょくれ。ちなみに考察ではなく妄想

みんな口をそろえて「ケイトリンが嫌い」と言う。
確かにbotレーンで出くわすとレンジ差があるから当然みたいな顔してペシペシ殴ってくるから僕も嫌いである。しかも上手くやってるみたいな顔するのである。

そんなケイトリンはアーケインでも、ゾウンにブチ切れて毒ガスを撒いたり、無神経にもほどがあるヴァイへの態度。へこんだら顔の良い部下とセックスをする。ツイッターではケイトリンへの非難がチラホラ。


そんな状態のケイトリンがめちゃくちゃ良く見えてしまうという話をする。


ケイトリンは良いとこの娘さんで学も才能もある。親御さんは踊る大捜査線でいうところの室井さんである。ていうかもっと偉い。

そんなケイトがシーズン1では最初は「対ゾウン」の考えで動く。
でもなんやかんやあってヴァイも可愛いし、いろいろ事情あって可哀そうだから「対ジンクス」で動く。

何もかもうまくいきそうなところで全てをジンクスがぶち壊してしまう。
そのキッカケを作ったのはケイトリン。ヴァイを守る為に必死になっちゃった。

シーズン2でカーチャンが死ぬ。ケイトリンは強い憎しみをあらわにする。
しかもなんか式典滅茶苦茶にされたので一層「ゾウンってカスや」と思い始める。その結果毒ガスを撒くとかいう、え、そんなキャラだっけ!?みたいな強硬手段に出始める。観てる人の9割は「これはいくらなんでも正義とは言えないだろ…」と思ったんじゃなかろうか。

毒ガス戦法でジンクスを追い詰め(ジンクスはわざと追い詰められ)なんやかーんやあるけど気づいたらピルトーヴァーが爆発した。うまく行かないのでヴァイにキレる。めちゃくちゃキレる。

ここらでひとまず女と寝る。ソバカスがチャーミングだね。

他人の金玉を枕にするノクサスの強いババアの口車に乗せられるわ、はたまたそれを突っ込まれたら「わかっとるわい!!」とキレるわ。最終戦ではケイニック・ルーケルンを積んでるアンベッサにファーストストライクをぶち込んだらアダプティプダメージが吸収されてるのでAPビルドを選択している始末。

なんか気づいたらピルトーヴァーは救われたのでヴァイとイチャイチャして終

これだけ見たらなんやコイツ!!となると思う


ここからが話したいこと。

ケイトリンは多くの責任や重圧がのしかかっているいることは想像に難くない。親があわよくばセックスしたい親友の妹に殺されてしまう。しかも自分の咄嗟の行動が原因で。

でも親友を守る為だったし…せめて親友だけは仲間に…
ヴァイ「こっちは警察に親殺されてるんじゃバカかテメーは」
俺だったら顔真っ赤にして泣いちゃう。ノクサスとかいうクソむかつく侵略国家嫌いだけど、な~んかいいようにやられてるしゾウンも調子乗ってるわホンマ。でもノクサスに従うしかねーしなクソ、でも適当なことできねーよ一番上私だしよォ~そんな急に言われてもよォ~…セックスしかストレス解消方法ねーよ

こんな状態のケイトリンが悩まないはずないと思う。しかもやることなすことあと一歩で失敗していく。

この状態ってジンクスと同じだと思うんだよね。ジンクスは頭の中の声が描写されるし、明らかに悪役な見た目の人たちも実はいい奴だったんだよね~と説明される。
だからジンクスは何やっても「しょうがないよね…つらいね…」となるピルトーヴァー市民はそんなジンクスを一方的に悪だと決めつけるわけだ。


ケイトリンは内面の描写そんな無い気がするなーと思う。どちらかというと過激な手段や過ちばかり描写される。でもあれって全部結果的に起きてしまったことだったり、誰かに仕組まれていたりすることなんだよね。そんなケイトリンをその場で立場や境遇を真に受け止めてくれる味方いたかなぁ。

ジンクスと同じじゃね…?って

ケイトがしっかりしてたら少しは違うかも…と思うが、であるならヒステリで全てぶち壊したジンクスのほうがよっぽどヤバい。技術も頭も回るならもっとなんとかできたんじゃねーの。

でもなんとかできちゃったらすぐ仲直りして平凡な?ゾウンの一家族に戻って終わりなんだよね。この話。

それをできたのが最後のケイトリンだと思うんだよな。一旦終わったし、細かい事は後で。とりあえずヴァイとちゅっちゅ。それでええんや人生はと。ジンクスのことも追うのをやめてるしね。

たぶんジンクス並に頭を抱えて悩み狂ってもおかしくないと思うんだよねケイトリン。そんなケイトリンを画面の外側から批判するあなたたち!!あなたたちはねぇ、ゾウンを敵視しているピルトーヴァー人と同じなんですよ!!

第二のジンクスを生もうとしているんですよあなたたちは!!
君らみたいなのがいたからねぇ!!ゾウンもピルトーヴァーも協力できなかったんですよ!!!

そんなケイトリンが愛されず、ジンクスが愛されるこの評判!!めちゃくちゃ良いな…と思いました。もっとケイトリンが酷評されてほしい。

そうなればなるほど、アーケインがひとまずの終わりでキャラクターが各々の愛を手に入れたり手に入れなかったりする中で、世界は残酷にも変わらないままであることが際立つような気がして。


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