英語嫌いになる中2の壁を突破する方法
(ベネッセ参照)
こんにちは、英語専門塾30年のキャリアILE池田塾の池田徳幸(いけたん)です。中高生の皆さんは、今頃期末テストの真っ最中で忙しいことでしょう。
簡単に自己紹介しますと私池田徳幸は、英語専門塾ILE池田塾を経営して30年になります。英語教育の基本は読み・書き・聞く・話すの4技能と言われますが、当塾では30数年前に始めたときから音声指導を導入してきた実績があります。当時よく普及していたLL装置を導入しLLスクール―として運営してきました。LLを使い英語の読み書きを徹底してきたこともあり、当塾の生徒さんの成績は優秀でした。
特に優秀な生徒さんばかりを集めたわけではなくごく普通の生徒さんばかりです。過去の実績で言うと。定期テストの3学年の平均は常に80点越えでしたし、今も継続中です。当塾に中1から在籍している生徒さんの中にはいませんが、中2から、中途入塾してくる生徒さんが毎年数名いますが、彼らの共通点は30点以上定期テストで取れない。だから、当然英語が嫌い。そういう生徒が多すぎるのです。
そんな生徒が当塾に入ると決まって嘘みたいに英語ができるようになり。成績が爆上がりしクラスでもトップクラスの仲間入りするのです。毎年そのような現象が起こるので、なぜかと分析したことがありますが、そんな生徒さんの特長は、英語が読めない。読めないから当然書けない。だから英語が嫌いになる。私は30年間この現象を見てきてそんな生徒さんを救うには最初の段階でフォニックスを指導することだと確信しています。最近では、小学校で英語を学んでいるので、中学に上がった時点で嫌いになる生徒が多いのです。グラフでもわかるように中1の夏休みまでに嫌いになる生徒が多いのです。このデータは英語嫌いの高校生の結果なので。小学生英語が本格化した今となってはこれからもっと増えると予想されます。指導要綱の改訂に伴って英語改革が進められ、英語教育の若年化、教科化が進み、私見ですが、これから日本の英語教育は取り返しのつかないレベルまで落ちていくと思います。そもそも、英語4技能(読み・書き・聞く・話す)のうち小学校では、テキストがあるにもかかわらず。聞く・話すだけしか指導しません。英語嫌いにならないようにゲームを取り入れ、ほぼ、遊び状態です。池田塾でも小学生の指導をするときには体を動かしたり・カルタゲームをしたりしますが、当塾では最初からフォニックスを指導しますので、聞かない・書けないから嫌いになる生徒は全くいません。中学で英語が嫌いになる生徒は、小学生の音声中心授業から、文字指導の入る中学英語でいきなり文字の壁にぶち当たって、一気に嫌いになるのです。しかも、、カリキュラムのせいなのか文字指導にかける時間が短すぎます。だからフォニックス以前にアルファベットの名前読みすらできないまま、
いきなり文字中心・文法中心の中学英語の中に放り出されるものだから、おぼれるのはあたりまえです。私は、これまで、30数年間の間に、そんな、かわいそうな、生徒さんをたくさん見てきたし救ってきました、
今でも忘れませんが、K君とその友達がわざわざ、車で30分かけて隣町から車で通ってくれました。池田塾が東進の失敗で、浜田市の撤退を余儀なくされたとき、うちの塾を頼って遠くから通ってくれました、彼は英語だけ30点以下という成績で中学校に上がってすぐ英語が苦手になったそうです。3か月後には80から90点取れるようになり、高校でも通い続けてくれて、有名国立大学に進学しました。私のこれまでの経験から、
英語ができなくなる生徒の特徴は文字指導の失敗です。言葉の教育は文字がなければ定着しません。その逆に、英語につまずかずに、その壁を超えることのできる生徒は、ローマ字読みができることにつきます。私を含め英語が好きだという生徒さんの英単語攻略法は、ローマ字読み暗記法です。例えば、interestingという語の覚え方は、インテレスティングという読み方ではないでしょうか、difficultはどうでしょうか、ディフィカルトと英語読みしても、cu=カなの?と。疑問に思うかもし得ません。自分なりにアレンジしてディフィクルトみたいに、おぼりゃすい読み方を当て、覚えているのではないでしょうかローマ字の力を借りて無理やり頑張れる生徒は、自己流ではあっても、文字の壁は、通過できるのです。むしろ、ローマ字とのギャップに苦しんだ生徒ほど、落ちこぼれる可能性が高いのです。日本の英語教育は、この文字指導の導入における無策のために、英語教育をめちゃくちゃにしているのです。文字教育の壁をとってくれるのがフォニックスです。
英語嫌いをなくす最終兵器:フォニックス
グーグルで「英語嫌い・原因・克服法」で検索すると実にたくさん記事が出てくるが本質的なものが全くないし、フォニックスを指摘する人が全くいない。これは文字の壁を意識している人が少ないことを示しています。自分の体験から、無意識にローマ字読み法でカバーしてきた人ばかりだから
このことに気づかないのは非常に危険な状態であると言わざるを得ない。
私は学習塾の立場で、ほかの塾をみると、小学校英語で成功しているのは公文くらいしかないと思います。公文はイーペンができる前は、よそと同じように、CDプレーヤーをつかっていました。そのころの公文英語は、いきなり文字教育から始めるという無謀とも思える方法でしたが今は、イーペンの発明で、劇的に英語がうまくいくようになりました。CDを使っているほかの塾は全く以前の公文と同じで効果は限定的だと思います。
今小学校英語で人気があるのは、外国人が講師を務める塾でしょう。外人講師の塾は、英会話恐怖症の親御さんには絶大な人気がある反面。文字の壁は中学校と同じです。楽しく遊びながらの英会話の授業は、文字がない限り定着しないので、長くやればやるほど不毛です。親のエゴだけのために通わされる生徒は犠牲者です。そんなに早く習わせるなら公文に行くべきです。やり方次第ではものすごい力がつくでしょう。
まとめると、文字の壁を超えるための方法論を早い段階で導入しなければ
これから日本は英語嫌いでいっぱいになるでしょう。とはいえ、英語指導の先生方にとってフォニックスの指導は、ハードルが高いと思います。私は若いころLLを導入した時点でフォニックスの勉強を始めたし、これまで30年間ずっと実践してきました。フォニクスは知ってるだけでは指導できません指導マニュアルがどうしても必要です。私は、2社のフォニックス指導法を勉強し、いいとこどりで実践してきたので無理なく確実に生徒に指導していくことができます。私は今年の夏必要に迫られて中1と中2の生徒を同時に指導する必要性に迫られ、クイズレットを使って簡単に短時間で指導する
「なんちゃってフォニックス」という指導法を完成しました。同時に3人に指導したところ、1日で3人とも終了しました。
フォニックス指導で大切なのは、1,ゴールをどこに置くか。2,指導法は、3.道具は. ここで大切なのは、1のゴールをどこに置くか、です。英語専門の先生でも、ちゃんとフォニックスを学んだ先生は少ないと思うし、よくご存じな先生はいるけど、どこまで教えるべきかわからないと思う。2と3に関しては、松香フォニックスが提供してくれるので、まずは研修会に参加すべきでしょう。あるいは、現在私が執筆中の、「フォニックス完全マニュアル」(仮)でよろしかったら参考にしてください。完成までもうすこしじかんがかかります。断言します。フォニックスは、教えすぎたら逆効果です。基礎ができれば十分です。