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武蔵村山街バル「むらり〜」3年ぶりにリアル開催

昨夜は武蔵村山街バル「むらり〜」、
コロナ禍前夜の2020年2月以来、3年ぶりにリアル開催ができました!
駅のない武蔵村山の街バルは、市内に点在する飲食店をマイクロバスで繋ぐスタイルです

個店は入りにくい、駅前のにぎわいがない、交通手段がない、
飲食店が市内に点在、というマイナスを、逆転の発想でプラスに転換した街バル。
昨夜はスタッフとしてバスに乗車しましたが、楽しそうなお客さまの笑顔を見て、
この3年間あたためたイベントの成功の手応え、
そしてコロナ禍を乗り越えたみんなの喜びが感じられました。
バス車中や店内で、知らない人同士や、久しぶりに会う人など、
「むらり〜」という共通体験による市民の一体感も感じました。
私も乗務を終えた後に、参加者として1軒だけお邪魔し、
1区間バスに乗っただけでもワクワクでした

7年前、7万円の予算で5人の実行委員がアイデアを出し合いながら
手作りでスタートした「むらり〜」。
今では武蔵村山市商工会青年部・商業部会の事業となり、
西武信金さんの助成金もいただいて予算も100万円に。
私は立ち上げメンバーで、悪ノリで「むらり〜」と名付けたので、
このイベントの成長は我が子のように嬉しいです。
(ちなみに皆さんがフツーに「むらり〜」と言ってくださるのを聞くと、
 最初は可笑しくて笑いが止まらなかった)
当初は認知度も低く、あちこちから叱咤激励され、試行錯誤しながら企画・運営。
コロナ禍でのイベント中止、ハンドブックの発行へのシフトなど、
さまざまな困難を乗り越え実行委員みんなで工夫しながら継続させてきました。
そして今年は紙のチケットを廃止し、リユースできる「缶バッジ」をチケット替わりに。
何年も使えるように「のぼり」もしっかりしたものに。
そしてそんなグッズやパンフレットからHPまで、
デザイン周りは全て我がCsのクリエイティブが担当という、
ここも超イノベーションエコシステムです

そろそろ私も実行委員から引退して、お客さんとして参加したい!と言う気持ちと、
まだまだ成長するこの子に関わっていたいという親心とのせめぎ合いですが、
いずれにせよ、まさしく地域振興イノベーション「いなかの街バル」イベントの最先端、
成功事例なのではないだろうか、と自画自賛している私
参加してくださったみなさま、ありがとうございました

ハンドブックの画像から、iPhoneカメラでテキストを抜粋したものです。(この機能すごーい)
イノベーティブな街バルイベント、地域振興にご興味ある方はどうぞご覧ください!
取材も歓迎でーす!

【むらり〜って?】
都内市部で唯一鉄道の駅がなく、駅前中心のにぎわいがない武蔵村山で、
地域振興のために生まれた街バルイベント「むらり~」。
武蔵村山には居酒屋チェーン店がない代わりに、魅力ある個店がたくさんあります。
これらのお店を市民のみなさまに知って、楽しんでいただき、
地元の魅力を再発見し「地元愛」につなげてもらいたい。
またお店にとってはPRや新たなお客さま来店のきっかけとして、
地域経済活性化の一助になれば。
そんな思いがこもっています。
街バルといっても飲み「歩き」ではなく、広域にまたがる市内の店舗間を
無料のチャーターバスが巡回し、交通手段を心配することなく楽しめる武蔵村山ならではの街バル。
バスの中では、ほろ酔いの参加者同士の出会いや、小旅行や遠足気分で街バルを楽しみます。

【むらり〜の歩み】
時は、初めて「むらり〜」が開催される2年前の2014年。
「武蔵村山市活性化のために何ができるか」をテーマに、
新規事業「地域活性化プロジェクト」が商工会青年部で立ち上がりました。
その一つ「街バル」の実現に向け、翌年10月、
当時の商工会青年部部長の峰岸、副部長の乙幡、杉本、遠田、
同じく商工会商業部会のNPO法人ダイパーシティコミュ理事長の森林が
地域団体として参加、有志5名による実行委員会が結成されました。
初年度の2016年は予算が7万円。
予算内でできる方法、アイテアを出し合い
「スタンプラリーでお店を回遊し、スタンプ数に応じて金券を選す」ことに。
イベント名は「武蔵村山+街バル+ぶらり街の再発見、そしてスタンプラリー」で「むらり~」!

さて、実現にあたり一番の課題は距離。
店舗間が離れているので歩いては回れません。
これは店舗間を実行委員の自家用車で送迎することで解決しました。
市役所に集合&解散、コースはミステリーツアー形式で、
参加者のみなさまにも楽しんでいただけました。
まずは中心街のない武蔵村山ならではの「街バル」が開催できた意義はとても大きく、
この実績をもとに翌年度から真如苑さまの地域活動助成金を活用し、予算もアップ。
市内事業者の村山運送さまにご協賛いただき、マイクロバスをチャーターし、
参加店をつなぐバスによる街バルに進化。実行委員会の人数も増加。
このバスツアーは「大人の遠足」と好評で、参加者も年々増えていきました。
こうして毎年、参加者や参加店の声を反映しマイナーチェンジを繰り返しながら
2016年、17年、18年、20年と4回にわたり開催した「むらり〜」。
残念ながら21年はコロナ禍の影響でイベントを中止しました。
そして今回の22年もイベントの開催はできませんでしたが、
せめて紙面で楽しんでいただければ、と本冊子をつくりました。
ガイドブックとして市内のお店のPRにもなる上、
「むらり〜」が再開した際には「どのお店を回ろうか」、
と妄想していただけるのではと思います。
本冊子の発行に際し、1日も早くみなさまが自由に飲食店を楽しめる日が訪れること、
来年こそは「むらり〜」が開催できることを実行委員一同、心から願っています。
むらり〜実行委員会

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