バイリンガル保育園の卒園式&発表会英語劇「ALIBABA Jr. And the thieves」本番が無事に終わりました!
私が音楽面を担当した3,4,5歳クラス発表会英語劇「ALIBABA J r.」の本番とピアノを担当したバイリンガル保育園の卒園式が昨日無事に終わりました。
まるで体力と精神力の限界を試されるような、かつてないハードさになった3月でしたが…
すべてが終わった後に。
子供達や保護者様から頂いたお手紙を見てたら、うれしい涙とともにすべての疲れが吹き飛びました。
私がなんで保育士をしているのかと言えば、子供達の長所・才能・可能性の芽を見つけ、それがわからない大人から無知や心無さで傷つけられたり潰される前に自分で伸ばして生きていく力を持った子達になるよう、そのきっかけを作れるポジションにいたいから。
だから、この日の舞台で一人一人の成長や個性を見てて、ずっとみてきた子達が卒園する姿を見てて、ほんとにうれしかった。
衣装や演技指導を担当してくださったインドの先生、脚本と舞台監督を担当してくださったフィリピンの先生のおかげで、それは見映えのするペルシャ人の衣装をまとった子供達の凛々しく美しい姿はテンション上がりました。
彼らの晴れ舞台にエールを送って盛り上げるべく、劇中歌とダンスのシーンのアラビアっぽい音楽やロックンロールピアノを弾きました。
同時に、歌いながら踊る彼らの歌を聴いてて、歌唱指導をした私がもっと優秀な指導者だったらこんなところももっと伸ばしてあげられたんじゃないか? それができなかったことは私の力不足だったな…と、さいなまれるような悔しさや申し訳なさも、劇の本番中も交錯してました。
結果、劇は大成功。
保護者様からは、いろいろな意味でのクオリティの高さにびっくりしたというご感想を多数頂き、よろこんでいただけました。
私は子供達全員に I love you all を言って泣いて喜びました。
逆に私自身は、劇が大成功だったのはたまたま運が良かったのと周りの方々の助けがあったからだ感じていて、指導者としての自分には足りないものや未熟を感じた部分が多く、もっと私自身が学んで力をつけなきゃという思いを新たにしてます。
発表会と卒園式のあと、保護者様が素晴らしい謝恩会を私たち職員のために用意してくださっていて、思いがけず綺麗で美味しいランチを頂きながら、子供達や保護者様と楽しいパーティを過ごさせていただきました。
私が音楽レッスンした子達がピアノ演奏までプレゼントしてくれて、すごくうれしかった。
一人目は、私が音楽担当になってすぐ「きょうIkuyoの音楽レッスン?やったー!」と言ってくれた男の子。夢はピアニストと手紙に書いてありました。
二人目と三人目は、私がこの園にくる前の園でお世話したご姉妹で、その時は赤ちゃんだった妹さんが今回卒園。姉妹での連弾に泣きそうでした。
以前に私に怒られたとき激しい口調で言い返してきた男の子が、素晴らしい英語のスピーチをしてくれた。
すごく頭のいい子なので、その長所や能力を人を幸せにすることに生かしてほしいと彼には伝えました。
ある保護者様が私に、まだ息子が3才の時に彼の才能に気づいて教えてくださってありがとうございます。と言って下さり、驚きました。
彼はその後、そのことをやり始めてすごく楽しみながら能力を伸ばしていってるそうでした。
これらを幸せと言わずしてなんというのか…と、今までの苦労がすべて報われた思いで、うれしくて泣きそうになってました。
同時に、いつのまにかそういう立場になっていた私がこれではいけない。
もっともっと精進して力をつけないと。という思いで今いっぱいです。
卒園式はある意味、終わりではなく新しい気づきとスタート。
そんな1日になりました。