自分とは考えやスタンスの違う人を叩いたり足を引っ張ると、いずれブーメランします。
私の周りの人は今、ケースや状況は違えど、何かの転機にある方が多いです。
私も他のアーティストの方のお声かけで、シンガーソングライター&ミュージシャンとしての活動再開(活動は主に土日祝日限定。平日は保育の仕事です)やライブが数ヵ月先に決まっているのですが…
これまで保育士をやっていた面識のある先生達が他園や他業種に転職されたり、音楽などの才能・能力を生かした保育現場をみずから作って独立企業されたり…が、周りで相次いでいます。
その前には、はたで見ていても「本当に大変そうだなぁ… お身体大丈夫かな…」と、密かに心配しながら私が見守っていた時期が、どの方にも必ずと言っていいほどありました。
(そう思いながら私をこっそり見守って下さってた方も、じわじわいてくださったみたいで、ほんとにすみません。 いつもありがとうございます!)
だけど、その方々は辛い状況を乗り越えて、ご自分の意思で決断・行動され、それぞれの大切な想いをもって新しい道に羽ばたいて行かれました。
その行動力と勇気に、お心のしなやかさと優しさに、私はまず心からの称賛と敬意を、そして祝福を感じています。
ほんとに大変だったと思うし、周りからの圧力や妬みや陰口があったり、ご自分がなにもされてなくても他の人がされているのをみて心を痛めてらっしゃったり、何らかの形で辛い思いをされてた方が全員だったとお察ししてます。
あと女性も男性も年齢に関わらず、その人独自にある何かの才能や能力・魅力的な人柄や容姿をもった方々なので、もしかしたら周りの同性に嫉妬されて嫌な思いをされていたんじゃないだろうかと私が思っていた方々も多かった。
羽ばたいて行かれた方々にも、現在いらっしゃる各々の場所でお心を尽くして頑張っていらっしゃる方々にも、私は何らかの形で敬意を持っています。
どちらも、とてつもない勇気・粘り強さ・サバイバル能力・関わる人達への思いやりや感謝が必要なことだと思うのです。
どういう在り方がいま良いのかは、段階やタイミングや相性や向き不向きもあるので、本当にその人・その場所・関わる人たちによって違うと思いますから。
だから最近、自分とはスタンスの違う同業者を叩いてる知らない先生や音楽家の方々の投稿がSNSで流れて来るのを見てて、ほんとに辛くなりました。
正解ってひとつでしょうか?
だったら、太平洋戦争の日本やナチス独裁の時代と頭の固さが変わらないファシズムですよね。
だから、私はそうは思いません。
自分とは考えやスタンスの違う人を、意味がわからないことで叩くのはやめましょう。と言いたいんです。
その人達の周りには、その人がいることで助かってる人達や幸せになってる人達が必ず沢山いて、その周りの人達をも傷つけ悲しませています。
あと、人のやったことは良いことも悪いこともですが、遅かれ早かれ必ず、それをやった本人にブーメランします。不思議なくらいに。
必ず誰かがそれを見ていて、見た人は絶対なにか思うし、見たことや思ったことを必ず家族や会った人にも話すので、良い話も悪い話も知らないうちにとんでもないところにまで広まる。
これは私が見てきた限りでは、一人の例外もなく遅かれ早かれ絶対にでした。
(でもあの人は違うとかいう人もいますが、成功してるとか金持ちとか貧乏とかモテるとか美形とかなんとかはほんと関係なくだったので、見ていて逆に怖くなったくらいでした。中には何10年後とかに返ってくるわかりづらいケースも結構あったり…)
とはいえ、もっと若いときは私も今よりバカだったから絶対なにかやってたんだろうなとも思います。
だから、なにか自分が辛いことや苦しいことがあったときには、私は、
「ああ、そういうことか! あのときのそれが今ごろ返ってきたんだろうな。あなたもこんな気持ちだったんだね。気づかなくてごめんね」
と、言わないけど自分の母親を筆頭に、いろんな身近な人に対して後に申し訳なく思ってることが多いです。
それはそれで、実際にそうなってみないと他の人の痛みや大変さがわからなかったくらいアホウだった自分に必要な学びだと、自分のことならすぐに思いますが…
勇気をもって自分で行動し、関わる人達を幸せにしようと頑張ってらっしゃる素敵な人達が理不尽な叩きを受けたりしてるのは、見るとやはりとても辛いです。
おそらくそういう人達は、それをも肥やしにして、成長して行かれるとも思ってますが。
そんな人達に、私はこっそり心の中でグッジョブサインを出し、エールを送ってます。
どんなときもあなた達の姿に勇気づけられてる人達や、元気や笑顔や癒しや立ち向かう力をもらっている人達が、必ず絶対にあちこちにいます。
数年後、その人達も立ち上がり、また次の悩める誰かの光になるでしょう。
そういう連鎖を、あなたも私も、それぞれの立ち位置で作っていきたい。
がんばろうぜ、うちら。(グッジョブサインをかざしながら)
Ikuyo Matsubara