On the memories 行ってみなきゃ見えない景色の先に

画像1 今後に必要な調べものがあって10-13年前の自分の過去ブログ記事を読み返すと、13年前の誕生日の写真があった。 当時住んでいた東京・三鷹市のアパートの書斎兼ピアノ部屋で笑ってる自分。 当時の記事によく書いていた言葉がある。「今やっていることが未来を作る。10年後の私はどこで何をしてて、どんな人生を生きてるんだろう?」 その問いに対しては、私は過去の自分に苦笑いしながら「さあね。そのうちわかるよ」とかいって、自分で体験させて考えさせるだろうなと思う。 実際そうしてみて初めてわかることが、あまりにも多い。
画像2 当時と今のどちらが幸せか?というと、正直わからない。 当時の自分が持っていて当たり前だったもので今の自分が失ったものも13年分の若さを筆頭に沢山あるし、当時の自分が持ってなくて13年後の今の私が持ってるものも沢山ある。どちらが欠けても、どちらもなかっただろうなと思うし、良いか悪いかはともかく、今はここにいてこれからもいろんなことがあるだろうな。
画像3 そんな今朝、ふと聴きたくなって10年ほど前の友人が作った「On the memories」という曲を珈琲をのみながら久々に聴いた。 これは本人に言ったか言わなかったかは忘れたけど、いろんな変動が起こっていたときの私に前を向かせてくれた曲だった。 いま聴いても、静かに素の自分と向き合える曲。 この人がそんな自分の持つ良さや才能に気づくといいな。
画像4 過去を振り返るときは、私は大体これからのことを考えている。 なぜって、過去には先に進むときに必要な大切なヒントや武器、忘れてはいけないことや助けや警告が記されているから。 全部が全部そこに書いてある必要はないし、読んでいると連鎖的に書いてないことまで見えてくるものだから。 私が思考を文字に残す理由の9割くらいは、たぶんそれだと思う。
画像5 GW中は家でも外でもずっと人と一緒に行動してて、一人の時間というものがあまりなかったけど、わずかな時間でも素の自分と一対一で向き合える時間が作れてよかった。 ここは13年前とも10年前とも違う点。 もう少しそんな時間が欲しかったけど、ひとまず明日からまた日常の中に帰っていく。
画像6 「On the memories 」の中でかつての友人は歌ってる。行ってみなきゃ見えない景色だってきっとある…と。当時まだ20代初めだった友人の言葉は現実のシビアさも美しさも正確に捉えていて、20代初めが遠い過去になった今の私にも刺さる。 音楽も言葉も、時を越えてリアルタイムを歩く人の背中を押してくれる奇跡。 だから残しておいた方がいい。
画像7 よくTwitterなどで「フォロワー何千人以上とかの数字や結果が出ないものは続ける意味がない」みたいな言葉を見るけど、商業的にはほんとであっても私は正直全くそう思わないし興味もない。 本人が把握もできない数字よりも、必要な人に届くこと・誰かの人生をその人が必要としてる場面で助けること。 まぁ何言われてもどうでもいいや。 そういう発信や音楽や保育を、私はやっていきたい。

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