農業研修にいたるまで。日本一周での人生を変えた出逢いと、みすえる未来。
養鶏農家で1年間の修行がはじまった。暮らしをつくる!未来に向かってまた1歩踏み出した。
養鶏家になるべく、研修がスタート。田舎で生きていくためのひとつの手段として、ぼくは養鶏農家を目指していく。
日本一周のときにはじめて出会った養鶏。農業、そして田舎暮らしをしていこうと決心した、じぶんにとって大きな出会い。
東京のサラリーマン時代、農業の「の」の字も知らない男だった。毎日吉野家と松屋のローテーション。一刻の時間も無駄にしたくないという、典型的な東京サラリーマン。
こんな僕が日本一周の旅を通じて大きく価値観が変わった。
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価値観を一変してくれたのは、佐賀県本間農園さん。平飼い養鶏とたまごスイーツを販売している養鶏家だ。養鶏のたまごの生産の方法、そしていまの日本における養鶏の実態。衝撃的だった。
そして日本一周のときに、田舎で生活していくために探していた、"普遍"。たまごはなんだかじぶんのなかでしっくりきたことを思いだす。
生活の柱としてじぶんのなりわいがほしかった。旅をするうちに、芽生えたのはじぶんの暮らしはじぶんで創っていきたい、創造力。生きていく実感を持ちたい、そんな思いだった。
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そこで知ったのが、養鶏という仕事。地域の資源をつかって1を生み出す。"無から有を生み出す" これがぼくに大きな刺激をくれた。
循環の輪のなかで生きていきたい。循環を消費するんじゃなくて、みずからつくり手となりたい。養鶏の循環の輪はじぶんに気づきをくれた。
田舎暮らし。養鶏。と聞くと、いまテレビでよく放送されている、自給自足みたいなストイックなものを想像すると思う。
でもぼくがやりたいことは、自給自足!みたいなストイックなものではなくて、
【暮らしをつくる】こと。たべものと寝床と仕事をつくりたい。
すごくシンプルな好奇心。じぶんの力で生きていく、その力を養いたい。そんな想い。
これからまず冬は平飼い養鶏家のもとで養鶏をいちから学ぶ。春からは、ばあちゃん家をゲストハウスにすること、そして養鶏場の建設と養鶏の勉強を並行していく。
2022年はさらに深い学びの年に。養鶏研修で「いのち」と「たまご」を学んでいく。
30歳までに暮らしをつくれるように。日々学び、そして成長。コツコツとじぶんなりに、着実に進んでいこうと思う。
まずは研修、学び尽くす。