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田舎ストック経済。虚構世界より実体世界へ。【短編物語】

毎朝の朝食はたまごかけご飯です。この卵が自分で育てた卵だったらどれだけおいしいんだろう…。想像しながらご飯を食べるのが日課です。


自分たちが毎日食べるもの、それを自分たちで育て、そして食べることのよろこび。田舎暮らしの、やっぱり醍醐味というのは、自分の生活を自分の力で豊かにできることだと思う。


都心部で生活していると自分たちの日々の行動が自分たちの暮らしを直接よくしていくことはむずかしい。


でも田舎だったら、畑を耕したぶんだけ野菜のとれる量が増えて、毎日の食卓が豊かになる。


古民家をを直せば直すほど、日々の生活の質があがり、くる人を驚かすことだってできる。


日々の積み重ねが、暮らしを豊かにしていくその実感。この実感こそ、じぶんたちが味わいたかった感覚であり、感じられるようになりたかったこと。


小さな積み重ねが自分の未来を彩る。そう考えると大変なことも楽しくなる。そうやってひとつひとつ暮らしを豊かにし、まずは自分たちが幸せになること。


そして、その豊かな状態が地域を活性させたら尚うれしい。さらに、その地域の状態が旅人を幸せにさせたら尚尚うれしい。日々の妄想が続きます。


そんなことを考えながら日々生きています。暮らしを豊かに。まだまだじぶんたちの挑戦は続きます。
 
 

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