いつまでも 友だちでいたい
毎ページに、[犬と人間]の写真があり、その横に数行のメッセージがある、という構成の写真集。
たまたま古本屋で見つけて買ったもの。
無断転載禁止とあったので中の写真は載せられないが、目に留まったメッセージだけを少しnoteにまとめようと思う。
ある人が教えてくれました。
「友だちは前を歩かない。
後ろをついてこない。
いつも横にならんでくれているやつのことさ」
このページの写真には、青年と大型犬が横にならんで走っている姿がある。
横にならぶ、てことは、一緒にやる、という事。
色んな事をやると、得意不得意がもちろんある。
自分が得意な時は待っててあげる。
自分が苦手な時は待っててくれる。
手を差し伸べる訳でもなく、ただ、いつも横にならんでくれている。
何もせずにただ横にいるだけって、相手のことを思っていないとできない。
苦手なとき手を差し伸べなければ、信用を無くすかもしれない。
それでも相手のことを思って手を差し伸べない。
それは、信頼がないとなかなかできない。
ホントはほとんどのメッセージをここに書いておきたいけど、そういうわけにもいかないので、
すごく簡単に、どんなものが多かったかまとめると
いつも何をするのも一緒。
お互いに想いあっている
感動を共にする。
お互いは自由である。
しばり合ってはいけない。
いつまでも一緒にいたい。
という感じのことが多かった。
これらを見て、
自分、友だちっているのかな?
と思った。
この写真集ではあくまで犬と人間の友だちが描かれていると思うが、
友だちという関係は、人間と人間でも変わりない(はずだと思いたい)。
昔から知っているような、なんでも分かり合えるような関係って、
どこぞのマンガやアニメの世界の幼馴染とかでしかない気がする。と感じてしまう
ということは、
自分の身の回りにそんな関係は無い、つまり自分には友だちがいない?(実際にはそれなりにいてくれてます)と考えてしまった。
昔、といっても数年前だが、とても仲の良い友だちと親友ってどんな関係かは何か話したことがある。
自分はそれまで[秘密を言い合える仲になると親友]と思っていたが、
その友だちは[親友だから秘密が言える]と言っていた。
写真集の話からは逸れているし、どうでもいい人からするとどうでもいい違いなのだが、
当時の自分は\パッカーン/した。
秘密を言い合える仲にならないと、と勝手に壁を作っていた事に気付かされた。
写真集に戻る。
数年前、親友についてなんて考えていたが、
もっと広い範囲の友だちについても
まだまだ分からない事ばっかりだなと教えてくれた写真集だった。
自分は古本屋で本を漁って、数冊をまとめ買いして、読んだり読まなかったりするのだが、
このような写真集もよく買う。
写真のパワーってスゴイなと思う。
文章だけじゃ、言葉だけじゃ伝わらないことを補助してくれる時もあるし、
写真だけで、言葉にできない瞬間を切り取ったものにもたまに遭遇する。(たぶん作者も言葉にできなかったのだろうなと思う)
もしかしたら、本と同じか、それ以上の力をくれるものかもしれない。
これからも買ってみようと思う。
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