かがやくヒードランの活かし方(デッキレシピ3選)
◆「かがやくヒードラン」の性能
今回のテーマはこのポケモン。
先攻して公開されたゲッコウガ、ルチャブルが汎用的過ぎて、人気ないですね、コイツ(笑)
ですが、非VでVを倒せるアタッカーはサイドレース的にとても大事です。
特にVMAXを含めずV,VSTARで戦う構築の場合、2-2-2と2-1-2-2の間にはゲーム展開において天と地ほどの差があります。
……と言われてもピンと来ないという人もいると思います。具体例を挙げて説明します。
例)はくばアルセウス VS リザードンVSTAR
(自分がはくば側のつもりで考えてください)
状況:
①リザードン側にメッソン1体を取られるも、自分はアルセウスVSTARでトリニティノヴァ、はくばVMAXにエネ加速。
②返しのターンでリザードンVSTARがVSTARパワーを使い、アルセウスVSTAR気絶。
③その後、こちらははくばVMAXのエンペラーライドでリザードンを倒す。
④返しのターンで、相手はリザードンVSTAR2体目をバトル場に。
エネルギーが間に合わず、技を打てずにターンエンド。
サイドは相手3、自分4で、劣勢の状態です。
ここで前のリザードンVSTARを倒そうものなら、相手はとりあえずチルタリスを場に出し、かがやくヒードランに「マグマの滝壺」でエネルギーとダメンカンを乗せますね。
結果、ダメカン6つの乗ったかがやくヒードランに420ダメ出されてしまい、サイド3枚とられて負けなわけです。
なのでこの盤面、白馬側としては「ボスの指令」でかがやくヒードランを呼び出して倒さざるを得ません。その時点でサイドは3-3。
次ターン、相手はリザードンVSTARに手貼りし、「ばくれつファイヤー」を打ちつつ、後続のリザードンVSTARに滝壺で加速。
そうなると、230ダメを喰らった白馬はベンチに戻らざるを得なく、裏の白馬VをVMAXに進化、メロン等で頑張って加速して、無傷の白馬VMAXでダイランスしてサイド3-1。
しかし、後続のリザードンVSARが滝壺+手貼りで2エネ追加し、チルタリス+ヤレユータンで「ボスの指令」を持ってこられ、裏の白馬を倒されて負け。
敗因としては、「かがやくヒードラン」を倒して取ったサイド1枚が、サイドレース的に意味を成していないためです。
これが2-2-2と2-1-2-2の違いです。
という訳で、かがやくヒードランの有用性が伝わったでしょうか?
前置きが長くなりました。
以下、デッキ構築案です。
◆構築案①:リザードンVSTAR型
以前に紹介したリザードンVSTARデッキに「かがやくヒードラン」を取り入れた形です。
※スターバース発表時点でのこのデッキの詳細や回し方はこちら↓
上記の記事からの変更は、かがやくヒードランとヒスイバスラオを入れた程度です。
前述したような形で運用でき、まあまあの仕事をします。
ただし炎デッキで「かがやくヒードラン」を「マグマの滝壺」と併用を見込んで採用する場合、以下の欠点がありました。
また、「マグマの滝壺」はトラッシュからのエネ加速ですよね。
何だかんだ、トラッシュにエネルギーを送りつつ2ドローできる「かがやくゲッコウガ」の方が安定するような気もします。
という訳で、炎デッキに入れるのも悪くはないですが、もっと効果的な運用がある気がします。
では次。
◆構築案②:アルセウスフーパ型
大人気の非Vの方でなく、Vのフーパです。
「シャドーインパクト」のデメリット「自分のポケモン1匹に、ダメカンを3個のせる」を、「かがやくヒードラン」のダメカン乗せに利用する形ですね。
発表当時は「3エネが重い」という評価だったフーパVも、アルセウスVSTARの登場により、トリニティノヴァを絡めて現実的な運用ができるようになりました。
基本的には特性「ダブルフェイス」を活かし、相手の弱点を突きながら戦います。特に超タイプと闘タイプの両方のデッキに強く出られるのが良いですね。
「かがやくヒードラン」には「いにしえの墓地」とフーパVの技効果で、合計50のダメカンを乗せられます。
このデッキもサイドを3枚以上取られるポケモンが入っていないので、「かがやくヒードラン」はフーパの後続のアタッカーとして育てていきます。
「トリニティノヴァ」でのエネ加速には、悪悪炎を選びましょう。
かがやくヒードランのエネルギーは炎+ダブルターボで満たします。ダメカンが5個乗っていれば30ダメージ。
「エネルギーつけかえ」+ダブルターボ手貼りで、0エネ状態からの起動も可能です。
「ダブルターボ」を持ってくるため「ネズ」を採用しています。
超タイプを弱点とするデッキ以外には、「頂への雪道」の使用も視野に入れることができます。
こちらのデッキは安定感が結構あり、「かがやくヒードラン」はかなり活躍します。
枠の都合上カットしましたが、HP340以上のVMAXを見るために「こだわりベルト」を採用してもよいでしょう。
一方で、弱点を突けない相手に対してはやや火力に欠け、こちらのHPの低さも相まって押し切られてしまう場合もありそうです。
そのため、更に押し進めたのがこちら。
◆構築案③:アルセウスバレット型
先のフーパ軸をベースに、はくばやアルセウス、ムゲンダイナ、いちげきゲンガーを見れるよう、ザマゼンタVとガラルサンダーVを追加した形です。
採用枚数は環境を見て増減するイメージですね。
ガラルサンダーVを強く使いたいので、案②と異なり「頂への雪道」は採用していません。むしろ雪道を剥がすためバケッチャを採用しています。
「かがやくヒードラン」の役割は前2案と同様ですが、アタッカーにフーパを立てない対面では、ダメカンを乗せる手段が「いにしえの墓地」のみになります。乗っても4個なので、VSTARを倒すのに使うか、といったところで、役割は前2案より薄いものとなります。
と言うか、その場合は無理に「かがやくヒードラン」を使わず、メタモン絡めて弱点で1パンしていくなど、柔軟にやりましょう。
相手によって戦い方を変える必要があるため、運用難易度が高いのが欠点でしょうか。
その分上手く回せれば強いです。
◆終わりに
今回は以上です!
デッキや考え方についてコメントをもらえると、今後の参考にできて嬉しいです。
もちろん、「よかった」「参考になった」という方は、スキだけでも全然大丈夫ですので、反応をいただけると今後の励みになります。
次回は「ツツジ」または「ヒスイバクフーンVSTAR」をテーマにしたいです。
ヒスイバクフーン、結構構築難しいんですよね…。悪弱点が辛い。
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