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ルギアVSTAR【サブアタ誰にする?】
1.初めに
こんばんは。
新弾「パラダイムトリガー」が発売して2週間。
(おそらく)Fレギュ最後のオリジナルパックということもあり、今弾で多数収録された強力なカードたちは、ポケカプレーヤーを沸かせました。
![](https://assets.st-note.com/img/1666976151409-DrcQ52y2aL.jpg?width=1200)
そんな中でも一番の目玉はルギアVSTAR。
同弾収録アーケオスとのコンボで、特殊エネルギーを山札から自在に呼び出せるギミックは、発表当初から大きな注目を浴びました。
それで私も、嬉々としてルギアデッキを組んでいたのですが……。
結局ルギア以外に誰を採用したら良いの?
ポケカプレーヤーを悩ませたこの問題も、最近は一定の収束を見せているように思えますが、本記事では、ルギア以外に採用されるポケモンたちの長所と短所を整理します。
まだ誰も使っていないおススメサブアタッカーもいるので、お楽しみに。
…ですがその前に、(現状スタンダードとされる)ルギアVSTARデッキの長所と短所をまとめておきます。
2.ルギアVSTARデッキの長所と短所
<長所>
・ルギアVSTARの特性「アッセンブルスター」で、トラッシュから2進化ポケモンであるアーケオスを2体召喚できる。アーケオスの特性「プライマルターボ」は、山札から特殊エネルギー2枚をポケモン1匹に加速できる。2匹いれば4枚を加速できる。
・ルギアVSTARの技「ストームダイブ」は4エネで素点220。それだけでは物足りないが、無色タイプなので、「パワフル無色エネルギー」に対応。
・ルギアにVガード×1、パワフル無色×3をつけることで、HP実質310、打点280の化物アタッカーが爆誕する。
・パワフル×4+ベルトで、最大打点は330。VMAXも1パン圏内。
・オーロラエネルギー等を無理なく採用でき、1ターンで4エネ加速が可能なので、サブアタッカーのチョイスが自在。カスタマイズ性が高い。
この辺はまあ、周知の通りでしょう。
次は短所の方です。
<短所>
・アーケオスを立てるまでの要求(=ルギアV1枚、ルギアVSTAR1枚、アーケオスを2枚、アーケオスをトラッシュするカード1枚)が高く、先行2ターン目で安定して技を打つ構築が難しい。
・特殊エネルギーは4枚しか入れられないので、パワフル無色で打点を上げまくったルギアを立てられるのは1体のみ。
・特殊エネルギーをトラッシュから回収する方法が現状のカードプールにほぼない(※)ので、ゲーム展開によって泣く泣くトラッシュを重ねると負けに繋がる。
※「シマボシ」「ハマナのバックアップ」など、ないことはない。
・特殊エネルギーをトラッシュ・ロストし辛いので、かがやくゲッコウガやキュワワーなど、優秀なドロー特性を持つたねポケモンが採用し辛い。現状はクロバットVでドローを補う構築が多い。
・ルギアの要求エネ数が重いので、他デッキよりも多くのエネルギーを採用する必要がある。(シティ優勝構築を見ていると、大体15枚前後の採用が多い)
・特殊エネが多い癖にトラッシュはし辛いので、手札で特殊エネばかりが嵩張る下振れが一定の確率で発生する。
・特殊エネメタカードへの対策が必要。シンオウ神殿、ジュラルドンVMAX、イベルタル(はかいのさけび)など。
3.採用ポケモン候補
<純粋サブアタッカー>
◆かがやくリザードン
かがやく枠はリザードンかサーナイトの2択。
しかしルギアの場合、ジュラルドンやキュレム対策で雪道を採用する場合
、サーナイトが活きない場合も多い。
またリザードンのアタッカー性能があまりに高いので、こちらに軍配が上がるよう。
他デッキと違い、序盤や雪道下でも、オーロラ・ツイン・ツインを一気につけて先2で「かえんばく」が打てる。スタートしても意外と困らない。
入れない理由がない。
◆ゼクロム(ワイルドボルト)
ルギアやパルキアを1パンでき、その他のポケモンも確定マヒにできるので負けにくい。
最近増えている印象。
◆ゲンガーVMAX
ヘルガーと違い、自傷なしでいちげきエネルギーをつけることで、火力が恐ろしくアップ。
ただし、昨今は後述のVMAX対策が豊富なため、サイドレースで不利をとりがちになり、勝ち残ってはいない様子。
ゲンガー採用の場合はほぼほぼ専用構築になりますね。
◆ジュラルドンVMAX
こちらも専用構築、上手くいけばVSルギアを完封。
最近はジュラルドンも買っている印象がありますが、ギラティナやアメインジングイベルタルなどの確定きぜつに弱く、環境読みが必要なカード。
◆そらをとぶピカチュウVMAX
最新環境下でVMAX採用ならこいつかと思います。
理由は2つで、
①ルギアを1パンできる
②レジバレットに優位を取れる
特に②が大きくて、対戦で明確に思うのが、ルギアはレジバレットに弱い。しかしゲンガー同様、アメインジングイベルタルがきつい。
<VMAX対策サブアタッカー>
◆アメインジングイベルタル
○確定きぜつは強い。
○ルギアメタとなるジュラルドンVMAXへの解答札。
○VMAX以外にも対応
○そらをとぶピカチュウにも対応
×要求エネが重い。
×ウォッシュ水付きキュレムVMAXを対策できない。
×ギラティナ対策でビッグパラソルを採用される場合もあり、ロストスイーパ-等が必要。
◆レジギガス
○パワフル無色対応で、300+打点調整に対応
○パワフル+ツイン+ツインの3枚で320ダメージ
○キュレムVMAXを1パンできる
×ツインエネルギーを消費する
×ジュラルドンVMAXを見るには頂への雪道等がプラスで必要
×VMAX対面以外では不要札
×そらをとぶピカチュウにダメージを与えられない
◆アメイジングザシアン
○有色エネルギー3で300ダメージ
×パワフル無色非対応
×ジュラルドンVMAXを見るには頂への雪道等がプラスで必要
×VMAX対面以外では不要札
×そらをとぶピカチュウにダメージを与えられない
現環境では、ジュラルドンとキュレム、どっちを重く見るかですね。
個人的にはレジギガスが好きですが、そらをとぶピカチュウが増えるならイベルタルにせざるを得ないか…。
<ベンチ狙撃>
◆アメイジングライコウ
ベルトつきでルギアを1パンでき、ベンチにも120点当てる。
現環境では一番採用数の多いカード。
◆アメイジングカイオウガ
相手の場全部に80当てられ、2回攻撃できると強い。
使いこなすのは難しそう。
◆サンダー(スナイプサンダー)
Vに限り、どこにいても160ダメージ。
……個人的には、イマイチ採用理由が分からないカード。誰か教えて。
ベンチ狙撃には他にも秘蔵っ子がいて、次項をお楽しみに。
<特定対面メタ>
◆ゼラオラ
ベルト付きでルギアを1パンできる。逃げエネ0も評価されている。
◆クロバットVMAX
ミュウVMAX(ミュウツーVUNION)1パン用。
クロバットVを負け筋にしない。しかし、VMAX対策ポケモンの餌食になる。
◆ドラピオンV
クロバットと並び、ミュウVMAX(ミュウツーVUNION)1パン用。
サイド的に対ミュウならこっちの方がよい気がする。
◆ザマゼンタV
キュレム対策。最悪、特性で手札事故解消にも。
◆コオリッポ
これ1枚でレジバレットを完封できる。
今後はもっと増えるのではなかろうか。
<システムポケモン>
◆ネオラントV
ほぼ100%採用。
特性だけでなく、技も優秀。
・プライマルターボで簡単にエネ加速して技を打ち、山に帰りやすい。つまりサイドを取られ辛く、再利用できる。
・手札の特殊エネルギーを山に返す役割も果たせる。
・打点120が有効に働く対面あり。LTB、レジバレットなど。エンテイVやかがやくリザードンなどを弱点込み1パンできるのも◎。
◆クロバットV
こちらもほぼ100%採用されている。
ネオラントVと違い、技が強くないため、出したら置物と化す。
個人的になくてもいい気がしている。
◆バケッチャ・ノコッチ・マナフィ・ヤレユータン
それぞれ明確に役割がある。
ただしルギアデッキの場合、アーケオスでベンチを2枠使うので、残り3枠を1つ埋めてでも採用価値があるのか。
以上が環境で見られるカード。
初期段階では他にも、ムーランドVやメタモンVMAXなんかも見られましたね。今回は割愛します。
3.デッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1667564435745-Qzrx2TCRjV.png?width=1200)
デッキコンセプトは、
①絶対に2ターン目でルギアVSTARとアーケオスを2体立てるぜ!
②サブアタッカーを楽しく使おう!
そのために、ネオラントVとバーネット博士を2枚ずつ採用し、確実にアーケオスを山から直接2体トラッシュできるようにしています。
(もちろん通常のようにしんかのおこうやハイパーボールでアーケオスを持ってきて、ハイパーボールやセレナでトラッシュする動きも可能です)
細かい動きは各カード紹介にて。
4.各カード採用理由
<メインアタッカー>
◆ルギアV・VSTAR 3-3
4-3でもいいですが、バーネット博士ルートでアーケオスをトラッシュできる分、ボールをルギアの用意に回せるので、3-3でも回ります。
<システムポケモン>
◆アーケオス 3
基本的には2匹しか不要なので、サイド落ちも考慮して3枚。2枚サイド落ちしたら泣く。非V対面ではフィニッシャーになる場合も。
◆ネオラントV 2
本デッキの特徴その1、ネオラント2枚採用。メリット色々あります。技を打ちやすいルギアデッキにおけるネオラントの使用感は、他デッキとは一線を画しますね。
スタートorサイド落ちしても、もう1匹いるので序盤で使いやすいですし、場に出した時点で相手はネオラントがないことを想定して動くので、意表をつけます。
<サブアタッカー>
◆かがやくリザードン 1
入れない理由がない(2回め)
◆レジギガス 1
対VMAXアタッカーはこちらに。
採用理由としては、アメインジングイベルタルではエネが重すぎるのと、オーロラエネルギーを他に使いたいためです。
VSTAR対面では使わないので、こいつでスタートするのが一番嫌ですね。
◆コオリッポ 1
対レジバレットを完封でき、精神的にも非常に楽。
◆クイタラン 1
本デッキのおしゃれ枠。
テキスト知らない人もいると思うので、画像貼っておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1666980417854-mFGxrw2DCd.jpg?width=1200)
オーロラ・オーロラ・ツイン・ツインとつけることで、前に90、後ろに180当てることができます。
クイタランで狩れるポケモンたち
インテレオン(160)、クロバットV(180)、ネオラントV(170)、かがやくリザードン(160)、かがやくゲッコウガ(130)、アーケオス(150)、レジ達(130前後)、ミュウV(180) など
・ボスの指令で前にHP90以下のポケモンを呼びつつ、後ろのネオラントV等を狩ってサイド3枚取り
・前のVSTARに90当てて、後ろのシステムポケモンを狩りつつ、前はルギア(パワフル無色なし)やかがやくリザードンで次ターンに倒す。
・(オドリドリがいなければ)こだわりベルトをつけて、ゲノセクトVを前に呼び出し、後ろのミュウVと同時に狩る
・レジ対面で、前にレジスチルを呼び出して、弱点込みで1パンしつつ、後ろのレジを狩ってサイド2枚取り
こんなムーブができます。ロマンに溢れますね!
とは言え必須カードではないですし、ルギアメタを重視するならライコウの方が使いやすいので、採用はお好みで。
「こんな選択肢もあるよ」と知ってもらえたら。
◆メタモン(いきなりへんげ) 1
レジギガスやクイタランをボールのコストでトラッシュしても再利用できるため、1枚採用。(純粋に2体目アタッカーになるにはエネがギリギリ)
またレジバレット視点でコオリッポを対策するには「穴ぬけのひも」+「ボスの指令」が必要ですが、決まっても1回程度のため、メタモンが2体目のコオリッポになると相手が絶望します。
<グッズ>
◆クイック、ハイパー、おこう 4-4-4
ここは最大採用。
ヒスイのヘビィボールがあってもよい。
◆ふうせん 1
ルギアデッキの場合、ダブルターボ等を山から直接つけて逃げられるので、入れ替え札は基本不要に思いました。
とは言え、入れ替えのためにプライマルターボ1枠使うのももったいないので、ふうせん1枚くらいは入れとくか、という感じ。
◆こだわりベルト 2
・ルギアがVガードエネルギー付きのVSTARを突破する
・かがやくリザードンがVSTARを突破する
・レジギガスがVMAXを突破する
以上の役割で必須カード。
◆ロストスイーパ― 2
シンオウ神殿、先に貼られた雪道、Vガードに更に上乗せされた大きなおまもりなどを剥がすカード。
<サポート>
ネオラント2体を時には山に戻しつつ使い回す構築のため、サポートは確定サーチしやすいことを念頭に置いています。
◆マリィ 3
やっぱり雪道マリィが強いし、前述の通り「特殊エネをトラッシュしない」がコンセプトのため、博士なしの3枚採用。
「いやでもやっぱり博士があった方が安心……」という方は配分をいじってもらえたら。
◆セレナ2、ボス1
クイタランが裏の非Vを呼びたい対面があるので、ボスも採用。
アーケオスをセレナでなくバーネット博士でトラッシュする場合も多いです。
また特殊エネをトラッシュし辛い都合上、ドロソとしては2~3枚程度しか引けないことも多いので、メインは呼び出し効果です。
◆バーネット博士 2
序盤でさっさとアーケオスをトラッシュするための採用。
基本1枚しか使わないですが、サイド落ちを考慮して2枚。
メタモンがいるけれどボールがない時、バーネット博士で山からコピー元を直接トラッシュする動きも稀にある。
◆カイ 2
グッズの確定サーチ枠で、こだわりベルト・ロストスイーパーを持ってくるためのカード。ついでにネオラントも手札に加えておく。
<スタジアム>
◆頂への雪道 3
シンオウ神殿を剥がすという用途もありますが、一番の目的は、天敵であるジュラルドンVMAXへの対策札として。
アメイジングデスのイベルタル不採用のため、雪道以外に対策がなく、唯一確定サーチができないカードなので厚く採用。
<エネルギー>
◆パワフル無色 4
特に言うことなし。12枚入れたい。
◆オーロラ 4
特に言うことなし。6枚入れたい。
◆Vガード 2
必要最小限の採用。
◆ツイン 3
クイタラン、レジギガスを起動するカードとして。
このカードは本気で4枚目の採用を検討してもいいです。
(クイタラン・レジギガスの両起動や2回起動がしやすいので)
ダブルターボ 1
元はツインエネルギーの4枚目でしたが、傷を負ったルギアを逃がす際のコストが欲しくて、ダブルターボに1枚差し替え。
5.環境デッキ別の立ち回り
簡単に箇条書きで。
VSミュウVMAX
・アーケオスさえ出せればルギアは捨ててもよい。
・パワフル無色はレジギガス優先。ツインエネルギーはクイタラン優先。
・レジギガスでミュウVMAXをワンパンする
・クイタランでサイド3〜4枚どりを狙ってフィニッシュ
VSルギアミラー
・クイタランで後ろのアーケオスをとる。90はルギアに当てる。
・パワフル無色なしのルギアで、アーケオスで削ったルギアをとる。
・パワフル無色ありのルギアでルギア2体目をとる。
・かがやくリザードンでフィニッシュ。
VSキュレムVMAX
・ルギア、レジギガス、かがやくリザードンを順当に当てていけばサイド差で勝てる。
VSその他VSTAR対面
・ルギアとかがやくリザードンで1パンしていけば勝てる。
VSエレキガノン
・後1パラライズボルトはされたなら耐えるしかない。
・パラライズボルトでは1パンされない。
・かがやくリザードン、レジギガスを有効活用する。
VSレジギガス
・コオリッポで基本勝てる。
・保険でメタモンを忘れずに。
VS非V
・こちらも非Vアタッカーを中心に攻め、サイドレースで負けないように。
・ネオラントも積極的に技を使う。
6.終わりに
今回は以上です!