野球における軸足の使い方について
みなさんこんにちは!
kajinori1213です!
遂に6年ぶりのWBCが始まりましたね!
昨日勝って三連勝!
無事に8強進出が決定しました!
初戦の中国戦で先制点を取れれましたが、どの試合も7点差をつけての大勝でしたね!
やはり技術がある日本の野球は、投手が変わってもしっかりと対応できるのがすごいところです。
さて、今回はWBCにちなんで野球をテーマと致しました。
先日仕事で高校の硬式野球部へ指導する機会があり、その際に感じたことをテーマと致しました。
「野球における軸足の使い方」
興味がある方は是非このまま読んでみてください。
パワーポジション
軸足の使い方についてお話をする前に、先ずはパワーポジションについてお伝え致します。
皆さんはパワーポジションという言葉をご存知でしょうか?
これは下半身を曲げた際に、力が出やすいポジションのことです。
ざっくり言うとハーフスクワットのポジションです。
太ももが床に対して45度ぐらい曲げた状態ですね。
他にも「ジャンプをするときにかがんだ時の深さ」って言う形で表現する方もいらっしゃいます。
ピッチングやバッティングでも、このパワーポジションが非常に重要!!
このポジションを理解していない選手や指導者が意外に多いんです!
軸足の使い方〜投手編〜
私は、体重移動をする際の軸足の動きを必ず確認するようにします。
特にその中でも、先ずは膝の曲がり方や方向がどのようになっているかをチェックします。
いわゆるパワーポジションで使えているかどうかですね!
ここであまり良くないフォームとしては、膝がつま先より前に折れ曲がって投げてしまっているケース。
これに関しては、体重移動の際に無駄な方向へ流れてしまっていることを意味しています。
打者方向へ投げる関係上、力を伝えるには逃げないように体重移動を意識しないといけません。
多くの日本人プロ野球選手を見ても、膝つま先より前に折れ曲がっている選手はあまり見られません。
※実はダルビッシュ有選手は、折れ曲がって投げている形に見えますが、体重移動の方向としては打者方向へしっかりと向けられています。
大切なのは股関節
下半身には大きく、足関節・膝関節・股関節の3つの関節があります。
この3つの関節をうまく使い体重移動をさせていくことでパワーの生み出すのですが、膝を大きく曲げ過ぎてしまうと上手く伝わらないケースが多く感じられます。
そんな時に重要なのが股関節の使い方です。
股関節は、膝関節、足関節と違い大腿骨頭が骨盤にはまる形となっています。
その為、安定感も出やすく力を発揮しやすい関節となっています。
先ほどお伝えした膝を曲げ過ぎてしまった場合は、膝関節周りの筋肉を使っていることが多く、不安定な状態にもなりやすくなります。
そうなると、コントロールが安定しない、疲れやすくなるなどなど、マイナスな影響が出やすくなってしまいます。
軸足の使い方〜打者編〜
打者についても基本的な考え方は投手と変わりません。
まず一つのチェックポイントは、膝とつま先の位置関係です。
ここでもパワーポジションを取れているかどうがが重要になってきます。
打者の場合は、力を生み出すという意味合いも勿論あるのですが、それ以外としては体重を股関節で捉えるのか膝関節で捉えるのかで、タイミングが取れるかどうかが変わってきます!
どういうことかと言うと、
打者とは基本的には受け身の立場です。
投手が投げたボールを打つので、どうしてもタイミングを合わせる作業が必要になります。
投手は、いかにタイミングを外すかと言うことを常に考えて投げてますからね。
このタイミングを取る際に、軸足の重心が膝関節にあるとぐらついてしまうと対応が難しくなってしまうんです。
これは、私の今までの経験則でもあるのですが、投手が振りかぶって投げる際に、軸足の膝がぐらついている選手は、大体緩急に弱い傾向があります。
タイミングを取ろうと思っても、軸足が揺れて安定しないので対応が難しくなります。
股関節にはめてタイミングを取る
膝関節は、解剖学的にも安定性がない関節なので、どうしても不安定になりがちです。
なので、意識するのは股関節です。
大腿骨頭が骨盤にはまり込んでいるので、元々安定性のあるのが股関節。
力を入れなくても安定するので、如何に股関節に体重を乗せるかが重要になってきます。
この考えについては、プロ野球選手にも当てはまり、軸足に体重を乗せた際に膝関節が爪先よりも前に出ている選手はほとんどいないかと思います。
※プロの世界だと急速や変化球のキレなども素晴らしいので、無駄な力を入れてしまうと反応できないですからね。
まとめ
今回は軸足の使い方ということで、股関節をいかに使えるようにするかというのをテーマと致しました。
股関節の使い方の練習方法とか気になる方がいれば、別途紹介したいと思いますので是非コメント欄などに記入頂けると嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!