名古屋営業所を立ち上げて感じたこと忘備録
こんにちは!株式会社IKUSAの元親です。
今回はタイトルの通りなんですが、2023年1月から名古屋営業所の立ち上げからはや5ヶ月。自身も1月から3月まで特命おじさん的な感じで名古屋営業所の立ち上げにコミットしてきました。
感想は楽しかった!の一言ですが、数値結果は以下のような形となりました。
・行動目標達成率
1カ月目:96%
2か月目:77%
3か月目:129%
4か月目:113%
・売上目標達成率
1カ月目:100%
2か月目:141%
3か月目:153%
4か月目:165%
上手くいった部分やいかなかった部分、これからの課題はありますが、死に物狂いで立ち上げてくれたメンバーの皆様に深い感謝を致します。
概ね自分が赴任期間中のミッションは達成できたかなということと、これから拠点立ち上げをする社内外の皆様のお役に立てばと思い、立ち上げの熱と記憶が鮮明なうちに今回の立ち上げポイントを記しておきます。
興味ある方は是非読んでいってください。
拠点設立は、垂直立ち上げのみを目指す
東海エリアは今まで1人の営業が担当していたのですが、営業所立ち上げにあたって3名体制でスタートしました。※私は除く
やるからにはという意味ですが、今までと同じもしくは成り行き値で成長しても全然意味がないからです。
人事異動までして、拠点を作ると意思決定をしたからには、圧倒的な成果を出さなければなりません。
やるからには必ず垂直立ち上げをする。これが自分の中で譲れないポイントでした。その為にも、自信が単身赴任をして名古屋に行く事も決めました。
で、具体的にやった事は次の通りです。
①事前の段取り
②SEOでできること
③情報共有と網羅営業
④強烈な発信
⑤達成は正義。未達成は悪
順を追って説明していきます。
①事前の段取り
立ち上げが決まったからといって、主要メンバーがなかなか事前に準備できない事は理解してました。
何故なら、みんなはみんなで自分の仕事があるし、名古屋のことだけに時間を割くことはできないからです。
むしろ、上司からしたら、異動する部下が今の目標を追いかけずに、心上の空で立ち上げのことばかり段取りしていたら、絶対に許せないでしょう(笑)その点、僕はフリーなので、自由に動くことができました。
主にやった事は、市場調査とアウトバウンド用のリスト作り、などが中心でした。
市場調査は2点でどういった属性の企業が多いのか、もし拠点を作ったらどのような攻め方が理想かなどのシミュレーション。
時には名古屋で立ち上げを大成功させた先輩にも話を聞くなどもしました。
ただ、事前準備はやり過ぎてもいけないなと思ってて、無駄なくスタートダッシュ出来るくらいでいいなという方針でした。
と、いうのも結局は、その場所でやってみないと分からないこと多いですし、百聞は一見に如かずなんですよね。
その場所に飛び込んで、自分の目でみて、わかって、きめて、うごく。
つまりOODA LOOPを回していくことで、必ず状況はいずれかに変化するので、やってみないと分からないことに投資しすぎても無駄が時間になるんですね。
なので、"スタートダッシュ出来るレベルの段取り"。
ここに重きを置いて事前準備を終えました。
②SEOでできること
うちはWeb会社なので、何かできることないかなと考えた結果、渾身の1記事を仕込みました。
それが「名古屋×イベント会社」の記事です。こちらはGoogle検索で現在2位にランクインしています。
※2023年5月時点
名古屋のイベント会社7選!外注するメリット・方法も解説
年始まで名古屋になかったイベント会社がいきなりSEO上で2位を取れるんですね。これは僕たちよくやるんですが、現地で勝てなくてもWeb上でまず勝つ。
ノウハウがあれば、奇策にもなりますし、めちゃくちゃ有効な方法なんですよ。絶対に勝てると踏んでいたので立ち上げの3か月前に仕込んでいました。
その方法教えてよとなる人も多いですが、これはめちゃくちゃ時間がかかるので、気になる方は飲みに行きましょう。
③情報共有と網羅営業
事前調査とシミュレーションから、基本的に名古屋を攻略していくにあたっての方針としては、情報共有と網羅営業と決めていました。
そこで効率よく行動していく為に、今の会社にない文化を一つ入れました。
それがデイリー朝礼です。毎朝9:45から15分だけ朝礼を入れました。
目的は明確で、情報共有をする為です。僕にとってもメンバーにとっても名古屋という未開の土地ですし、情報がないと気が付けず、知覚につながらないので、日々の情報共有の積み重ねを重要視しました。
毎朝の15分ですが、1週間にすると1.25時間。
月にすると5時間。
年間にすると60時間。
優秀な営業マンからの東海エリアの最新情報をもらえるのです。
たった15分と思いきや、この時間を見てもらえれば、いかに情報量があるのかは感じてもらえると思います。
今いるメンバーは、ガンガン自走ができるレベルなので、それが故、毎日会社で顔を合わせることが少なくなるのもある程度シミュレーションでわかっていました。
なので、朝礼という形で、みんなの貴重な15分をもらうことにしました。
④強烈な発信
新拠点からの発信を意識しました。
その結果生まれたのがアチチ週報というものでした。
どの拠点よりも面白く、目立った週報を書こうということで、アチチ週報という発信力の強い週報を始めました。
しかも、この週報を送付するのは新卒の吉川君です。冒頭の1部を公開しますが、見てもらっての通り、書いてることがやばいです・・・・(笑)
過激な週報にしたのも、実は勢いでやったわけではなくて、自分の中では目的がありました。
・名古屋メンバーを圧倒的に注目させる
・名古屋の熱量を全国に波及させ、他拠点のセールスに対して刺激する
この二点です。
強烈にメッセージを発信することで、逆にその熱波が返ってくるんですね。
その期待に応えていくのは実はすごいプレッシャーで、あえてそのプレッシャーをメンバーに浴びせたかった(笑)
有言実行環境の形成。
言い放ったからこそ、やり切らなければいけない状況は、人を強制的に成長させていくものです。はい。
⑤達成は正義。未達成は悪
いよいよ、最後なんですがやってみての肌感ですが、拠点立ち上げにおいて、もっとも重要だなと感じたのがこの考え方でした。
あと、言葉にすると、めちゃくちゃ嫌な言葉なので、ちょっと書くか悩んだんですが、やっぱりこれ外せなかった。
大切なのは自分も含めてメンバー全員が、恐ろしいほど数字に貪欲になる。数字に追いかけられるのではなく、追いかける。
達成見込みのないメンバーがいれば、慰めるやサポートするだけではなく、きちんと指摘をしあう。上司部下なんて関係ない。
その状態に入り込めば、チームがトランスフォームし始めます。
拠点立ち上げに、弱者は必要ない。
しかし、強者だけでもダメだ。
拠点を立ち上げる、市場に強く楔を打ち付けるという強い意志を持ち、自らの意志で自らを変革させ、道を切り開いていける人でないといけないのです。
その点、今回のメンバーはそれをやりきってくれ、何が何でも緒戦(初月)に勝ちを治め、そこが基準となり連続で目標を達成してくれました。
冒頭で書いたのですが、初月の達成率は、恐ろしいほどのピッタリ100%です、、、(笑)このぴったり100%はすべてを物語っていると思います。
数値に嘘はないですし、この達成はみんなが血みどろになって、数字をかき集めた結果です。
そこにロジックなんてない。もしかしたら、奇跡だったかもしれない。
それでも、勝つ。
この感覚が大切で、みんなで頑張れば高い目標も超えれるんだという意識が芽生えました。
最後に僕が拠点に行って感じたこと
もうね。
忖度なく、最高の3ヶ月でした。
社会人になってから、いや、自分の人生においても、最高の3ヶ月になりました。
ちなみに、自分は直接的な数値面では、ほぼ介入していないです。
むしろ、やってはいけないという強い思いもありました。
なぜなら、名古屋営業所の数値も実績も全てはメンバーのものだからです。その為、僕自身が関われる範囲で、フォーカスしたのが書いた通りの5つです。
未達は悪だとか欲しがりません勝つまではとか、ここに書いてあることだけを読むと、めちゃくちゃ厳しいな。
こんな職場では絶対に働きたくないと思う人も多いと思います(笑)
ただ、実は逆で自分を含むメンバー全員が仕事を楽しんだと思っています。
日々をやり抜くからこそ、ぶつかりもするけど、着実に信頼は深まっているなと感じてますし、そんなメンバーと共に過ごせた時間は宝物になりました(笑)
常駐の期間も終わり、一緒に入れる時間も激減して、僕が出来る事は微々たるものになってきました。が、改めてメンバーに伝えたいメッセージがあります。
これからも沢山の壁にぶち当たると思います。
これは予言ではないですが、絶対にあります。
ただ、その時は初心に振り返ってほしい。
自分がどういう思いでここにきて、何を目指してきたのか。
そして、どんなに高い壁であっても、乗り越え方を仲間と共に考え乗り超えてほしいです。
メンバーのこれからの活躍と成長を心からお祈りしています。
2023年5月吉日
気炎万丈 元親
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