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プロジェクトメンバー「それぞれの育休」vol.3

『育休』と言っても過ごし方は本当に人それぞれ。
そしてその中で感じることもみんな違います。

そんな人それぞれの育休を、「育休のリアル」出版プロジェクトメンバーの育休から感じていただけたらうれしいです。

『プロジェクトメンバーの「それぞれの育休」』3人目は、さとみん。
絶望から”安心と幸せ”が一気に増えたさとみんの育休です。


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はじめまして、編集チームの「さとみん」です。

私には3人の子どもがいるのですが、
今日は1人目の育休の時の話をしたいと思います。

7年前のちょうどこの時期に産休に入りました。
当時は夫と二人、大人だけの生活だったので「これは人生最後のバカンスか!?」
というほど時間があり、1日3時間歩いて30分ヨガをして、お茶をしてもまだ時間が余るほどでした。

いや~本当、今思い返しても優雅なひとときだったわ~。

そして、無事出産を終え、
アドレナリンばりばりで高揚感に包まれた、ママ1日目が過ぎると、
訪れたのは圧倒的な絶望。


赤ちゃんってこんなに泣くんだ・・・

赤ちゃんってこんなに夜寝ないんだ・・・

産後ってこんなに体中痛いんだ・・・

産後ってこんなに気分の起伏が激しいんだ・・・

・・・聞いてないよ~。
これ、これまでの人類の歴史の全世界の全母親たちやってきたの???
赤ちゃんかわいいってみんな言ってくれるけど、本当!?よくわかんないよ。かわいいって思う余裕が全くない。

母子同室の初日、眠くて寝たくてしかたないのに 一向に泣き止まない息子を抱えて、私も泣きながら朝を迎えました。
その日の朝日は一生忘れないと思います。

退院後3週間ほどは実家で過ごし、その後は当時は珍しい1ヶ月の育休を夫がとってくれたのですが、それでも母乳が出るのは私一人。
今思い返せばミルクを頼っても良かったと思いますし、
みな寄り添ってくれていたように思いますが、
当時の私はなぜか孤独を感じていました。


そんな私も4ヶ月検診を迎える頃には子どもの体重が増えてきて、不安がありながらも「赤ちゃんってかわいいな~」と感じられるようになりました。
そしてちょうどその頃、「第1子が2ヶ月~6ヶ月くらいのママ限定」の4週連続子育て講座を地域内で見つけ、複数入ることにしました。

その講座の中で、「子育ての中で辛かったこと」を話す時間があったのですが、
一人のママが感極まってそこで泣いたんです。
まだ出会って2回目くらいのメンバーだったのに。
でも気づいたら自分も涙ぐんでいて。他のメンバーも。
「そうだよね、よくここで言ってくれたね」って共感し合って褒め合いました。

そこから私の育休ライフは”安心と幸せ”が一気に増えたように思います。


私には近くに仲間がいる。

離乳食を食べてもらえなければ、相談できる人がいる。

相談してやっぱり食べなくても、愚痴を言い合える人がいる。

初めて伝い歩きをしたとき、家族のように喜んでくれる人がいる。

なんて心強いんだろう。なんて幸せなんだろう。


仕事をしているときは、ただ寝に帰る場所だったこの地域が、私の町になりました。
地域に活かされている、そう感じられるようになりました。

だから職場に復帰するときも、不安はそんなになかったように思います。
「この町でなら、私はこの子を育てられる。」
そんな自信がありました。

キャリアのために勉強したい、早く復帰したいと産休入り当初は考えていて、
勉強できない日々や保育園に落ち続ける日々を嘆くこともありました。

でも、そんなことよりもっともっと大事なことを息子に教えてもらった、
私の1人目の育休はそんな時間でした。

written by さとみん

『「育休のリアル」出版プロジェクト 純粋応援チーム』というFacebookグループを立ち上げました。

少しでも私たちの想いに共感してくださった人に入っていただきたく、
グループ内では、プロジェクトやクラファンの進捗状況や、SNSの更新情報などを随時発信していく予定でおり、
参加者のみなさまには純粋な「応援」の気持ちを持って一緒にプロジェクト成功を見届けていただきたいと思っております。

ぜひ、みなさまの温かいお気持ちを少しだけプロジェクトに貸してください。
私たちプロジェクトチームメンバーとの面識がない方も、welcomeです。

みなさまの「純粋応援チーム」へのご参加を心よりお待ちしています!!

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