【芸術雑談#4】 レッサー・ユリィに恋をした。印象派・光の系譜に行ってきた。
どうも。いくらと納豆です。
今回は、ちょっと前に行ってきた印象派展の話をしようと思います。
「共感覚」っぽい何かが私のときめきセンサー
みなさん、「共感覚」という言葉はご存知ですか?
私は音楽を聴くと色を感じます。
C-durだと黄色
B-durだと青色
Es-durだと水色と薄い緑色に銀色
他にも、
「A.リードのアルメニ1の最初のところは薄紫と薄い青のマーブル模様だよね」
「J.バーンズのアルヴァマーは緑だな」
「酒井格のたなばたは水色に銀色のキラキラ」
みたいな感じ。
楽器演奏してる時も、指揮してる時も、ざっくり「この部分はこの色の音を出す」みたいなイメージが湧いてました。音楽やってるのに絵を描いてるみたいな感覚。
まぁ、インターネットに落ちてる共感覚テストやってみたら、「あなたには共感覚はありません」って言われたけどね。
でも、「共感覚っぽい何か」は持っている…はず。きっとそう。
雨の匂いがした「夜のポツダム広場」
美術に全く興味を持ってなかった私が美術館に行くようになったきっかけは「ラヴェル→印象主義音楽→印象派→モネ」がきっかけでした。
きっかけ書いた記事↓
初めて自分で美術館にモネ展をみにいった時、楽しみ方がわからなかった美術初心者の私でしたが、「この絵が好きだな、見惚れちゃうな」と思うものには必ず「匂い」がしてたんですよね。
モネ展で「匂い」がしたのは、もやがかったロンドンの橋の上で蒸気機関車が走っている絵。
「あぁ、ちょっと喉にくるような臭さがあるな。煙ったいんだろうな。この時のロンドン。」
睡蓮も綺麗で素敵だったのですが、私が見惚れてしまったのは「匂い」のする作品でした。おそらく、これが私の美術センサーなんだろうなと思います。
今回、行ってきたのは「印象派・光の系譜」@三菱一号館美術館
イスラエルから来たのか。よく来たねぇ。ありがとねー。
流れはざっくり、水!自然!都市!人物!という感じ。
水と光…「The 印象派」だよね。
今回はいろんな画家さんの絵が来ているので、新しいときめきを探す旅になります。
どれも素敵な作品だったのですが、今回、衝撃的だったのがレッサー・ユリィさんの<夜のポツダム広場>
「雨の匂いがする!!」
どの作品も素敵だったのですが、この作品だけ別格な感じで「匂い」を感じさせるのです。雨の匂いもするし、すごい湿度を感じる。この絵だけ違う。絵を見ててビビビときたの初めてかもしれない。一番長く見惚れてたかも。
レッサー・ユリィに恋をした
<夜のポツダム広場>で彗星のかのごとく、私の好きなものリストにランクインしたレッサー・ユリィさん。
その後の展示を見てると、またまた「匂い」を感じる作品に出会いました。
<赤い絨毯>
…
…
…
レッサー・ユリィ
もうっ!!恋に落ちちゃったじゃない!!
ちょっと埃っぽさのある絨毯の匂いと、窓の外から見える街の風の匂い、部屋の空気感が、マスクの中の私の鼻にすっと入ってきました。
他にもレッサー・ユリィさんの作品ありましたが、<夜のポツダム広場>と<赤い絨毯>の2作品は完全に私の「匂い感じるセンサー」に引っかかりました。
お家に帰って早速レッサー・ユリィさんについてGoogle先生に聞いてみるわけです。
…
……
どうやら、みんな虜になってるのに、情報が無いだとっ…?
……
…
こんなに情報ないことってあるのか?ってぐらい何もわからないわけです。
…
……
くっそぅ!!何も情報が無いなら片っ端から本買ってやる!!
……
…
ということで、こちらの本を購入。
レッサー・ユリィさんの画集が欲しい、絵をもっと見せてくれ…(よだれ
という思いでこちらの本を買ったのに内容が…
っ!!?白黒っ!!?
しかも、手書きのドイツ語のプリント!!?
これは、これはデッサンなのか?なんなんだこれはっ!!
私が思い描いていた「The 画集」ではなかったのです。
もし、カラー画集を期待してこれ買う人がいたらオススメしません!!
下調べ無し、無知って怖い。
画集も買ったことないのに。
もう、画集が欲しくて欲しくてたまらない私は次の本を注文。
今度は、どこかのサイトで「coloured」の記載を見た気がするから、きっと大丈夫!!
こちらの本はまだ手元に届いてないので、届いたら感想をまた書こうかなと思います。大学の第二外国語、ドイツ語だったので久々に勉強してみようかな。
こういった動画大丈夫なのかよくわかってないんですけど、ひとまず本が届くまではこれをみて落ち着こうかと思います。Died: October 18, 1931だから70年足しても2001年…きっとパブリックドメイン。あら、世界の名画を無料ダウンロードできる美術館サイトがあるのか。また見てみよう。
三菱一号館美術館もすごい素敵な建物だったし、ずーっと行ってみたいなと思っているCafe 1894も横目でチラッと見えてテンション上がったし、いい時間だったな。
ついでですが、ゴッホは元気な時期でした。よかったね。笑
ヨハン・バルトルト・ヨンキントさんの<日没の運河、風車、ボート>が素敵だったな。ギュスターヴ・クールベさんの<森の流れ>も素敵だったな。
勉強してみよう。
レッサー・ユリィさんの作品、なかなか日本で見れなさそうなので、要チェックです!!
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?