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ブルーロックアニメ2期に向けて烏と乙夜を布教したい。

ブルーロックという漫画をご存知だろうか。
現在週刊少年マガジンで連載中の、デスゲームの要素を加えたサッカー漫画である。
原作は金城宗幸先生、作画はノ村優介先生が担当している。

読んだことのない方は是非読んでみて欲しい。
10/5(土)からアニメ2期も始まるよ。

書きたいことは山のようにあるが、このnoteはアニメ2期の内容に当たる適正試験トライアウト〜U-20日本代表戦を取り上げる。
単行本で言うと、12巻(95話「適正試験トライアウト」)〜17巻(149話「計画完遂コンプリート」)までの内容だ。

このnoteでは、単行本、公式Xのポスト、キャラクターブックであるEGOISTBIBLE、上記単行本の内容に該当するブルーロックのノベライズ版、まだ単行本になっていない部分のブルーロックEPISODE凪、スマホゲーム「ブルーロックProject:WorldChampion」の内容に触れている。

アニメ2期の内容含め、ネタバレが気になる方は注意して欲しい。
漫画のコマの紹介も多々あるが、時系列順ではないので注意。


さて、その舞台となる〝青い監獄ブルーロック〟は簡単に言うと〝300人のストライカーを最後の1人になるまで戦わせて、世界一のストライカーを作るぞ!〟というような施設である。
なので基本的には〝個人の戦い〟を強いられるわけだが、その中でコンビで勝ち上がってきた2人がいる。

それが烏旅人 からすたびとと、乙夜影汰 おとやえいたである。

それぞれ公式から出ているプロフィールがこちら。

烏旅人 からすたびと
〝青い監獄〟二次選考通過時点でTOP6の評価を受けるストライカー。関西弁でひょうひょうとしゃべるが、その鋭い洞察と徹底マークで相手の弱点をつく的確さと嫌らしさに定評があり、「殺し屋」の異名を持つ。味方になった時の分析力・判断力はピカイチ。絶妙なハンドワークにより相手との距離感を支配する、翼のように腕を広げたサッカーフォームが特徴。「凡やな」が口癖だが、素晴らしいものに出会うと「非凡」と称賛する。

・18歳 高校3年生
・身長 183cm
・出身地 大阪府
・誕生日 8月15日。盆や。
・好きな食べ物 昆布茶(落ち着くねん)
・苦手な食べ物 いくら(食感と生臭さが非凡)

ブルーロック原作公式サイト

乙夜影汰 おとやえいた
二次選考通過時、TOP6ストライカーの1人。忍者の末裔らしく、存在感を消して相手のマークをすり抜けるプレースタイルは、驚異的な突破力を誇っている。烏との相性がよく、そのコンビネーションは〝青い監獄〟一の完成度と評される。ダウナーで気だるげなテンションながらクラブ通いが趣味で、ガールハントに余念がなく、いい感じにチャラい。「ちゅーす」が口癖で、挨拶だけでなく乙夜独特のタイミングで連発する。

・17歳 高校3年生
・身長 177cm
・出身地 愛知県
・誕生日 12月3日
・好きな食べ物 チュロス(なんかアガる)
・苦手な食べ物 お漬物(なんかサガる)

ブルーロック原作公式サイト

初登場は、二次選考セレクション を突破したチームの紹介時。
烏、乙夜のいるチームは7つあるクリアチームの中で3番目にクリアしている。

二次選考セレクション を突破し、適正試験トライアウトに進んだ者は35名なのだが、烏と乙夜は35名の中のNo.3No.4なのだ。

強い、シンプルに強い。
私は最強厨の気があるので、好きなキャラは強ければ強いほど良い。

それはさておき本題。
この烏と乙夜のコンビ、結論から言うと〝めちゃくちゃ良い〟のだ。
本当にめちゃくちゃ良い。
その良さを、3つの視点から紹介したい。


①他者から評価されるコンビネーション

烏と乙夜のコンビは、適正試験トライアウト〜U-20日本代表戦中で他のストライカー達と違い、個人の能力だけでなく唯一コンビネーションも評価されているのだ。

ちなみに上のコマは、99話「殺し屋と忍者」に掲載されている。
タイトルが自己紹介過ぎる。

烏と乙夜のコンビネーションに関しては、〝青い監獄ブルーロック〟内では潔、氷織、千切、七星が言及している。

この氷織の発言から、烏と乙夜は二次選考セレクション でもコンビで活躍していたことが分かる。 

烏と乙夜は破壊力があるだけでなく、弱点がないコンビネーションなのだ。

烏の周りにはいつも乙夜がいるため、乙夜以上の能力がなければ他の選手にパスが回ってこないほど、烏と乙夜のコンビネーションは完成している。

そんな烏と乙夜が評価されているのは〝青い監獄ブルーロック〟の中だけではない。

U-20日本代表である蛇来からも「いいコンビ」と評されている。
〝日本代表レベルのコンビネーション〟と言っても過言ではないのかもしれない。

このように、他者から評価される烏と乙夜のコンビだが、その強さを理解しているのは他者だけではない。

「俺が使える最強の飛び道具」
烏が乙夜のことを「最強の飛び道具」と言っているのである。
「俺が使える飛び道具」ではなく、「俺が使える最強の飛び道具」が乙夜なのだ。
誰よりも烏が、一緒にプレーしてきた乙夜のことを評価しているのではないだろうか。

ちなみに適正試験トライアウトでは、キックオフ(リスタート)の瞬間は絶対に乙夜から烏へのパスで始まっている。
パターン化しているということは、それだけ攻撃の形として完成しているのだろう。

それだけではない。
この試合で千切の実力を認めたとはいえパスの選択肢としては真っ先に乙夜なのである。

凛とマッチアップする戦いの局面、烏の視線の先には乙夜がいる。
ということは乙夜も、烏からいつでもパスをもらえる位置にいるということだ。

だからこそ、初めて烏が千切へ出したパスに、乙夜はこの顔なのだろう。

そして、烏と乙夜のコンビネーションを持ってしても負けた後の様子がこれだ。

「俺らは…」という烏のセリフから分かるように、個人ではなくあくまで2人で負けたという意識なのである。

このように、自他共に認めるコンビネーションが烏と乙夜の魅力の1つとなっている。

②対比

①でコンビネーションの強さを紹介したわけだが、似た者同士だから息がピッタリというわけではない。

むしろ、正反対となるような部分が多い2人である。

プロフィールから見ていくと、誕生日はそれぞれ、烏は夏(8/15)生まれ、乙夜は冬(12/3)生まれ

面白い男である。

他にも、日本中でおこなわれるきのこたけのこ論争…その中でも烏はたけのこ派、乙夜はきのこ派である。

また、U-20日本代表戦では烏の背番号は「6」、乙夜の背番号は「9」となっている。
ちなみに、適正試験では烏は「69」乙夜は「33」である。
6」と「9」は69をそのまま分けた数字であり、33は分けてそれぞれ計算すると3+3=6と3×3=9となる。こじつけといえばそうなのだが、つい考えてしまう数字だ。

そして性格に関しても、分析屋の二つ名の通り観察し分析して動くタイプである烏に対し、アガるかどーかの感情先行で動くタイプの乙夜。

そんな2人なので、こんな場面もある。
ちなみに前のコマはこちら。

物言いたげに乙夜の方を向いている烏。
わざわざ小言を言うために寄って行ったのだろうか。

実は、烏と乙夜は、コンビネーションがいくら強くても「仲がいい」とは言われていない。

吉岡みつる先生が担当しているブルーロックのノベライズ版でも、千切から見た烏と乙夜について『抜群のコンビネーションを魅せる二人だが、仲がいいというわけでもないらしい。』と書かれている。

そして、EPISODE凪25話「利害関係」では烏と乙夜の過去を含め、性格もそれぞれ一緒に掘り下げられているので烏と乙夜の正反対さがよりよく分かる。

良かったら前編、後編共に読んでみて欲しい。

一部紹介すると、最初の印象はお互い「なんだこのいけすかねーヤツ…」だった。

しかし、一見気の合わなさそうな2人ではあったのだが、それぞれ互いをリスペクトすることになる。
特に烏は、乙夜に対し「チームメイトとして心地が良かった」と言及している。

そしてこの25話で、烏と乙夜は実は入寮テストの時点から一緒だったことが分かるのである。

本当に、一度読んでみて欲しい。
今なら25話前編は無料で読めます!!!!!
よろしくお願いします。

③何故かよく一緒にいる

本当によく一緒にいる。
面白いくらいに一緒にいる。
試合の中でも外でも一緒にいる。

「同じコマにいる」というレベルではない。
「同じコマに2人でいる」なのだ。

とりあえず、百聞は一見にしかず。
これらを見て欲しい。
まずは、一緒に移動編

大事な試合に向かう時も隣にいる。

前半戦が終了した後も連れ立って歩いている。

ちなみにその前のコマでは、2人して千切に絡んでいて大変微笑ましい。

私はこの三本の矢(烏、乙夜、千切の三段構えの攻撃で、烏が千切を「第三の矢」と呼んだことから勝手にそう呼んでいる。)も大好きだ。

そして、こちらは練習中の2人なのだが、並んで走っているということは連携の練習中だろうか。

そして次に試合中編

瞬間瞬間で一緒にいるのが分かる。

乙夜は、U-20日本代表戦の後半15分で交代となり、ベンチへ向かうわけだが、試合終了後〝青い監獄ブルーロック〟に勝利をもたらした潔へ向かった後、次に勝利を分かち合うのは他でもない烏となのである。

烏に腕を回し、飛び上がって喜んでいる乙夜の姿がある。
ちなみに、ロッカールームに戻った後も2人で勝利を分かち合っている。

勝利にはしゃぐ乙夜を支えるのも烏の役目だった。

最後にお座り編

ミーティングルームでも隣に座っている烏と乙夜。
やはりここにも連れ立って来たのだろうか。

こちらでは2人で絵心の話を聞いているのだが、絵心が来る前のコマを見て欲しい。

準備の出来たらしい烏が乙夜の後ろに移動し、話を聞いていたことが分かる。

なぜ移動した……?

ちなみに、なぜ移動した……?は一度ではない。

向かい合っている烏と乙夜なのだが、絵心が来た時には、こうだ。

わざわざその狭いはしっこに移動し座り直したのか……?

最強のコンビネーションは、こういうところからも培われているのかもしれない。知らんけど。

余談だが、ブルーロックのスマホゲームである、『ブルーロックProject:WorldChampion』、通称PWCでも烏と乙夜が追加される時には2人揃っての追加だった。


既存キャラの新カード2枚同時追加はあるが、初参戦時の2人同時追加は烏と乙夜のみである。

しかしながら、現在数種出ているアニメ2期に合わせた新グッズでの烏と乙夜のコンビでのグッズは少ない。
てっきり凪と玲王ばりのコンビ売りをされると思っていたオタクからしたら驚きである。

と、いうよりコンビ以前に乙夜のグッズが少ない

しかし、それには乙夜の方にも問題があると思う。
決して人気云々ではない問題が。

主人公の潔を例にする。
潔のモチーフは物語でも重要な演出をしてくれるパズルだったり、頭の双葉をだったり、彼の好きな動物である伊勢海老だったり、比較的モチーフにしやすいものが多いと思う。

動物のモチーフがあるのは強い。
どんなジャンルでも動物と組み合わせたグッズは作られやすいモノである。
その点烏は、名前そのものがカラスなので、カラスをモチーフにしたグッズは作りやすいだろう。

そんな烏の好きな動物はこちら。

カラスじゃないのかよ。
つくづく面白い男である。

では、乙夜影汰を考えてみる。
まず、名前で目立つのは「」と「」。
どちらとも闇に紛れる忍者を思わせるのだが、そのまま使うには難しい。

そして彼の最大のモチーフは二つ名からくる「忍者」なわけだが、忍者を想像させるためには忍者そのものを使うか、手裏剣を使うか…と私にはその程度しか思いつかない。

天才的なデザイナーが忍者のモチーフをいくら思いついても、買うのは私のような2つくらいしか思いつかない人間だ。
そんな人間にも伝わる、被りそうにない且つ、分かりやすい乙夜のグッズは難しいのではないだろうか。

それなら好きな動物はというと、乙夜の好きな動物はコレだ。

グッズ製作陣困るわ。

せめて鶴とか、亀とか、コウモリとか、程よく分かりやすいものを言ってくれていたらモチーフにしやすかったかもしれない。

でも好きなものは仕方ない。
フェニックスが好きな乙夜が、私は好きなのだから仕方ない。

こんな感じでグッズにするにはなかなか難しい人物なのかもしれないが、それでも1つでも多く乙夜のグッズ、烏と乙夜のコンビグッズが増えて欲しい。

一緒にいるのを数えた漫画のコマのように、「この人たちいつも隣にいるな…」とグッズでも思いたい。

これを読んで、1人でもアニメ2期の見どころの一つとして、漫画を読み返すきっかけの一つとして、「烏と乙夜」に注目して見てくれる人が増えてくれることを願っている。

ファンが増え、グッズも増えてくれたら嬉しい。


以下、宣伝。

背中合わせ且つ、鎖が繋がっているようなデザインの、No.3烏旅人が飾る13巻とNo.4乙夜影汰が飾る14巻。

キャラクターブックであるEGOISTBIBLEの2巻目では、糸師兄弟と共に表紙を飾ることになった。
おめでとう!

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