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8つ勉・3つ勉を受けて2年たったけど絵描くの楽しくなってずっとやってる

この記事は、遅筆で思うように絵を描けなかったおたくが、イベントレポやFAを描けるようになりたくて「1分で人体を描く」「カフェなどでその場にいる人たちをサクッと書き留める」の見出しに惹かれてネットで受けれるドローイング講座の「8つ勉」(と「3つ勉」)を受講してみたら、レポもFAも描けるようになり、フッ軽に2年間ほぼ毎日色々描き続けられてるよ。という話およびダイマです。

3つ勉2024秋、申込10/10まで!!(マジのダイマ)

8つ勉、3つ勉については本当に1人で勝手に宣伝してるだけなのでわたしには一円も入らないので安心して(?)ください。

8つ勉、3つ勉


まず、8つ勉(3つ勉)を受ける前と後でどれくらい変化があったか

Befor・after

ジェスドロ最初の1体と2年後
8つ勉受ける前と、受けてから2年後のイラスト。かかった時間は左が4時間くらい右が1時間くらい

少しずつ、これくらい変わりました。そしてお絵描きが楽しい。

自己紹介

私は社会人です(美術・デザイン系関係ない業種)。美大や専門学校等も通ったことなし。自己流にちょっと漫画っぽい絵が描ける程度のおたく。

8つ勉とは

タイトル「【楽しみながら上達する】絵を描くのが楽しくなる 8つの勉強法」
講師 栗田唯:高知県出身、ストーリーアーティスト。
2016年にサンフランシスコの美術大学アカデミーオブアートユニバーシティ大学院を卒業。Blizzard Entertainmentにてキャリアをスタートし、『Overwatch』など数々の短編アニメ作品のストーリーボードを手掛ける。日本に帰国してからは、MARZA ANIMATION PLANETで映像作品『ニンジャラ/Ninjala』などに関わり、その後、Tonko HouseにてNetflixアニメーション作品『ONI ~ 神々山のおなり』に参加。
現在はストーリーアーティストの専門チーム「ソイフル」を立ち上げ、クリエイティブ・ディレクターを務める。
ナビゲーター 砂糖ふくろう:ジェスチャードローイング関連の書籍や講座を多数開催。日本で「ジェスチャードローイング」を広めた人。京都芸術大学 客員教授。VST(ビジュアルストーリーテリング)が専門。「視覚要素だけで、キャラクターの物語を語る」ってどういう事なのかという話を軸に、セミナー講師、学校講演、大手アニメーションスタジオにて、新人教育のための研修講師など活動中。現在はビジュアルストーリーテリングを実践するお絵描きサロン「VST酒場」を運営。好きな食べ物は、IKEAのスモークサーモン。

(Live up 講師紹介より引用)

この2名が対話しつつ、「なんでドローイングなのか」「なんのためにこのセミナーがあるのか」といった導入から、すぐに始められるドローイングの手法(受講中に実際に描いてみる演習のコーナーが入ります)やドローイング、構図の知識の教授まで「あなたの”ストーリー”を表現するために必要なドローイングの技術」を網羅的に教える、という密度の高いセミナーです。(オンタイムで受講すると結構疲れます!真剣に取り組んだときの楽しい疲れ。)

3つ勉とは

3つ勉は、砂糖ふくろう氏が単独で講師をつとめ、8つ勉でやったことのうち特に基本で大切な「ジェスチャードローイング(短時間で人を描く)」「カフェスケッチ(生きている人からアイデアをもらう)」「フィルムスタディー(構図の引き出しを増やす)」の3つにポイントをしぼり、しっかり講義もありつつ演習(実際に描いてみる・やってみる)を通して身につけるといったセミナーです。

どっちを先に受けるべきとかは・・・特にないようで(不定期開催な事もあり)
8つ勉→3つ勉の順に受けると、8つ勉で習った内容をより深められる
3つ勉→8つ勉の順に受けると、大事な基礎の部分がなじんだ状態でさらにお絵かきを発展できる
(わたしはこっちでした)
といった感じでしょうか。

わたしが受講したあとにやったこと↓

翌日~
 ・ジェスチャードローイング
 ・カフェスケッチ

8つ勉(3つ勉)でこの2つが特に私のニーズ(レポ絵やFA描きたい!)に合致していたのと、どちらも短い時間でできて楽しかったので
とにかくアーカイブ(3ヶ月くらい視聴可能だった)を繰り返し見ながら毎日やっていました。
当時の課題が

①俳優さんやガワ(ヒーロースーツ姿)を似せられない、描いたものに納得できなくて詰む。
②なので筆が遅い(1枚絵の線画まで描くのに少なくとも2,3時間)
③社会人なので忙しい、時間がない
④そうこうしているうちに動機が霧散して筆を置く

だったことに対して

①自分の中で納得いくまで何度でもいろんな方法で試行錯誤できるので詰まない
②1体1~2分、最長5分の基本ルールでたくさん描いてるうちに手が短時間でスルスル動くことに慣れた。
③1日20分練習のジェスドロやるだけで無理なく気持ちいい~~~ので、続けられ、そのうちに本番の絵も1枚1時間程度でざくざく描けるようになっていた。社会人の可処分時間で無理なく楽しめた。
④動機が熱いうちに出力できるから満足するしまた次もやりたくなる

という解決が得られて楽しく続けられそうだな~と思っておりました。
また、これは初めから狙ってやっていたわけではないのですが、
毎日ちょっとした時間でジェスドロやカフェスケッチをやることで、脳が麻痺して絵を描くハードルが下がり
「絵は綺麗に描かなきゃ、資料を集めなきゃ・・・3D人形にポーズ撮らせなきゃ」から、
「あ、こういうのいいな。ちょっとその辺の紙に描いてみるか。」くらい
軽い気持ちで自然にペンを取れるような心理面での変化がありました。

半年後

 ・ジェスチャードローイング(ほぼ毎日)
 ・カフェスケッチ(ときどき)
 ・レポ・FA

この頃に、全身の絵がぎっしりのレポを1日で9枚、2週間で30枚描けました。異常行動すぎる。自分のことなのに自分が一番びっくりして、当時もnoteで記事にしました。

↑あまりに異常行動すぎてびっくりして書いた記事

1年後

 ・ジェスチャードローイング(着衣)
 ・カフェスケッチ
 ・顔の書き方や人体の本の模写
 ・レポ・FA

この年もライダーにドハマりして(そして俳優さんのファンになり・・・)イベント・舞台挨拶に通ってはその時々のレポを残していました。
ジェスドロをやりながらもどんどん欲が出てきて「もうちょっと脚の筋肉を本物っぽく描きたい」「顔のパーツのバランス整えたい」「首と肩をもうすこしかっこよく描きたい」…と思うようになり、tb choi氏の「キャラクターの描き方」や、マイケル・ハンプトン氏の「人体の描き方」(の、頭部の描き方の章)を模写して、少しずつドローイングに取り入れていきました。ちょっとリアルに寄せられるようになって、嬉しい。
色々描けるようになったことを、記事にもしました。

2年後(いま)

 ・ジェスチャードローイング(だいたい毎日)
 ・カフェスケッチ(ときどき)
 ・フィルムスタディー(ときどき)
 ・chommang drawing(ジェスドロのあいまに)
 ・好きなアニメの画集模写
 ・レポ・ドラマの感想絵・FA

ま~~~~~だやってる。全然飽きない。

もちろん会社員しつつ、帰宅後の隙間時間や休日の時間を使って楽しんでいます。

また、今年に入ってからchommang先生のyoutubeチャンネル(有名)をいまさら初めて知りました。
人物の頭部・顔を立体的かつちょうどいいデフォルメで描くのが難しくて、マイケルハンプトンやルーミスの描き方を参考にしていましたがいまいち描きたいバランスで描けない・・・ということに悩んでいました。そんな折こちらの動画を見まして

鉛筆一本と消しゴムで、写真をほどよいリアル目のデフォルメでさくさくとドローイングしていく様子が、3次元の俳優さんのおたくかつドローイング修行中の人間の心に超・シンデレラフィット。
さらに元々自分が参考にしていたマイケルハンプトンの「人体の描き方」に書いてあった頭部の描き方とchommang先生の描き方とが共通しており、すぐに「やってみよう!」と思えました。

今までの人生で写真の模写なんてできるわけない上にモデルにした写真に「こんなに美しくなく描いてしまって・・・ごめんなさい」と謎の罪悪感に襲われ全く楽しくないためやったことなかったのですが、簡単な線・球から描き始めている・・・今ならできるかも?と思いやってみたら、(決して上手ではないけれど自分でOK出せるレベルの)リアル寄りのデフォルメで顔が描けました。

chommangdrawingを見てやってみた写真模写
写真を描くのが怖くなくなりなんでもやってみよ〜の気持ちでテニミュのブロマイド模写

ご覧の通りで決して上手ではないのですが
自分では写真を見ながら絵を描けるなんて思っていなかったので、こんなこともできるんか!の気持ちでした。
もっと漫画漫画した絵しか描いたことなかったので…

そのほかに好きなアニメーターさんの画集を模写したりもしましたが、明らかに以前(2年前)より、短い時間で似せて描けているような手ごたえ(当社比)がありました。

すしおさんの画集から模写

このようにちょ〜っとずつ発展しながら2年間ず~っと絵を描き続けることができたのは、8つ勉・3つ勉の、特に「ジェスチャードローイング」に出会ったことで

・短い時間で描けるので、自分の生活時間に合わせて気軽にペンを取れる
・ラフだけど描ききれていることが成功体験になった

この二つが主な理由でモチベを保つことができ、気が付けば2年やってるな・・・という感じで続けることができたんじゃないかなと思います。

2年前には自分がこのようなインターネットお絵かきマンになるとは思っていなかったので、今のような状態になるきっかけとなった8つ勉(3つ勉)は、初心者の方はもちろんですが、絵を描くのが好きだったのにちょっと苦しくなってきた方や、自分にはもう伸びしろなんてない、と思ってしまっている方の背中を押してくれるかもしれません。あと、不定期開催らしいので、次いつ開催されるかわからないのでぜひ受けられるときに・・・!

おまけ


以下追記で、こうやってレポ書いてます2024。
この記事の中にもリンクを張った私の記事内(無料公開)にも公演を見てからレポ完成までの一連の流れについて書いてありますが
あれから2年経った今はこんな風にやってますよ~の紹介です。正直あまり変わってないです。全然購入しなくて大丈夫。

ただ、実際にこんなふうに見てこんなふうに描きました、ということを結構具体的に細かく書いてオープンにしすぎることにちょっとだけ気持ちの抵抗があったため、有料記事にさせていただきました。
自ジャンルは秋冬で怒濤のイベントがありますが、自分もレポ描いてみたいな~、こういうののレポ描いてる人ってどうやってるんだ?と言う人向けの一つのケース紹介、的な内容です。

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