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錆とヒューマノイド

金属の錆びた風合いが好きだ。
ペンキの塗装を突き破り、腐食しながら溶け出して爛れる様は
時に玉虫色のようにして光るようにさえ感じる。

ところで集合体恐怖症というものは
ヒトが病気を連想する為ゾッとするものらしい。

もしもヒューマノイドが現れたとして、
限りなく人間に近しい制度の人工知能を獲得した時、

錆びついたトタン屋根や緑青を見て
死を連想し、嫌悪するのではないか。

なんて思う。


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