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G7

G7、すなわちグループ・オブ・セブン、はかつて日本語では先進国首脳会議と訳された。そのメンバーのほかにもスイスや韓国といった先進国があるので、その訳語は適切でなくなったのであろう。現在は、主要国首脳会議が正式の訳である。これにはこれで、中国やロシアはどうなのか?、といった異論が出るはずである。また、「サミット」だけでG7を指すこともある。しかし、サミットは首脳会議の意味の普通名詞であって固有名詞ではない。今回のテーマは、1975年から現在まで、G7サミットの役割がいかに変化したか、解説しなさい、である。

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