現状維持の檻を壊すカギは、あなたの中にある
私は今、人と深く関わりその幸せを願いながら、理想の未来の実現に向けた行動変容を全力サポートする自己実現ブレークスルーコーチとして活動できていることに、幸せを感じています。
でも、コーチングを学ぶ前までの私は、苦手な人間関係は必要最小限にして、なおかつ、リスクを負ってなりたい自分を目指すよりも、リスクを負わず現状維持で我慢し続ける人生を選び続けていました。
子供の頃からずっと、明るい人を羨ましく思っていました。
私の考える明るい人とは、気軽に周りの人に話しかけたり、自己表現が豊かで人前でも堂々と発表できる人のことです。
反面、気軽に人に話しかけたり、自己表現をした自分を笑われたり、疎まれたり、嫌われることを恐れ、恥ずかしいと感じていました。
だから、「私には資質がないから、明るい人になれるはずがない。」と思っていました。
人から話しかけられるのを待つ自分。
誘われないと人の輪に入れない自分。
良いことやためになることを話さないといけないと考え、言葉がすぐに出てこない自分。
自分を良く見せようとして、上っ面な耳障りの良い言葉で話す自分。
自分のイメージが悪くなることを恐れ、本当の自分を話せない自分。
面接やプレゼンテーションで、シナリオを正確に話すことにこだわるあまり、気持ちのこもらない一人語りのように発表する自分。
無表情で解説するように話す自分。
こんな自分でも変われるかもと、コミュニケーションの本を読んだり研修を受けたりしました。
それによって、コミュニケーションスキルを認識することはできましたが、結局は変われず、余計に「私は明るい人にはなれない。」という思いが強くなっていきました。
でも、今考えると、変われなかったことは当然だなと思っています。
それは、一言で言えば本気度がなかったからです。
変わりたいと考えているのにもかかわらず、あまりに安価で手抜きで他力本願で、頭の中だけでやったつもりになって、勝手にうまくいかなかった自分を想像して、勝手にあきらめながら取り組んでいたからです。
会社の昇給プレゼンテーション試験で不合格となり、もう無理して自分を変えようとするのはあきらめ、低評価でも当たり障りなく人と接しながら仕事をこなして、定年までしがみついていこうと考えていました。
そんなとき、上司との面談で初めてコーチングというものがあることを知り、紹介されました。
正直、初めて聞いたコーチングに対して、疑いを持ちました。
でも、その時の上司が私に、「中川は自分から話すのは確かにうまいとは言えないけれど、反応を見ていると人の話をちゃんと理解して返してくれているように見えるよ。だから、人の話を聞くことがメインのコーチングスキルと相性がよさそうだから、やってみたらどう?よかったら知り合いがやっているコーチングスクールを紹介するよ。」と言ってくれました。
その言葉を聞いて、「聞くことと話し上手って、どうつながるのだろう?」と思いつつ興味が湧いたことで、私の疑いが和らぎ、さらに、「ダメで元々でコーチングやってみよう!」という気持ちになりました。
コーチングを学んでいくにつれて、自分の中でできていると思っていた「聞く」がどんどん深まっていくのを感じ、コーチングの面白さにはまっていきました。
そして、これまでの自分には、無理して話さなければならないという思い込みがあることにも気付き、拙くても詰まってもいいから自分の言葉で話せば、ほとんどの人は聞いてくれることを知ることができました。
さらに、これまで本や講座から得たコミュニケーションスキルの知識がコーチングにより自分の中に落とし込めたことで、バラバラな点のようになっていて使えない無駄な知識だと思っていたものがまとまって、使えるコミュニケーションスキルとなっていくのを感じることができました。
理想とする「明るい人」にはまだまだ遠いですが、間違いなくコーチングとの出会いが私のブレークスルーポイントのきっかけを作ってくれました。
現状維持で淡々と過ごす日々から抜け出せないと思い込んでいませんか?
私も同じように感じていました。
でも、自分を変えるきっかけは、自分の中にある「本気度」と「ほんの少しの勇気」でした。
コーチングとの出会いが、私にその扉を開かせてくれたように、あなたも変化の一歩を踏み出せるはずです。
今の状況を続けるか、ブレークスルーを起こすかは、あなたの選択次第です。