遮光器土偶に赤ん坊
#小諸市石神遺跡の土偶頭5 最終書込み20200814
亀ヶ岡式の遮光器土偶について
大型の遮光器土偶は生まれたての赤ん坊がおくるみを着た姿に見える。
大きさもほぼそのくらいである。
そもそも自立できるように作られてないのは赤ん坊を模して造られているからではないかと思う。
当時の女性が最も心配な事は出産に関する事柄だと思うが、遮光器土偶はその象徴として赤ん坊の姿をしているのではないかと思う。
髪の毛あたりの穴が開いている部分にひもを通して釣ることは出来ると思うが、素焼きの人形で大型のものとなると、壊れてしまいそうなので普段は寝かされていたのではないかと思う。
持ち運ぶ時は抱いて運んだりと、扱いも赤ん坊と同じなのではなかったかと思う。
土偶が小さかった頃は違っていたのかも知れない。
作っていたのが女性だったとして、元々大きな目をした顔が赤ん坊に見えてきて、大きさも赤ん坊大に寄っていったのではないかと推測している。
いずれにしろ女の人が大事にしていたのだろうと考えている。
といっても可愛がるための人形ではない。
全然可愛くない。むしろ不気味である。
無事出産が済みますようにとか、無事生まれますようにとかの祈りを届けることができる精霊として存在していたのではないかと考える。
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