お局フレネミーと約3年ぶりの転職活動
3年ぶりに転職活動を開始した。
といっても先月に退職済みで、現在無職。退職するまでに、もめにもめてたけど辞めることができてホッとしている。逃げ切った。万歳。
世間一般的には、在職中に転職活動をするのが常識なのかもしれないが、それは心身が健康であることで成立する話だと思う。
私は、お局(経営者の高校時代の親友)と2人体制の管理部門にいた。業務多忙で、書類の整理を断ったら、お局にキレられ、いい加減我慢の限界に来ていた私はキレ返してしまった。
書類の整理くらい、一人でできないのだろうか。なぜ私を使うのだろう。上司でなく先輩というだけで、命令してくるがミスがあっても責任は取らない、それがこいつだ。
キレた一件からパワハラが加速し、その2週間後、お局が気に入っている男性(お局の片思い)と私が休日に出かけることが知ることとなり、さらにパワハラが加速した。
パワハラのギアが変化したのが、目に見えて分かった。そして体感した。パワハラってギアがあるんだな。勉強になった。(遠い目)
知られたときに、思いっきりニラんできて、小中学生じゃないんだから、勘弁してほしいと思った。大人になって、誰かに睨まれるとは思わなかったな。
正当な理由で業務を断ること、独身同士の同僚が休日に遊ぶこと、何の問題があるのだろうか。
気に入らない、という個人の感情で一人の人間を追い詰めて、ストレスをぶつけてくる。100万円くらいもらわないと、バランスが取れない。
冗談抜きで。
連日のパワハラで不眠症になり、心療内科に通い、3ヶ月後に退職することができた。不眠は、有給をとってから2週間で治った。
お局との断絶、一番の良い薬だ。
つい先日、Twitter(X)で「フレネミー」という言葉を知った。「お局」と言ってしまえば、想像に難くないが、お局は完全に「フレネミー」だと判明して合点がいった。人として問題がある。
米国の研究では、フレネミーは(友人を装う敵)は、親身になって話をきいてくれるが、たまに攻撃もしてくる人で、どう接してよいのかに意識が集中してしまい、判断力を奪われたり常に感情を揺さぶられてしまうので、強いストレスを感じる。また、フレネミーと一緒にいると鬱になりやすく人生に不安を感じやすくなるとのこと。まさに、お局で症状はまるで私だ。
はじめは、褒めて自分の仲間に引き入れ、気に入らないと手のひら返しして、仲間外れに追い込む。
いつだってターゲットを探していて、排除する。その間、排除する人とも世間話を平気でする。なんなら優しい時もある。でもその人がいなくなった途端、悪口を言う。とても恐ろしい。自己評価が異常に高く、意見すると攻撃されたと思い込み、自分自身を防御するために相手を攻撃する。反論できないくらいに。そして嘘もよくつく。
「怒ってくれる人がいるってありがたいよねー」とお局が誰かに言っていた。お局が誰かに怒られたことは見たことがないし、聞いたことがない。この人に怒れる人なんているのだろうか。やっかいだから、わざわざ怒る人の気が知れない。あ、私か。
唯一、怒った私に感謝してほしい。有難い、そう言っていたじゃないか。いまだに感謝の便りはない。いつでも待っている。
入社当初、お局に「大好き!最高!」「来てくれてありがとう」「この人ならって思った」とべた褒めだった。あ、私のことです。
それが時間がたつにつれ、業務で質問すると、ムッとしたり、私を試すような発言や業務の無茶ぶりをするようになった。
ミスをすると始末書を出せと言われ、資料を作ると「こんな長い文章(上司)は読まない」と突き返され「謝罪してください」と言われた。
正直、始末書を出すほどのミスではなかったし、この程度で書くなら、社員全員が頻繁に出さなければバランスが取れない。なぜ狙い撃ちのように、私は詰め寄られたのか、今でも理解できない。
すでに謝っていても、お局のいう謝罪は今にも泣きだしそうな顔(でも泣いていない。泣かれると面倒だから。)で「申し訳ございません」と頭を下げることが、謝罪らしい。演技も要求される。注文が多いんだ。
反省している人をさらに追い詰め、必要以上に反省させる行為は、いじめ以外言葉が見つからない。
お局はミスしても謝らない。しかもミスがなかったかのように隠す。または相手のせいにする。だから周りは仕事ができる人と評価している。おかしい。
周りも見る目がないのが残念だ。私がわざわざ言うのも、なんだかおかしな気がして、でも誰かに言いたい気持ちとで、よく葛藤していた。それが解消する日は訪れなかった。
それでも耐えて、傾向と対策を考え先回りして業務にあたり、言われなくなるところまで持っていった。いつしか業務量は入社時の倍近くになった。
おかしなことに給料は1円も上がってない。入社してから2年間。そして、お局の給料は私の2.5倍だ。おかしい。
その後、上司に交渉して給料は上がったが、昇給が決まってから、4ヵ月後だった。イカれている。給与担当のお局に、いつ上がるのか確認したら、翌月に上がるとかないから、と言われたけど、私は嘘だと分かっていた。説明できないことは、平気で嘘をつく、それがこの人。
この会社の規模で定期昇給がない組織で、翌月に給与が上がらないなんて、そっちの方ないだろう。全部分かったうえで「そうですよね」と納得したように返事をした。演技が要求される。経験した業務に「演技」と書けそうだ。
人を募集して、入社してもお局と合わず退職していった。お局が辞めさせたようなもので、1年のうち2人採用して、どちらも2週間以内に退職している。
退職した人たちのせいにしていたけど、あれは完全にお局の責任が大きい。私だけが知っている。辞めた人をモンスターと言っていたけど、モンスターはあなたですよ、と言いたかった。たちまちその場は戦場になるだろうな。
採用活動は入社まで3ヶ月かかる。一人につき3ヶ月。二人で6ヶ月。労力、時間、お局に全部なぎ倒された感じがして、ひとり空しい気持ちでPCのキーボードを叩いていたっけな。悲しかった。仲間がようやく増えたと思ったら、あっという間にいなくなってしまう。
空しさと悲しさがないまぜの心境は今でも覚えている。
そんなこんなで、あの「キレた」一件が勃発する。
よくあんな怖い人にキレられたなと思う。でも、元来正義感の強かった私は、お局のやり方、対応が許せなかった。子どもの時から、年上に意見して、納得いかない大人の言うことは聞かず、いじめているやつには、喧嘩しにいっていた。ヤンキーの胸ぐらをつかんで、喧嘩をした私が、大人になっていじめられるとは思わなかった。
いつだって一人で乗り込んで喧嘩していた。だから、お局のような卑怯で責任を取らないやつが許せなかった。こんな奴に負けるなよ、子ども時代の私が言っているような気がしたし、あの子は最高にかっこいいから、きっと私の行動は喜んでくれると思う。あ、私のことだけど。
お局のことを友人に話すと、目を見開いて「こんな人いるの?」と言われるが、平気で普通の人の顔をして日常に存在している。
ヒトラーの生まれ変わりかなと思うくらい残酷で無慈悲だ。戦場にいたら、こういう人が英雄になるんだろう。
そんな人と毎日同じ空間で、2人きりで業務をしていたら、転職活動をするエネルギーなんて残されていない。社内で誰も味方がいない中、よく生き抜いたな、と今なら思う。
心療内科の先生にも「本当に大変だったね。よく頑張ったよ。」と通院終了時に言われたが、あれから1か月、私もそう思う。少し時間が経つとより実感する。戦場真っ只中だと、よくわからないが、客観的に見れると、まじですげーなと感じる。
あの戦場を生き抜いたから、今の私がいる。けっこう戦闘能力高いと思う。スカウターで見てほしい。
だから今、転職活動中でもあまり不安はない。ただ、暇なんだ。応募をしてるけど、面談に進めない。1ヵ月たっても、こんな感じだったら、別のやり方をやろうとBプランは考えている。
私が望むのは、健康と安全だ。健康で安全に仕事がしたい。業務に集中して、周りの人の役に立ちたい。正当に評価されたい。人が一人生きていく給料がほしい。誰かに搾取されるのは、いい加減イヤなんだ。休みの日は思いっきり元気に過ごすエネルギーが残る環境で働きたい。普通って、こんなにハードル高かったけ。
フレネミーお局に、いつかしっぺ返しが来るといいなと思うけど、脳内に1秒たりとも存在させるのがイヤだ。一つの事実として、私以外に2人「あの人とは二度と仕事したくない」と同じ部署にいた人の話は知っている。そして2人とも2年以内で会社を去っている。いくら我慢強い私でも2年7ヶ月。
一番近くで一緒に働いていた人に「二度と一緒に働きたくない」と思われてしまうなんて、可哀そうな人でもある。それって、やり方が完全に間違っているし、人としても最低だと言われているようなものだ。社会人として大人としてアウトだ。
なぜあんなモンスターが誕生してしまったのだろうか、脳内を整理するためにも、またお局フレネミーのことは書きたい。
あと、超暇っす。仕事がしたいわー。