田島中学校の2年生がパークファンを目指す!~「誰かを誘って行きたくなる公園を考えよう」~(IKUNO×ものづくり×ICT 次世代の職業体験プログラム)
みなさんの家の近くには、どんな公園がありますか?
学校や通学路の近くに、思い出の公園は残っているでしょうか。
動物園やお土産ショップと隣接しているような、
大きな公園の話ではありません。
たしか、小学生の頃に誰かとよく行ってたな・・
そういえば、「黄色いすべり台」だけ覚えている公園・・
このところ思い出すこともなかったけど・・
そんな公園が、今回の体験プログラムの舞台です。
大阪市では、
公園をもっと自由な発想で、もっと楽しく、もっと柔軟に使えるように
「みんなで公園活用事業(愛称:パークファン)」を進めています。
「パークファン」という名前には、「公園がもっと楽しい(fun)場所」となるように
そして「公園のファン(fan)」が増えるようにという想いが込められています。
公園は、人々が集い、憩い、交流する場所です。
地域のきずなを深める大切な役割もあります。
毎日の暮らしに少しでも安らぎを感じ、心が豊かになるといいですね。
これから田島中学校の2年生は、この「パークファン」を目指し企画提案します。
テーマは「誰かを誘って行きたくなる公園を考えよう!」
おもしろそうでしょ?
いままでの「次世代の職業体験プログラム」とは一味違って、
実際のモノづくりが中心ではなく、
企画を考えて「企画書」を作成し完成していきます。
自由な発想を持ち、それを企画内容に表現して、しっかり伝える事が求められます。
柔らかいアタマが必要となりそうですね。
中学生には、ちょうどピッタリの企画です。
どんな企画書が出てくるか楽しみです!
この体験プログラムで、
ずっと一緒に生徒を見守りながらアドバイスをくれる講師は、
「株式会社ながやR」の小笠原 船長です。
(船長ってなに?)
*ながやRさんは、2017年に生野区で創業し、
DIY総合エンターテインメント企業として「売る」「作る」「教える」のDIY事業を展開。
<DIYの市場拡大を目的に新しい航路へ「ながやR」という船で大海原へ出航している> という ストーリー設定があるそうです。
だから、小笠原代表は「船長」と呼ばれているんですね。
2023年度からは「パークファン パートナープレーヤー」として認定され活動中。
公園活用について、なんでも教えてもらえそうです!
さあ、どんなふうに企画は生まれ、「行ってみたい公園」となるのか、一緒にみていこうね。
その1:第1回授業 9月26日「誰かを誘って行きたくなる公園を考えよう」
みんなは多目的教室に集合しています。
2年生全員で、小笠原船長の講義を聞き学習しました。
・DIYってなに?
・DIYの実例集
・DIYを活かした空間演出の数々
・DIY企業が仕掛ける公園活用とは?
「DIY」とは、Do It Yourself ということですね。
「まず、人に頼らず自分でやってみよう。」
自分でやってみると、なにか新しい発見があるかもしれません。
素敵なことですね。
DIYの学習に続き、
・「パークファン」の公園活用例を紹介。
・具体的な企画の立て方
など「身近な公園」について
いろんな可能性を感じるお話を聞きました。
第1回授業で、早速たくさん学習すべき点がありました。
自分で考えて「企画する」というのは、
ちょっと難しいのかな・・?
少し分からないところもあるけど、なんか面白そう!
その2:第2回授業 9月30日「行きたくなる公園をプランニングしよう!」
ここでは、みんなで具体的に「企画提案書」をまとめます。
まず、ひとりひとりで「アイデアシート」を記入しました。
「公園」と聞いて、感じることや記憶にある言葉を
どんどん書いてみます。
案外たくさんありますね。
「1日限定でやってみたい事は?」
もし公園でなんでも出来るなら、
いったいワタシは何をやりたいんだろう?
正直、よくわかりません・・
でも、「作って公園に置いてみたいものは?」 これはあるよ!
アイデアシート、書けるだけ書き込みました。
次は、各グループに分かれ、
公園について、みんなで考えます。
先生からの、いろんなお話を聞きながら少しずつ内容をまとめていきます。
各教室を回っていた小笠原船長(はっぴがキマってます!)からも、
たくさんのアドバイスをいただきました。
今回、もと田島小学校のすぐ隣りにある「田島公園」が具体的な想定の公園です。
授業では、「田島公園」の写真や図面が、教室の後ろに貼ってあります。
最近行ってないのかな?
時々、後ろの図面をじっくり見たりします。
「誰かを誘って田島公園に行ってみたくなる企画」を、
みんなで、じっくり考えます。
企画提案書とは、コンセプトシートです。
企画内容を、言葉で整理していきます。
「やりたいこと・目的」を決めて、
「来て欲しい人」を話し合い、
「来てくれた人はどんな気持ちになって欲しい?」か、考えます。
そして実際に、田島公園で何をするのか?したいのか?それは出来るのか?・・
やりたい内容から「プログラムタイトル」を決めました。
「チーム名」もです。
ユニークなチームが勢ぞろい!
「天才」「たじ丸船長」「五匹の子ぶた」「竹輪」・・
だんだん企画がみえてきたかな!
提案書には、イメージ図を書き込みます。
製作物やプログラム内容をイラスト等で描きます。
絵で描くと、やりたい事が分かりやすくなりますね。
みんなの頭の中も整理できるようです。
また、実施内容をみんなで話し合います。
時間が足りない!
でも各グループは、集中して「企画提案書」の完成を目指します。
決まってきたプログラムには、見てみたい内容がたくさんあります。
「お化け屋敷」「お昼寝スペース」「ふれあい祭り」「宝探し」・・
ほんとに楽しみです!
「校内プレゼン大会」にむけて、みんな頑張っています!
プレゼン大会で発表する企画提案書は、
実は冬休みに、一般投票やアンケートで、
いろんな方々に見ていただく事になっています。
「もっともっと、いい企画書にしたいです!」
その3:第3回授業 11月9日「企画提案書をブラッシュアップしよう!」
各グループは、企画内容に対して、
船長から具体的なアドバイスをもらいました。
届いたそのアドバイスもふまえ、
きょうは、間近に迫った「校内プレゼン大会」に向けて、
自分たちの「企画提案書」を改めて見直し清書します。
なるほど!せっかくの企画が、読んで想像できない文章ではもったいない!
Webアンケートに向け見やすく、マジックペンでしっかり書き直します。
基本的に、もっと分かりやすい字を書こう!
イラストは、もっとしっかり色を付けてメリハリをつけよう!
縁どりを強調したら、いい感じ。
プログラム内容も、まだ修正できるぞ!
タイトルはこちらのほうがインパクトある?
(11月14日「プレゼン直前練習」)
来週の校内プレゼン大会が、いよいよ近づいています。
きょうが最後の準備日です。
各チームは、清書した「企画提案書」を確認しています。
当日、説明の担当部分はどうするか、など
みんなで話し合いました。
「プレゼンテーション」だから、印象を残したい!
説明時間はどれくらいかかりそう?
当日は、誰が来るのかな?
そうです。当たり前ですが、今回は自分たちの企画を
「田島公園」で実現するための「大事な校内プレゼン」です。
他のチームのメンバーや、色んな方にアピール出来る
大事な機会なんです。
先生が、企画提案書を黒板に映して
リハーサルが出来るように準備してくれました。
最初は、挨拶から入って・・
アピールポイントは・・
企画に込めた思いとして・・
ちょっと緊張してきたかな。
プレゼンがんばろう!
その4:第4回授業 11月17日「校内プレゼン大会」
ついに「校内プレゼン大会」の日が来ました。
多目的室に全員集合です。
友だち、先生、
そして「ながやR」小笠原船長と大阪市建設局の公園担当の方の前で、
順番にプレゼンしていきます。
スクリーンに映る企画提案書を前に、
みんなで分担した担当パートを説明しました。
確認したアピールポイントは、しっかり言えたかな。
船長からの質問が鋭い!
でも大丈夫。ちゃんと答えられましたね。
最後のイメージ図まで説明し、みんな頑張りました。
総評もいただき、
そして、プレゼン大会は、無事終了しました!
とても身近で、でも少し遠い存在になっているかもしれない「近所の公園」
田島中学校の2年生は「誰かを誘って行きたくなる公園」を企画しました。
何回も書き直しました。
社会に出ると、多くの「企画」は、なかなか実現出来ません。
現実は厳しかったりします。
プランニングとは、本当に地道な作業かもしれません。
ただ、今回はちがいます。
どの企画が実現するのか、
みなさん、待っていてくださいね。
(前編終了です。また後編に続く! ご期待ください。)
*「誰かを誘って行きたくなる公園を考えよう!」の
企画について、みなさんのご意見をお聞かせください!
続いて「note」の企画提案書発表もご覧いただき、
https://note.com/ikuno_mirai/n/nb7a4f8b5afc2
下記サイトから、是非投票をお願い致します。
(2024年1月31日までの期間限定です)
(大阪市行政オンラインシステム:無記名・複数投票可能)
https://lgpos.task-asp.net/cu/271004/ea/residents/procedures/apply/5d66e8ee-9395-4b8f-b71d-9341d2c7da55/start