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GPD WIN4 2023 購入レビュー

UMPCってなんだ?と思ってたら、ウルトラモバイルPCのことだったんですね。というわけで、めっちゃ小さいゲーミングPCを購入したのでざっくりレビューさせていただきます!


■概要とスペック

・どんなPC?

公式サイトはこちら

ざっくり言うと、6インチディスプレイ搭載のポータブルゲーミングPCです。
ディスプレイをスライドさせるとキーボードが現れるというおもしろ構造が特徴。十字キーやアナログスティックなどもついているので、まさにちょっと大きいPSPといった感じ。

中身(OS)はwindowsなので、steamはもちろん、Epic Gamesやバンダイナムコlauncherや原神のランチャーなんかもしっかり動きます。何のゲームをやってきたのかモロに出るラインナップ。なんかはずかしい。

・型とスペック

GPD WIN4 2023 ピュアホワイト(7840U)
本体サイズ:約220x92x28mm
本体重量:約598g
メモリ:32GB
ストレージ:2TB
CPU:AMD Ryzen™ 7 7840U
GPU:AMD Radeon™ 780M

・なぜこれを選んだか

まず大前提として、私はMacユーザで母艦が完全にそちらです。
Windowsマシンはガチでゲームでしか使わないので、メインPCとしてどの程度使えるかについては未知数ですということはお伝えしておきます。

元々使っていたのはタワー型で、ゲームするだけなのにでかいし邪魔だなぁと感じていたところで買い替え時期が来ました。
それが初めてのゲーミングPCだったこともあり、とりあえず手が届く価格帯で無難なものを一揃い買ったという感じだったので、少し分かってきたタイミングで改めて自分のスタイルに合うPCを模索した次第です。

ちなみにマウスやキーボードに関しては以下の記事に書かせていただいているので、今回は割愛。
以下のデバイスは普通に繋いで使えていますのでご参考までに。

■ざっくりレビュー

・遊べないゲームにはあたっていない

手元に届いてから数ヶ月経ちました。今のところ、体験版・製品版含めて遊べなかったゲームは無いです。
あんまりグラフィックが売りのゲームなどをやっていないというのはあるかもしれませんが、少なくとも私が普段noteで書いているようなゲームは概ねプレイ可能だと思って良い気がします。

・クレードルがちょっとなー

今までがタワー型だったのもあって、めっちゃ小さく感じます。
私は基本的に純正のクレードルに挿しっぱなしでモニタに出力して使うスタイルなんですが、机の上に置いてもそんなに存在感は無いので省スペース化は大成功と言えます。

ただこの純正クレードルなんですが、言葉を選ばず言うとしょぼい
機能的に問題がないので恐らく妥当な価格なんでしょうけど、なんていうかちゃっちいんですよね。初見では本体を挿したら負けるんじゃ無いか?って不安に思うくらいでした。
さすがに本体ごとぐらついたりみたいなことは無いんですが、ケーブルの挿し方が甘かったりしてもランプとかが無いのですぐには気付かなかったりするんですよね。
価格に対してちょっと物足りないというのが正直なところです。

・給電はシビア

給電せずに触っていると電池がかなり減ります。
私はあまり携帯機的な使い方をしていないのでそこまで実感はないんですが、一度クレードルへの差し込みが甘いのに気付かず使い続けたら、まーーーものすごい勢いでガンガン充電が減って超ビビりました。

こればっかりは小さい体でものすごいことをやってくれているので仕方ない気がします。ゲームを始めてしばらくすると猛烈な勢いでファンが回るくらいだし。
6インチの画面でこの重量だとそんなに長時間ゲームすることも無いでしょうから、充電がやばくなったらちょうど休憩時間と思えばいいのかな。

ちなみに充電時はパワーが大事なので、手持ちのもので代用するにしてもちゃんとパワフルなアダプタを使うか、おとなしく付属のものを使わないと無理です。適当なのだと電力が全く足りないです。
いや分かってる人には当たり前の話なんでしょうけど、一度その辺の適当なやつでやろうとして失敗したので一応共有しておきます。

・キーボードとゲームモード

キーボードがUS配列なことを分かっていなかったので、メールアドレスの入力を求められた時にアットマークが出なくて焦りました。
理解すれば問題ないんですけど、ふいにぶち当たると慌てちゃいますよね。

あと左右についてるスティックをコントローラーとして認識しないなぁと思っていたら、左側にゲームパッドモードマウスモードを切り替えるボタンが存在しました。なるほどね。
あれ、と思うとここの切り替えを忘れていることが往々にしてあるので、挙動に違和感を覚えたらここを最初にチェックするようになりました。

右下に光学マウスセンサーがあるので、マウスが無くても本体だけで操作可能です。最初はよっ、よっ、って感じで操作もたどたどしいもんでしたが、慣れれば意外と使いやすいです。

・持ち方がむずい

指先で持とうとすると背面ボタンを押しがちなのがちょっとなー。です。
これが持ち方の問題なのか、手の大きさとの兼ね合いなのか、握力の問題なのかはサンプル数が少ないので判明していないんですけど。
さすがに手持ちでゲームをしているとそこそこ疲れる程度に重たいので、さらに持ち方を制限されるとなると、ちょっと億劫ゲージが溜まります。

とか言って、今のところ手持ちで遊ぶことがほぼ無いので個人的には特に問題にはならないんですけど。

■具体的に遊んだタイトル

・Apex Legends

とりあえずApexができないと話にならないので、真っ先に試しました。
もちろん遊べています!

あまり画質がどうだとかいうのにこだわりが無いので、初期設定からいじっていません、という雑なスクリーンショットです。
よく分かっていませんがこれで特にストレス無く遊べています。

Apexくんがよしなにしてくれた設定

元々割とギリギリスペックのゲーミングPCで遊んでいたので、なんならめちゃくちゃ綺麗になったなぁとすら思っています。
それこそ前は挙動を安定させるためにあらゆるものを無効やら最低やらにした気がするので、かなり改善されたんだと思います。

ちょっと好奇心で試してみたんですが、OBSで録画しながらでもプレイできました。
画質にこだわりがあるとか、音質にこだわりが強いとか、ネットにあげる予定があるとか色々細かい条件が無いなら十分だと思います。

配信に関してはちょっと分からないですけど、これでやろうって人がいるのか?っていう話ではあるのでとりあえず脇に片付けておきます。

・Minecraft

コントローラーモードで遊べない……と思ったらそもそもマイクラってコントローラー非対応でした。ちゃんちゃん。
さすがに本体のキーボード操作で遊ぶのは無理でした。

初回起動時にglfw error 65542というエラーが出たんですけど、私の場合はとりあえずPC本体を再起動したらいけちゃいました。
java版で出るエラーっぽいので、統合版なら大丈夫なのかもしれません。
エラーコードで調べると色々と対処法が出てくるので、自分が該当しそうな対処法をあたってく感じですね。
私は運良く再起だけでいけてしまったので、もし対処法を求めてたどり着いた方がいらしたら参考にならず申し訳ないです。

ゲーム自体が起動してしまえばプレイは問題なくできました。もちろんマルチもソロも大丈夫。


・PUBG

そんなに回数をプレイしているわけではありませんが、一応ご参考までに。こちらもいじくるのが面倒なのでそのままのはず。多分。

PUBGくんがよしなにしてくれた設定

と考えると、なんか全部「低い」とかになってますね。
特に画質悪いとかそういうことは感じませんけど、普段めっちゃ高画質でやってるとかいう人には気になるのかもしれないなぁ。
数戦やった限りでは挙動がおかしいとかはありませんでした。

■まとめ

注文時点ではうまくすれば9月中(だったかな?)には届くはずだったのに、遅れに遅れて手元に届いたのは12月半ばでした。

私の場合は故障や明らかな不調が出る前の買い替えだったし、そもそもメインPCでは無いので特に困りませんでしたが、今すぐ欲しい!の場合はちょっと運次第なのかもしれないです。半導体どうこうの絡みがありそうなのでハッキリしたことは言えませんが。

あと、ある程度分からないことにぶつかった場合は自力で調べて対応しようという気概は持っておいた方がいいかもしれないです。
やっぱりNVIDIA(GeForceというべき?)の方がメジャーなのか、今後何かあってもネットでパッと見つけた対処法では解決しないケースが出てきそうです。
あんまり詳細は覚えていませんが、確かOBSでのおすすめ設定!みたいなやつがネット記事と同じようにはできなかった気がします。

既に後継機の2024も出たみたいですが、単純にスペックが上がった感じっぽいので今買うならこっちかなぁ。
でも本体カラーがマットブラックしか無いっぽいのが気になります。
白いのかわいいのに!人気なかったのかなぁ。

大きいゲーミングPCを置くのが難しい方、サブでゲーミングPCが欲しい方は十分検討の余地アリだと思います。
他にも似たようなコンセプトのUMPCが色々出ていますし、比較検討の際に少しでも参考になれば嬉しいです。
ご自分にぴったりの相棒を見つけられますように。

以上、遅ればせながらGPD WIN4 2023のざっくりレビューでした。

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