美意識って、かなり前から種が蒔かれはじめるのかもしれない
こういう記事を書いたんですが。
これを公開したあとに考えごとをしていて気がついたことがありまして。今回はちょっと日記的な、考えごとnoteで失礼します。
私の考えるかっこいいお姉さん像って、いつその土台が形成されたんだろうっていう話です。
■かっこいいお姉さん像
もしかすると、私が爪を綺麗にすることでかっこよくなれる、素敵な気がするって感じるのって、美少女戦士セーラームーンの影響なんじゃないかと思うんです。
セーラー戦士の変身シーンって、手のアップで爪がキラキラって光って色がつくところから始まるんです。
そこから、かっこよくて強くて素敵なお姉さん=ネイルをしているっていう強烈な刷り込みがある気がしてきました。
いや、もっとシンプルにネイルをしている=戦闘体制という刷り込みかもしれないんですけど。
話はちょっと変わって、何を隠そう自分でも「人間には唇は一つしか無いんだよ?」とツッコミを入れるレベルのリップ好きなんですが。
本気で歯を食いしばって買うのを我慢しないとリップで塔を建築しそうなレベルなんですけど。
やはりセーラー戦士が変身する際、最後の決めポーズの前にリップがキラキラって光るんです。
つまり何が言いたいかというとですね、私にとっても勝負の前の仕上げはリップなんですよ……いやもうこれ絶対そうじゃん……。
セーラームーンに憧れていた頃って、たぶん未就学児でしたから。
その頃に芽生えた美意識というか、価値観というか。そういうものが、私の根っこの部分に居座ってるんですよね、きっと。
ということで最近、自分にとっての素敵なお姉さん像というのが、恐らく大部分がセーラームーン由来なんじゃないかというようなことを考えているわけです。
もしご覧になったことが無いようでしたら、「セーラームーン 変身バンク」とかで調べてみてください。
公式で良いのが見つからなかったのでリンクを貼るのは控えますが、ファンの方がまとめた動画とかが結構あるので。
蛇足ですが、動画を探していて気がついたことがありまして。
記憶違いをしていたんですが、確かにセーラー戦士たちは変身の一番最初にネイルが光るところから始まるんですけど、セーラームーンに関してはネイルはしないんですよね。多分1人だけ変身スティックじゃなくてコンパクトだから?かな?
どうやら一番最初のシリーズだけ、セーラームーンもネイルから始まるっぽいです。となると、私は最初のシリーズを観ていないので、セーラームーンの爪が光るのを観たことが無かったはずなんですよね。
確か当時セーラーヴィーナスがすごく好きだったし、セーラーウラヌスをめちゃくちゃかっこいいと思っていたので、ネイルからスタート→リップで完成のイメージが強いのかなー。記憶って曖昧なものですね。
■憧れのお姉さんではないけれど
ついでと言ってはなんですが、プリキュアシリーズの変身シーンは公式で動画が上がっていました!
セーラームーンの方がプリキュアより大人っぽかったのでちょっと好きなポイントが違うんですけど、やっぱり変身シーンってドキドキしてテンション爆上がりします。
ここで私の最推し、キュアドリームの変身シーンをご覧ください!!
朝の女児向けアニメの変身シーンでこんなに笑わないことあります!?
にこりともしねぇ!なんて凛々しくてかっこいいんだ!
まさに戦う女の子!
これが私たちのキュアドリームさんだ!!!
本当にかっこいい。セーラームーンにはセーラームーンの、プリキュアにはプリキュアの良さがあるんですよねぇ。
さすがに全シリーズは見ていないんですが、他にもストーリー的にはハートキャッチが好きでした。スマイルも絵がかわいくて好きだったなー。
どんな方向であれ、かっこいい女の子って今だに憧れというか、羨望のまなざしを向けてしまいます。だってカッコよく生きていきたいじゃないですか。おとなもこどもも、おねーさんも。
■潔くかっこよく
結構私の中のかっこいい女の子といえば少女革命ウテナの主人公・天上ウテナもいたりするんですけど。
アニメ版のOP、今見ても素敵だなぁってうっとりします。
まぁ明らかに内容を理解できる年齢では無かったし、正直当時の記憶も薄くて、確か高校生になったくらいで気になって見返した感じだったんですけど。ずっと心に残っていたアニメでした。
最終回を迎えて、王子様になるためにはまずお姫様の存在を認めないといけないっていうことに気がついたときに、月並みですけど雷が落ちたみたいなショックを受けたことは覚えています。
自分がお姫様はカッコ悪くて嫌いで、だから王子様になりたいと思ったとき、他の誰かをそのカッコ悪くて嫌いなお姫様にしなくちゃ王子様にはなれない。そのことにものすごい痛みと嫌悪感を抱いたことを覚えています。
いやぁ、めっちゃ思春期ですね……ちょっと見返すタイミングが悪かった気がします。今ならそこまで傷つかないんじゃないかな。
だってそれって逆にいえば、自分がお姫様になるためには誰かを王子様にする必要があるってことですからね。でもそれだって、やりたくてやってる人が絶対いるんですから。
結局は他人にそれを強要しないなら、自分がお姫様ないしは王子様を目指したって誰にも咎められることではないわけです。あるいはどちらも選ばなくたっていい。私たちはお姫様にも王子様にもなる必要はないんです。
自分が良いと信じていった道の先に理想の未来が無かったとしても、その過程を選ぶ決断ができるのは自分だけですから。
どこに向かえばいいのか分からなくても、望んだ結末じゃ無くても、自分で選びとった道を自分の足で進むということこそが、あなたの世界に革命を起こすことなんだよと。
と、まぁそういうようなことを言っているのが映画版の「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」だと思っているんですけど、どうだろうなぁ。
ちょっと難しいんですよね、少女革命ウテナ。でもそこがいいんですよ。
■自分を形づくるもの
というわけで、幼少期に刺激を受けたものって、自分の価値観や美意識みたいなものの形成にめちゃくちゃ影響していることを改めて感じたよという話でした。
今回はいわゆる女児向けアニメに的を絞りましたけど、そこから派生して考えを巡らせていくと、小説だったりエッセイだったり、出会ってきた人だったり。
良いも悪いも、色んな出会いの先に今があるんだなというのをつくづく感じます。
ただまぁ、我ながら好きなものがブレないなというのがなんというか、ちょっと苦い思いもあります。
まだセーラームーンが好きなのかい、わたし……。
でもまぁ好きなんだもん。しょうがないよね!
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