『アーシャのアトリエ Plus〜黄昏の大地の錬金術師〜』プレイ感想・レビュー
ずっとプレイしたいと思いつつ、シリーズが多すぎてどこから手を伸ばしたらいいのかと迷っていたアトリエシリーズ。
とりあえず一番惹かれた黄昏シリーズ、いかせていただきます!
レビューするひと
相変わらずPSVitaはいいぞキャンペーン中。ゲーム機は赤を選びがち。
■ゲーム基本情報
[タイトル]アーシャのアトリエ Plus 〜黄昏の大地の錬金術師〜
[ジャンル]ロールプレイングゲーム
[ハード]PlayStation Vita
[開発]ガスト
[販売]ガスト
[発売日]2014.03.27
■ストーリー・世界観
幾度めかの黄昏が訪れ、再び人々の生活が取り戻された世界。
薬士のアーシャは妹のニオと人里離れたアトリエで暮らしていた。しかし、ある日ニオはアーシャの頼んだおつかいに出かけたまま行方知れずになってしまう。
人前では明るくふるまうアーシャだったが、失意と悔恨を抱えたまま過ごしていた。
ニオがいなくなってからちょうど3年が経ち、墓参りのつもりで失踪場所を訪れたアーシャは、不思議な光る花とともにニオの幻を見る。
偶然その場に居合わせた錬金術師・キースグリフはそれが錬金術による事象であること、ニオは生きていることをアーシャに伝える。
今はどこにいるのか分からないニオを見つけ出すため、アーシャは旅に出ることを決意するのだった。
■さっくりレビュー
5点満点で4項目、20点満点のさっくりレビュー。
レビュー[総合点:12点]
クリアタイム
約33時間
設定・ストーリー[3点]
情報を拾い集めることでなんとなく世界の輪郭がハッキリしていった気がして、錬金術の真理の探究の精神とリンクしているような感覚で楽しかった。
恐らく真エンディングに辿り着けていないのだけど、まぁこういうことなんだろうなというのは察した。
主人公アーシャの置かれた環境って実際かなりキツい状態なのだけど、ゲーム全体の雰囲気や本人の性質もあってあまり悲愴感が無い。
登場人物も基本的にみんな穏やかでふわふわしているので、世界の様子に反してなんか平和。歪だ……。
システム・操作感[2点]
Vitaでプレイしたからの可能性が高いけど、ロードが長いのと若干処理落ち気味な気がする。全体的にカクカクしてる。
目標と課題が提示されて順次クリアしていくことでストーリーが進むシステムで、どれからやっていくかは割と自由。
ただその自由さが仇となって、今やるべきでないことに挑戦して日数を無駄にしたりした。もうちょっとだけ指標が示されても良い気がする。
思い返せばかなりタイムロスが多くて、結構ギリギリのタイミングで最悪の事態(バッドエンド?)を回避したんじゃないかと思う。
錬金システムについてもちょっと説明の文章が難しくて、後から偶然できたことで「あの説明こういう意味かよ!」ってなったり。
錬金自体に日数とられるのであんまりトライアンドエラーを繰り返すわけにもいかず、とりあえずやってみよう!がし辛いのもあってちょっとバランスの悪さを感じる。
特に装備周りは強化の方法などに気がついたのが相当遅かったので、レベリングで乗り切れなくなった辺りからそれなりに苦労した。
グラフィック[4点]
キャラクターデザインが良すぎる。
それに伴って、スチルが出てきたときの幸福感みたいなものがすごく高い。
フィールドも暗かったり彩度が低かったりするのに、それを綺麗に感じたりする。たぶん、光の表現が上手なんじゃないかと思う。
サウンド・BGM[3点]
湿原の曲が良すぎる!
基本的に良い雰囲気の曲が良い時にかかってる。
地味にエリアや敵の状態など、細かいタイミングで変化が起きるのは芸が細かいと思うけど、ぶっちゃけこだわるのそこなの?っていう気もしなくは無い。
良かった点
レビューとして考えたら点数を高くつけられなかったけど、自分としては初めてのアトリエシリーズで錬金の面白さも楽しみつつ、無事ストーリーもクリアできて非常に満足した。
次のシリーズもやってみよう!と思えるのは良いゲーム。
悪かった点
メインストーリーというよりかはキャラクターとのイベントストーリーが多くて、そうすると本筋のはずのこの世界のあり方についてとか、錬金術とはみたいなところが浅くなってしまった気がする。
調合も楽しみつつストーリーも回収しつつでやるには期間が短いし、効率重視でいかないと難しそう。
その他
やることが多くて大変だったし終盤はめちゃくちゃ焦りながらプレイする羽目になったけど、一応攻略サイトを見なくてもちゃんとクリアできたのでゲームとしてはきちんとバランスが取れているんだと思う。
サブクエストのボリュームがかなりあるので、実際のところ周回前提なのかもしれない。