任国外スペイン旅行を経てとりあえず書き留めたいこと
このスペイン旅行にタイトルをつけるとするなら、<夢から醒めた夢>
任地を2週間離れてスペイン旅行にいってきた。先進国であるのに日本でない。先進国にマイノリティとして行く旅。
写真よりも映像よりも伝えたい今感じる所感を、とりあえず今書き留めておきたい。
先進国と開発途上国という名称はあまり好きじゃないが、便宜上用いさせていただく。
はるばる飛行機を乗ってたどり着いたスペインは、先進国的な懐かしさのある大地だった。すぐそこにカフェもあり人が多く行き交う。ここにいればなんでも揃う。トイレにトイレットペーパーもついてる。強盗はほぼいない。機械的、効率的、華やか、上品、美味しい、健康的、便利、電車がある、人が道を譲る、。
私が生まれ育った東京のそれとよく似ていた。
そしてその旅行が終わりこんにちペルーの任地での日常が始まった。これはこれで懐かしい。10ヶ月の愛着がやはりこの町にもあるのだ。
それはそれは不思議な感覚で、私はどっちの世界の住民なんだろうとふわふわした気持ちになっているのが今。
まるで「君の名は。」のタキくんとみつはみたいにまるで夢の世界を行き来しているみたい。(自分に酔っているわけではない。と信じたい)
間違いなく、どちらの世界もこの世に存在している。それはわかっていながらもこんなにも違う世界がこの世に存在することに気持ちと理解がついていかないのも事実。私はどっちの世界の住民なんだろうか?
どっちが夢でどっちが現実なのか。私はどちらの世界で生きていきたいのか。日本という国は何者なのか。
帰る場所が日本でなくて任地だった旅。
日本から来た観光客ならなかなか選ばないだろう浴場に浸かりながら、日本から来た観光客ならなかなか選ばないだろう初日ラーメンをすすりながら、新しい感覚で同期と再会を果たした。
きっとこの任地の日常も、日本に帰った後は夢に感じるだろう。
これからも自分の居場所探しの旅は、続くだろう。27年間この世で生きていても、生き方や過ごし方の自分なりの答えなんてなかなか見つからない。だからこそ、楽しいのだけれど。
それにしてもスペイン、とても好きになった。今回訪れなかったバルセロナを含め、また訪れたい。