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蠍座28度「自分の領地に近づく妖精王」

☆廻廊238*妖精王度数☆

SCORPIO28: The king of the fairies approaching his domain.


不動宮28-6-3 脱出

何らかの衝撃を受け傷がつく事で、次サインから異物を持ち込む。
脱出する破れ目。


Introduction

妖精王は、長いあいだ記憶を失っていました。ある時、自分の領地があることを思い出した王は、帰還のために彼の地へ近づこうとして、ハッと気づきました。妖精は幻想の中でしか生きられないということを。


シンボルの意味

このシンボルは、自立を夢見ながらも、現実が追い付かないことを表しています。「妖精王」は幻想の主体性、「領地」は自立の実現を象徴しています。

エゴを滅して他者や集団に同化していた蠍座。
ところがこの蠍座28度では、失っていた「主体性」が自分にもあった事を思い出し、取り戻すきっかけが訪れます。

仲間やパートナーの一体感の居心地の良さや、その大切さをよく知っていながら、一方で不自由さや制限の多さに飽き飽きして、息苦しさを感じている状態。そこで、まるで洞窟の出口を指し示すような、松明のような炎(射手座)が遠くに灯ります。

夢のような主体性と自由。しかしそれは幻想であって、現実にはなり得ない…という段階です。

この度数をもつ人は、自己の信念に基づき、どんな危険も恐れず、自分が守る国、組織、仲間の為にその身を投げ打つ程の勇気と、鋭い洞察力、強靱な精神力の持ち主です。

反面、不自由さや制限の多さ、主体性のなさに飽き飽きし、現実とは全く違う新たな生活を夢見ている人です。

しかし新しい生活や自由を夢見ても、けっして現実化できない葛藤があります。例えば、突然人間関係のしがらみを断ち切ろうとして奔走するも、結局戻ってしまう…といったような体験を、何度も繰りかえしやすい傾向があります。

真の自由を得るためには、今まで積み上げた過去の記憶や、自分自身の深い情感を断ち切る必要があります。しかしそれはこの段階では厳しいかもしれません。他の天体の力や、進行・経過の天体を味方につけて挑戦してみましょう。


シンボルの日(太陽度数)

仲間の大切さと不自由さに疲れて、開放されたいと願うも、あくまでも頭の中で考えるだけ。自由に羽ばたいている人や理想像を見て、自分もやりたい!と奮起するも、まだ現実的でないと痛感する日となりそうです。

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