射手座30度「ローマ教皇」
☆廻廊270*教皇度数☆
SAGITTARIUS30: The Pope.
柔軟宮30-6-5 決算
現サインの価値観を皮肉と茶化すことで無化し、否定する。
要素を全て吐き出す
Introduction
目に見えない「神様」と、現実社会(信徒)を繋げる存在。それが教皇です。彼は何も言わず、ただ厳かに手を差し伸べるだけで、人々はそこに「神の光」を見、感じることが出来るのです。
シンボルの意味
このシンボルは、思想や理念を社会に伝える、シンボリックな存在になることを表しています。
哲学や文明の基底にある、思想、理念、叡智、倫理を示すサインである射手座の最後にあって、その結晶を示します。
見えない理念を見える社会で活かすためには、集団無意識が求める文化や心の支え的な存在として、一種の偶像的存在とならなくてはなりません。
教皇自体は「通路」のようなもので、彼を通じて神と人を繋げます。
理念だけでは社会は動かせませんが、理念なき社会には豊かさと発展性はありません。「拠り所」を重んじ大切に守るからこそ、社会は発展し、人々の心に良心と倫理が宿るのです。
宗教的存在や、教祖的な生き方を選ぶ傾向。高い理念は社会に広く伝わりますが、個を犠牲にした超人的な存在になることを意味します。それは祝福となる場合もあれば、呪いとなる場合もあります。
この度数をもつ人は、「見えないもの」にも価値があることを、人々に広く認知させる役割を担っています。
豊かで高い知識と教養を持ち、思想や精神性の分野に造詣が深い、穏やかな性格です。そして、こころの物事を、一般人にも分かり易く価値のある事として伝える能力を持ちます。歳を重ねるにつれ、自然と、宗教に関わる伝統文化の担い手としての存在へと成長していくでしょう。
エゴを廃し、崇高な理念に己を殉じ、精神的な価値に自分を捧げるような、「神的な存在と人間をつなぐ通路」のような役割を演じているような一面があります。
実際に宗教団体でのリーダー的存在になったり、そうでなくても、何等かの集団で独特な目立ち方をするタイプが多いようです。
シンボルの日(太陽度数)
自分が社会で掲げる「旗印」を、各自が思索する日となるでしょう。拠り所とするものに心酔する傾向。欲望や競争とは無縁の、ピュアな良心と希望。宗教、文化、伝統等に答えを求める人もいるかも知れません。