13.ついに始まる1年の育休生活。
前回の記事で母のうつ病について書いたら時系列が5月末から6月くらいまで進んでしまったので、1度時を戻して僕と妻の育児休業生活について書いていきたいと思う。
この連続投稿を追いかけてくれている人がいたらご存知かもしれないが
妻は東京でのパートタイマーを退職して名古屋に戻り出産したため、
双子たちが生まれた時には無職だった。
つまり育児休業取得の夫と無職の妻。完璧な双子育児の体制が整った。
僕の育児休業の開始は4月1日。
これから始まる長期の休みにすごく心が晴れていた。
ずっと書き続けているが、とにかく転職して仕事がうまくいってなかった中での育児休業だった。
この間に色々足りてなかったものを補えるかもしれない。
そんな淡い期待も抱きながら入った育児休業期間だった。
それどころじゃなく赤ちゃん可愛い!かつ大変!!
双子が生まれてからずーっと思っていたがとにかく可愛いのだ。
小さい足や手、こんなに小さくても一生懸命生きてる。
生後1ヶ月半程度の双子たちはまだまだ全然動きはしないが、
しっかりミルクも飲んでくれるし、ちゃんと泣く。
仕事のこととか考えていたけれど、もう全然どうでもよくなってきた。
とにかくこの1年は楽しめばいいや、そう考えるようになった。
妻とは大学の同級生だった。
毎日何の予定もない日々が始まった。大学時代のような気分だ。
毎日今日はどこに行く?何する?から始まり
子どもたちを連れて出かけるようになっていた。
車小さくて不便。買い替えたい。。
この時乗っていたのは妻のお母さんが乗っていて
お母さんが左半身の麻痺で
もう運転なんてできる状態じゃなくなってしまったから
100万円で譲り受けたピンクのAQUAに乗っていた。
もちろん4人でお出かけするだけならなんとかなるが
双子たちが途中で泣いてミルクをあげるにも
どこかで一度停まってミルクをあげなければならないし
チャイルドシートを2台つけてしまうと
あまり大きな買い物もできなかった。
そこで車の買い替えを検討する。
父がずっと車を買っているトヨタのディーラーでノアを見せてもらった。
確実に広い。
なんなら助手席から後部座席へ車を降りなくても移動できる。
あれだけの空間があれば車内でミルクだって作れる。
購入を決めて1ヶ月半ほど5月に車は納車された。
そこからは本当にお出かけが楽しくなった。
マザーズバッグさえちゃんと作っていけば
どこまでもお出かけできるような気がした。
最初のうちは運転席の後ろの2列目と3列目に
チャイルドシートをつけて
助手席の後ろの2列目に僕ら夫婦のどちらか運転していない方が乗る。
(双子が眠ってしまえば、助手席に乗ることもある)
これで双子たちが何かあってもいつでも対応できる。
娘が母乳しか飲まないよ。
実はこの頃から娘は母乳しか飲まなくなり
息子はミルクしか飲まなくなっていた。
なぜなのかはよくわからないが、
元々娘が哺乳瓶の吸口が小さくないと飲みづらそうにしていて
吸口が小さいものを選んでミルクを与えていた。
息子は特に何のこだわりもなくゴクゴクミルクを飲んでいた。
ピジョンの哺乳瓶だと飲めないけれど、
ビーンスタークの哺乳瓶(先がつぶれたような吸口)なら
頑張ってなんとかミルクを飲んでくれる娘。
最初に病院でもらった哺乳瓶の吸口も大丈夫だったような気がする。
母乳の方が単純に飲みやすかったから母乳しか飲まなくなり
いつの間にか「ミルクだと嫌」という風になったのだろうか。
その逆で息子は哺乳瓶の方が飲みやすかったらしい。
というか娘が母乳を飲むので息子はミルクばかりになっていった気もする。
そのためいつしか、息子が僕の担当で娘が妻の担当のような
決めたわけではないけれど、お互い暗黙の了解みたいなものができていた。
そうすると必然的にミルク周りは僕の担当になっていく。
ミルクを作ったり、哺乳瓶洗ったり、マザーズバッグのミルク準備したり。
ミルク作ったりマザーズバッグの準備は妻がやってくれることもあるが
なぜか哺乳瓶洗うのだけは完全に僕の担当になっていた。
面倒臭いことがいっぱいあることも知った。
まずマザーズバッグ。外でミルクをあげるとなると、
【粉ミルク入れた哺乳瓶】【熱湯を入れた魔法瓶】【冷まし湯を入れたボトル】
【予備で携帯用の粉ミルク】【予備の哺乳瓶】
これらを常備していかなければならない。毎日お湯を沸かして魔法瓶に入れ
粉ミルクを計量して哺乳瓶に入れて持っていく。
当たり前だが面倒だ。今は液体ミルクがあるから今なら絶対使っていただろう。
(そもそもコロナ禍だったら、お出かけしていないかもしれないが)
また哺乳瓶洗うのも地味に面倒くさい。
最後にレンジで消毒するので、
ある程度まとまった本数が溜まってから洗っていた。
(消毒するケースが6本用とか3本用だった)
まず哺乳瓶専用の取手のついたスポンジで哺乳瓶側を洗い
吸口の部分は、泡スプレーのようなもので洗っていた。
その後さきほどの消毒ケースに入れてレンジで消毒。
この哺乳瓶洗う時間を使って少しYouTubeで勉強をし始めた。
そもそも会社から売り上げ目標や粗利目標を課されていたのに
お金が何であるかを分かっていなかったので、
根本的なお金って何?の勉強から始めてみた。
「信用を数値化したもの」「貸し借りの記録」など
いろんな言い方で語られていた。
まぁすぐにどうこうなる訳ではないのだが、とりあえず今後のために少しは何かしないといけないという焦りもあったのだろう。
次回初めて育児休業給付金が振り込まれたり
入院中の母に会いに行ったりする話を書こうと思う。
日本の育児休業制度は本当に恵まれていると思うので
全員取った方がいいという話も。
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