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【不思議語録】情報は経験の落差に過ぎない

今日のポッドキャストの関連記事です。

今日のポッドキャストでは、2010年、つまり私が50歳前後の年齢のときにエネルギーを突っ込んでいたカンファレンスの運営について話しました。
もちろん、イベント開催が仕事だったわけじゃなく、仕事につながる人脈作りのためにやっていた小規模な勉強会からたまたま、大きなカンファレンスを開催しようという機運が盛り上がったとき、なりゆきで実行委員長だったとか。

もっと古くは20代を中学校教師として過ごしたおかげで、毎年の文化祭の運営方法を見ていたとか、文化祭に限らず、適材適所で人員を配置するということに関して、慣れているということもあったりしながら、

要するに、何か大きなイベントをやるときは、スタッフをうまく使う必要があるという、当たり前の話です。

ただ、一般的にこれが仕事で企業の中で行う場合は最初から人員が揃っている状態でスタートするところを、個人が主催者として動く場合には、自分のスタッフがいないので、スタッフを編成するところから始めないといけないってことになります。

そういう場合に「実行委員会」を組織することが多いと思うし、ボランティアベースで手伝ってもらうには、実行委員をやりたいという人を募る以外に方法はない気がするのですが、意外に、それを思いつかない人が多いようです。

私も、よくよく考えると、2010年のWordCamp名古屋の2年ほど前に、XOOPS Cubeのカンファレンスの実行委員としてお手伝いさせてもらった経験があったなーと思い出したし、また、2009年のWordCamp東京に参加したときに実行委員の人たちが(おそろいのTシャツを着ていたかも?)活動しているのに気づいたりとか、見たり聞いたりして学んだ結果、そういう方法を知ったのかもしれません。

要するに、実行委員を募ってチームで開催するとうまくいくという情報は、過去にそういうことにかかわった経験がある人にはすでに分かっているけど、経験がない人にはまったく想像もつかないという、その経験値の違いだけなんですね。

私としては、そういうのは当然、誰でも知っていることだと認識していたんだけど、そうじゃない。経験したことがない人にはまったく想像もできないことなのだ、ということが判明しました。

だからといって、私が、教えてあげないといけない義務はないんだけど、たいしたことじゃないようなことでも、それを知らない人には価値があるのかもしれないということは、その情報には価値があるってことなのかも。

価値提供=商品

だとしたら、これもひとつの商材(教材)として流通させても悪くない、というか、世のため人のためになる(かもしれない)価値ある活動かも?

と思いました。はい。

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