セラピストの朗読【久坂葉子/終熄】
21歳で自ら世を去った彼女の作品は、
10代の多感なものも数多く、特に恋愛に纏わる小説は、彼女自身と重ねているのでしょう。愛している人を愛してはいない、、という文章を 私は、彼女の他の小説でも度々目にします。もっと早く自由に素直になれていたら、恋人にも家族にも、と毎回気持ちを持っていかれます。そんな作品の一つです。
《あらすじ》
私はTと結婚することになった可愛い彼女とすれ違った。
彼女と挨拶をせずに通り過ぎてしまった自分を後悔した。
その後、Tから話しがあると連絡をもらい、私はTに会いにいく。
別れ際に抱きしめられたが、Tの顔は
冷たかった。
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