♪音の処方箋♪モーツァルトの天真爛漫さに思わず笑顔
モーツァルト作曲オーボエ四重奏曲
胎教にいいとか、キノコ会社や日本酒メーカーがモーツァルト聞かせて熟成させてるとか、なにかと引っ張りだこのモーツァルト。
簡潔で生き生きと流れるようなモーツァルトの音楽は本当にキレイ。
天真爛漫でいたずら好きでいつまでもコドモ、お下品な下ネタギャグも大好きな天才。天才であるがゆえに常識が無く、金遣いも荒く一生フワフワとした生活でした。
周囲ともあまり上手くやっていけず傷つくことも多く「病は気から」の言葉通り35歳という短い生涯。そんなに幸せばかりの人生ではなかったのよ。天才も大変よ。
人間界で生きるのは窮屈だったかもしれませんが、音楽の中だとモーツァルトは“水を得た魚”のように自由自在、キラキラと輝いて聞く人を魅了してくれます。
ピアノ協奏曲も素敵だし交響曲もいいけど、小ぢんまりした編成のオーボエ四重奏は4人での演奏なので隅々まで聞こえながらモーツァルトのキラキラ天才ワールドを間近で感じることが出来るのがグー。王子様のようなオーボエの音色を楽しみながらゆっくり聞いてください。
このオーボエ四重奏曲はソナタ形式。ソナタ形式とはバランスのとれた3姉妹みたいなもの。しっかりものの長女が1楽章、大人しい次女の2楽章、3人目だし元気だったらもういいわ、みたいな三女が3楽章、だいたいのソナタがこんなイメージです。
モーツァルトの名作、オーボエ四重奏曲。ソナタ形式も楽しみながら聞いてみてね。
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