【ラストスパート】本番直前にやる勉強とは①(いつ何をやるか)
「終わりよければすべて良し」と言いますが、直前期の勉強をいかに効率良くやるかによって、目標達成に一気に近づきます。
私が長年、生徒の学習指導や自分の目標達成(就職、仕事、転職、婚活、保活などなど)をしてこれたのは、このラストスパートが得意だからというのが大きいです。
ゴールが目の前に迫った時期が一番集中力があり、この時期にこれまで得たノウハウをつぎ込むのです。だから、直前期は辛いけれど最も充実した日々と感じます。最も、それは結果が出せて初めて言えるセリフなのかもしれませんが。
勉強のラストスパート
ラストスパート(本番直前期)とはどんな段階なのでしょうか。
人は勉強してもすぐ忘れてしまいます。これまで勉強しては忘れる、ということを何度も繰り返してきたことでしょう。これが勉強が辛いと感じる一つであると思います。
でも、 何度やっても覚えられない、定着できないものは、直前に再度復習 すればいいんです!いざとなったら前日や当日だってあります。忘れる前に本番が来ればよいのです。
ですので、 できれば直前期は勉強時間を増やして ください。一番効果が高い時期なので。
無理は禁物ですが、攻めの姿勢で最後まで徹底的に定着にこだわることで、本番意外な結果になったりします。
いつから
例えば1年間の勉強だったら最後の2ヶ月くらいは充てたいところです。ただ、直前期に1日ごとの勉強時間が大幅に増やせ、体力的にできるのであれば、1ヶ月でも半月でも良いと思います。(あまり一気にやると、体力的にも脳みその容量的にも、精神的にもつらくなります)
大事なのは、下記の内容ができる時間を確保できるかということです。
何をやるか
優先順位の高い方から、下記の3種類に分けられます。
1、苦手箇所、間違えた箇所
これは必ずやってください。どんな目標でも、必須事項を積み上げれば合格点にかなり近づけるからです。時間がないときはとにかく、一度やった参考書や問題集を繰り返しやって、定着させるようにします。
2、基礎を一通り
1と似ていますが、自分では苦手ではないと思っていたり、1回目で正解していたためできていると思い込んでいる分野や問題の中でも、時間が経つうちにいつの間にかできなくなっているということもあります。(特に勉強期間が長いときは注意)
さらっとでいいので、直前に一度全体に目を通す時間をつくると良いです。
3、最後の悪あがき
よく、「直前に新しい問題はやるな」と言われますが、必ずしもそうではないです。
基礎が定着している場合は、直前期だからこそ新しい参考書や問題集をやることでさらに得点UPを狙える ようになります。
その理由は、参考書や問題集は1冊だけでは、紙面上すべての内容、問題を網羅できないからです。基礎的な内容についてはどの参考書でも問題集でも共通して取り扱っていますので、そのうちの1冊を完璧にした方が、何冊もやってどれも定着しないよりも効果が高いのが原則です。
しかし、その1冊を完璧にした後は、新しい参考書や問題集をやっても初めて出てくるのは書籍全体の1~2割でしょう。直前期にその1~2割だけをピックアップして勉強すればさらに力が付くわけです。
また、内容的には初めてではなくても、説明の仕方や視点が異なったりしているために、間違って理解していたところに気づけたり、理解が深まったりすることがあります。
おすすめの方法としては、 1つか2つ強化したい分野を選びます。 確実に得点源にしておきたい、とか、苦手分野だけど対策したら得点源になりそう、とかそういった分野や問題です。 そこだけを新しい参考書や問題集でピックアップしてやる のです。量的にも無理がないですし、ダイレクトに得点に結びつきやすいです。(このおかげで簿記3級は本番1問ミスのみでした)
もちろん、あくまでも最後の悪あがきなので、基礎が固まっていないのに手を付けるとろくなことがないので注意です。