【大学入試ファイナルチェック】小論文対策/テーマ解説~医療(2024年1月現在)
こんにちは。小論文講師の北島です。
良い小論文を書くのに必要な「読解力」「書く力」「論理力」「知識」のうち、「知識」を強化できる読み物を作りました!
そして、今回はさらに、実際に大学で出題された過去問のリンクを4つ掲載!実践練習にも使えます。
「知識」とは、自分の意見を書く根拠となる具体的な事例だと考えてください。「知識」がつけば、それが小論文の具体例としても使えるだけでなく、さらに最近問題になっていることが分かれば、小論文出題の意図に沿って小論文を書くことができるため、より高得点が狙えるようになります。
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今回は、「医療」をテーマに、キーワード解説と最近の話題やニュースを紹介していきます。
医療小論文のテーマの考え方
最大のテーマは「少子高齢化」です。日本は特に進んでいますが、全世界で進んでいます。医療の進歩(健康寿命の伸長・長寿化・乳児死亡率の低下)と、経済発展に伴う子どもの教育費の増大(育児の負担増大に伴う出生数減)の賜物であるからです。今、日本を追うように中国などで進み、近い未来、人口爆発中のインド・アフリカでも起こるであろう、人類の課題と言っていいでしょう。
具体的な大きな課題といえば、看る側看られる側共に高齢化が進んだ結果の「老々介護」、労働者人口に比して高齢者が増加したことに伴う「費用負担の増加」などがあげられます。これに関しては、特に日本においては特徴的なのですが、大都市以外の過疎化が著しいため、「地域医療の維持存続」なども大きな問題として挙げられます。
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