ついでに人生を楽しむ
今日は遠出する予定だった。半日の外出計画に、「ついでに一杯どうかな?」という考えが頭に浮かんだ。人生の楽しみは、ついでに取るもの、と僕は信じていた。
妻に「ついでに飲んでくるかな?」と軽く相談してみると、彼女の返事は鋭いナイフのようだった。「じゃあ私はいつの飲みに行けるの?」一瞬で僕の計画は風前の灯火となり、消え去った。遠出の気分も急に沈んだ。
雲のように妻の言葉が頭の上に漂い、遠出する途中で、何かが引っ掛かる感覚があった。ついでに飲んでくるのは、本当に悪いことなのだろうか?帰りの電車の中で「人生の楽しみは、ついでに取るものでなく、一緒に楽しむものなのかもしれない」と、ふと思った。人生の真の楽しみ、それは一緒に楽しむことなのかもしれない。
帰宅後、家族と晩酌をしながら、次回の飲みの計画は妻と一緒に立てることにしようと考えた。そして、ついでに楽しむのは、次回は妻に任せようと決意した。
人生はついでに楽しむもの、という哲学が少し変わった一日だった。でも、これが人生のついでに学ぶものなのかもしれない。楽しみながら人生を過ごすことは僕にとって大切だが、その楽しみ方には、いつでも新しい発見があるのだ。
そして、次回の遠出計画ができた時、妻の隣で、彼女が「ついでに一杯どうかな?」と言うのを楽しみにしている。人生はついでに笑うもの、これが新しい僕の哲学になったのだ。
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