光のラブレター

亡き動物たちの絵を描くようになってから、3年が経つ、、ご依頼の数は少ないけれど、わたしはこの亡き動物たちのメッセージを代弁する
大切な仕事だと最近確信をしています

彼らの声亡き小さな、小さな、メッセージは
描いているわたしを、驚かせ、時には笑顔にさせてくれます
そしてなによりも、動物たちが喜んでくれるのです
このお役目は、絵を描くわたしの大切な特技になっています
感謝して
言葉を絵に描いていきたいと
改めて思います

今回のご依頼は
ヨークシャテリアの13年生きたカラちゃんの物語です

カラちゃんは
とても小さく
美しい犬でした

お姫様のような、でも男の子です
賢く、気高く、人間の話している言葉は、ほとんど理解をしていたそうです

カラちゃんを描くにあたり
わたしの中に見える景色

窓の外
動く景色
スピードが速くて、止まらない
この景色はどこなんだろう
山間の美しい景色
風が心地よく吹いている

※後から知ったのですが
カラちゃんと良く、車に乗せて様々な場所にドライブに連れて行ったそうです
窓からちょこんと顔を出しているスタイルがカラちゃんのお気に入りのドライブタイムだったみたいです

絵を描くと様々なイメージがくる
遠くで音楽が鳴っている
優しいメロディー
賛美歌のような、、クラシック、、、

この景色を、描くのね、、、と思いながら目を瞑ると
カラちゃんから
「ママさん（飼い主さん）を一緒に描いて欲しいの」と言われました

え？ママさん？

飼い主さんの奥様で、他界されております

カラちゃんからは
「絶対、ママさんとじゃなきゃ、嫌なの！おねがい」と、言うので（言うイメージです）

依頼主様へご連絡しました
そして承諾を得て
絵を描くことになったんです

こんな風に
飼い主さんと描いて欲しいと、伝えてきたワンちゃんは初めてで
飼い主さんから、依頼される場合はあるのですが
びっくりしました

カラちゃんは
ご満悦です

イメージを感じたり、カラちゃんの言葉を一つ一つ組み合わせていく作業に1.2週間かかります
その組み合わせが
がっちりと固まると、絵は一気に描いていきます

描くのに1日
色を塗るのに1日

完成です

出来上がった絵はこちら
↓

カラちゃんから伝わるイメージは
風が吹くようにい生きていたこと
沢山の場所に行って楽しかったこと
ブルーの色が大好きだったこと
ふかふかのベッドも大好きだったこと

飼い主さん（ママさん）のヴァイオリンの音色も大好きだったこと

みんなで見た景色
山間に小さなお城？レンガの家が見えたこと
お花は
イギリスに咲くブルーベルという可愛い小さな花を描いてほしいと言われました

たくさん
たくさん
絵の中に、カラちゃんの思い出を描きました

そして
ママさんは妖精みたいに美しく、風を運ぶ人と教えてくれて
ママさんのことも、色々教えてくれました

今回はカラちゃんの絵を描くご依頼でしたので
カラちゃんをメインに描きましたが
こんなにも飼い主さんのことを気にかけているんだと、カラちゃんの性格と優しさが伝わりました

カラちゃんからのお手紙と
カラちゃんから来る言葉のイメージと
わたしから飼い主さんへ伝えたいお手紙を書いて、原画を贈らせていただきました

ご依頼主の飼い主様からのメッセージです
↓

カラちゃんはとても良い子でした。今、天国で彼女と会っているでしょう。ブルーベルは僕が英国を旅行した5月に咲いていた僕の大好きな花。
コッツワルド、グレートモーバン辺りの景色が描かれていて、とても嬉しくなりました。
感激。ありがとう。
この景色は英国の田園。ロンドンから西にドライブした時の風景です。彼女と娘との懐かしい思い出旅行。イクちゃんはそれを感じてくれたんですね。

あなたのそばで風が吹くとき
わたしはあなたのそばにそっと舞い降ります
だからわたしは
あなたのそばに寄り添いたい
あなたのことを見守らせて
わたしはあなたの近くに居ることを忘れないで
いつもありがとう
わたしを想い、わたしに話しかけてくれていること
わたしにちゃんと伝わってます
ありがとう
ありがとう

風が運ぶお二人からのラブレターでした

イギリスに咲く
ブルーベルの写真も
どうぞご覧ください

写真はsnsから抜粋させていただきました

ブルーベルのお花
写真で探した時！すぐこれだ！と思いました

わたしがカラちゃんを通して見た景色です

絵描きでお仕事をしていて
絵を描く瞬間は、本当に不思議な世界を見せてくれます
カラちゃんが見せてくれた景色は本当に美しかった

カラちゃんが
いのち尽きる瞬間のことも
わたしは気になっていました
そのことについては
カラちゃんは、心配なく、痛みも（麻痺していることもあり）あまり無く
大好きな方たちに看取られながら、眼を瞑る姿を教えてくれました

動物たちの最後の部分は、本当に飼い主さん達にとって、苦しく、切なく、悲しく、思い出すのも、やっとかと思います
実際にわたしも、その感情が
入ってきて、、、悲しくなります
苦しくなります

カラちゃんは
その部分を
光と
教えてくれました

いのちの光

静かに静かに眼を瞑ったそうです

生きることは死ぬことに近づくこと
生と死は隣り合わせであり
自分の死は現世にちゃんと残ること

居なくなるのではなく、残るのです

カラちゃんから
教わりました

光の光景です（光る景色）

カラちゃんを通して
これからも、動物達の言葉を一つ一つ丁寧に
絵に込めて
ラブレターを必要としている方に届けていけたらと思います

8月より
愛犬、愛猫、動物達のラブレターの絵のご依頼は料金が変更されております
回を重ねるうちに
自分の中で
本当に伝えたいことを絵にすることが出来るようになりました
ですので、料金を適正金額にさせていただきます

ご興味のある方
また、動物達からのメッセージを必要とされている方
どうぞご検討くださいませ
よろしくお願い致します

亡き動物達の声を絵にする他、現在ご一緒に飼われている動物達の絵も描かせていただくことも可能です

絵を描くスタイルはB5サイズまで
額装はこちらで、ご用意いたします

動物達のお写真を見させていただき
描かせていただきますが
ご要望（絵の中に何か描いて欲しい物やこと）があれば、遠慮なく教えて下さい

たったひとりの大切なあなた絵贈る
光のラブレターです

わたしはこれからも
絵に光をこめて
見えないものを描いていきます

カラちゃん
ありがとう
良かったね
カラちゃんの伝えたいこと
みんなに伝わったよ〜

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