メンヘラでも卓球がしたい!(用具編1)
!Attention!
この記事は卓球をまともに始めて2年のメンヘラが書いています。用語や知識の間違いは往々にしてあるので、真に受けすぎないようにしてください。
用具とは
ラケット、ラバーを総称して用具と呼びます。
[用例]「○○○○選手の用具紹介!」
これがなくては卓球はできません。
スリッパ卓球、キムワイプ卓球をご所望の趣味人はブラウザバック推奨です。
他のラケット競技と異なり、卓球におけるラバーはプレイスタイル、技術の習得スピード、回転の質における重要性が非常に高く、消耗品であることから非常に金がかかるパーツです。
卓球は金がかかる(二回目)
卓球部に所属している子供の保護者様におかれましては、ラバーの交換頻度と金額に面食らうこと間違いなし。
具体的には安いものでデパコスのマニキュア一個分、最高級ラバーであればメゾンドフルールのワンピース一着分ほどのメーカー小売希望価格設定である。円安の影響で中価格帯と呼ばれていたラバーも高級ラバーの仲間入りをしかけていて、我々はもう泣くしかない。
用具の金額の問題はメンヘラにも大きくかかわる。
不安定で微々たる収入、突然の閉鎖病棟行き、後発薬のない処方箋、通院費、病状の悪化による衝動買い、過食、OD用の薬代の捻出、地雷系ファッションに身を包むための服飾費、突然の自傷行為…とにかく我々には金がない。それでいて自分の預金残高とは無関係に、ラバーを交換しないといけない状況は必然的にやってくる。
メンヘラでなくとも、用具ジプシーをなる奇病を発症して、ラケットをとっかえひっかえ買うなどの症状を呈することもある。この奇病はいいプレーをしたり上達しようとしたとき、卓球において用具が重要であるからこそ生ずる病なのだ。
大人になってから始めた卓球で用具代を節約する基本原理(初心者から初級者向け)
一本目のラケット、一枚目のラバーで当たりを引こうとするな
一本目のラケットと一枚目のラバーは試金石だと思って諦めろ。場合によっては二本目も試金石になりうる(私は三本目で本命を引けた感があります)
特に春に始めるのであれば、初心者セットなるものが一万円程度で売っていますので、そちらで3か月から半年程度打って、それから自分のプレースタイルを鑑みて本命ラケット、本命ラバーを検討しましょう。私はこらえ性がないので初心者時代に計三万円ほどつぎ込みました。おバカです。
一枚目のラバー
初心者であればマークVを推されがちですが、全く合わなかった。卓球まぢ無理、やめようかな…と思ってテンションラバーに変えたら一気に上達した。
練習時間の兼ね合いもあるので、ラバー以降や初心者期間の短さも考慮すると一枚目からテンションラバーでよいケースもあります。一枚当たりの金額は安居酒屋での飲み会一回分くらい。
一本目のラケット
安いものでかまわないのでここでできるだけコストを抑えろ。
高級ラバーは買っても性能を引き出せない
テナジー厨の言葉に騙されず、自分のレベルにあったラバーを買いましょう。値上がりの影響もあるので、ラバー一枚あたり7000円までならセーフとしています。いつも買うのは4000円台です。
ラケットの金額とプレーヤーのレベルは比例しない
ラバーと逆のことを言ってます。
5000円のラケットでえげつない実力を発揮するプレーヤーもいますが、自分は初級者ながら中古で買った最高級ラインのカーボンラケットを使わせてもらっています。
ビギナーのカーボンラケットは界隈でディスられることが多いのですが、腕の力ではなく道具と体の回転の力で打つ打ち方を身に着けられたので、大正解の選択でした。
ただの体験談になってしまいましたが、「ビギナーなら弾まない、あるいは適度に弾むラケットが最適」の図式は、成人してから卓球を始める人にはホイホイ当てはめていいわけでもなさそうです。
自分がラケットに求める要素やプレーで改善したい部分を明確にしてラケットを選ぶと、無駄遣いしない確率が上がります。
↑参考までに、2023/06/19時点でニッタクの一番高いラケット
用具の相談は「自分の話をきちんと聞いてくれる人」に
実店舗はネットショップよりやや割高ですが、用具の購入の際に良質なアドバイスをもらえる機会を作れます。
特にラケットラバーの組み合わせは素人にはわからないことが多いので、非常に助かっています。近い性能でコスパがよいラバーを教えてくれたりします。
その辺の教えたがりおじさんの一方的なアドバイスは、今後の対応の煩雑さと現代卓球へのミスマッチ感を考慮すると、百害あって一利なしです。相手にしない方が金銭的にも精神衛生的にも良いです。おじさんと二人きりなどもってのほかです。練習が終わったらすぐに距離を取りましょう。
買いたいものを買おう
ケチって少し安いものを買っても、すぐに本命が欲しくなります。
最初から本命を買った方が賢明です。
練習終わりにメンテ
謎の水と謎のブラシと謎の泡と謎のスポンジがあるので、ラバーのホコリや汚れを取り除くとラバーが長持ちするという都市伝説がある。
ラバーの交換頻度
練習時間とレベルにもよりますが、週一回打つ程度なら一年は持ってくれます。異質ラバーや粘着ラバーであれば、さらに持ちがよい印象です。
ガンガン上達したいというわけでもない人なら数年交換しない人もいます。
自分にとっていい球が打てるかどうかが交換の目安ですが、慣れないうちは経験者に見てもらったほうがよいです。
ラバー代も両面裏ソフトよりかからないから、お前も異質型プレーヤーにならないか?
総括
メンヘラというよりは用具ジプシーの嘆きです。
もっと集めたい!!用具超大好き!!
用具好きはディスられがちですが、道具のおかげで練習二百時間分くらいすっ飛ばしてうまくなったのもまた事実なので、用具漁りはやめられません。
基本原理の部分は節約というよりは無駄遣いしないコツ寄りの話になりました。ラケットラバー以外にシューズも消耗品なので卓球は思った以上に金がかかる…
体育館に台があって二人いれば遊べるのでスポーツの中では気軽にできて、そこそこの規模の市ならチームも選べます。
自分の弱点を用具で補える魅力があり、星の数ほどある用具から自分のプレースタイルを創り出す面白さがあります。いつもMMOのアバターを作る感覚でラバーを選んでいます。
プレー環境の選択肢が非常に多いのが、悩ましくも卓球独自の楽しさを生み出しているのでしょう。
話を聞かないサイコパス共に囲まれてメンヘラになったけど、そいつらとまともに取り合うのはやめて、自分のプレースタイルと向き合い続けるぜ!(終)
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