種のもっと前の話②おやじ編前編
親父の実家は農家です。5人兄弟の4番目で黒一点。上も下も女性だけ。実際には自分の下に双子の男の子がいたそうですが、1歳前後で2人ともなくなったとか。
学校から帰ると、牛、豚のえさをこしらえる役だったそうですが、これが嫌で嫌で・・・と父談。「おれは絶対に農業はやらない!役所に勤めてやる!」と小学校低学年ながら決意したそうで。
昭和20年生まれ。農家。だからこそスキンシップもへったくれもないわけです。父ちゃん(私から見たじいさん)に「おい!○○!」と呼ばれた時には怒られることばかり。「俺が家庭を持つときは、絶対にこんな家族にはならないぞ!」と2つ目の決意をしたのであります。が、そういう夢や希望はあっても、HOW TO本があるわけでもなく、今のようにインターネットもありません。「どうすることが望んだ家庭像なのか」無策のまま家庭を持つことになり、じいさんと同じ道を歩むことになるのは、またいずれ。
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