人がまとう負のオーラは見える
デッサンを始めてから、最近は特に、人の顔が毎日違って見えるようになった。
同じ人でも、幼い顔の日もあれば、男の人なのに女の子っぽい顔だなと思うような日もあり、疲れている日もあるし、穏やかだなと思う日もある。毎日のその人の状態がにじみ出ている。
特に20代の顔は本当によく変わると思う。急に大人っぽくなったりもする。
作り笑いのまま固まってしまう顔もあれば、
人に不信感を抱いたり、苦労して耐えることが多ければ、そういう無表情でこわばった顔になっていく。1年前と全然違う顔だったりする。
とある瞬間に会ったその人が、遠目でみただけなのに、物すごくコンディションが悪いな、と思いよけて通ったことが何度か(別の人で)ある。
主に仕事で、何かを抱えているのだということは周りの情報から知っていたのだけど、そのこわばった表情やうつむきかたから、ものすごい「負」を感じた。
これを色や何か視覚的なオーラとして見える人も本当にいるのかもしれない。色は例えで、その人が心の中で着色しているのかもしれないけれど。
それぞれの事情は別途あるとして、人の状態が分かるようになってきたことは収穫だなと思う。
私はいま、心地よい状態だろうか?
お店に行くとき、物を買うとき、何かを決めるとき、デザインするとき、そういうことを大事にするようになってきた。
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