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戦華とは何ぞや?

・初めに
・戦華のカードプール
・戦華の構築
・各カード紹介
・結局のところ何をするのか?
・終わりに

初めに

初めまして、私は広島で活動している遊戯王プレイヤーの育田 桂(Ikuda K)と申します。基本、毎週土曜日にカードラボ広島店さんで15時から開始のランキングデュエルに出てます。
今回は、私が普段使用しているデッキ、「戦華」について、簡単にですが説明したいと思います。戦華に興味がある方の力になればと思います。

戦華のカードプール

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2022年10月1日現在、戦華というテーマには、メインデッキ19種類、エクストラデッキ1種類の計20種類のカードが存在します。モンスターの種族は獣戦士族で統一されており、属性は、風、水、炎、闇とばらけています。また、様々な永続魔法・永続罠が存在し、戦術の支えとなります。
今回はこれら全てのカードの紹介をする...というわけではなく、実際に私が大会で使用している構築をもとに、それに採用しているカードを紹介、解説をしていきます。

戦華の構築

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こちらが、現在私が大会で使用している戦華デッキになります。先攻は「罠型戦華」、後攻は「後手型戦華」とスイッチしていきます。獣戦士族のお供である「炎舞-天璣」、エクストラデッキの自由度の高さを活かした「強欲で金満な壺」、「金満で謙虚な壺」、「月女神の鏃」などを採用しています。
では、戦華の説明に入ります。

戦華の徳-劉玄

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相手モンスターの数が自分モンスターの数より多い場合、手札か場のカード1枚を墓地へ送ることで、デッキから「戦華の徳-劉玄」以外の戦華を特殊召喚できます。他に戦華がいると攻撃対象にならず、他の戦華が戦闘を行う攻撃宣言時に1枚ドローできる効果もあり、後攻で輝くカードです。レベル4なので「炎舞-天璣」で手札に加えることができ、後述する「戦華盟将-双龍」のリンク素材として必要な、風属性の戦華であることも重要なポイントです。

戦華の雄-張徳

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自分の場に戦華が2体以上いる場合に手札から特殊召喚できるレベル7風属性戦華です。相手の場のモンスターの数が自分のモンスターの数より多い場合、起動効果で相手モンスターに2回攻撃でき、自分のターンの間、相手モンスターの数×300ポイント攻撃力が上がります。戦華のメインアタッカーの1体です。

戦華の智-諸葛孔

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戦華の効果で手札に加わると特殊召喚できるレベル4風属性戦華です。自分の場の戦華永続魔法・永続罠を墓地に送ることで、魔法・罠カードの発動を無効にできます。更に自分の場に「戦華の徳-劉玄」がいると、モンスター効果の発動も無効にできます。展開兼妨害札です。

戦華の仲-孫謀

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レベル4水属性戦華です。手札か場のカードを墓地に送ることで、「戦華の仲-孫謀」以外の戦華モンスターを手札に加えることができます。他に戦華がいると攻撃対象にならず、他の戦華が効果を発動した場合に、相手の場のモンスター1体を対象にとって手札に戻す効果があり、「炎舞-天璣」と合わせ戦華の数少ない初動であり、後攻で捲りに使える札です。

戦華の来-張遠

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レベル6炎属性戦華です。戦華が表側表示モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、手札から特殊召喚して戦闘相手モンスターの攻撃力を1000ポイント下げます。他の戦華は戦闘で破壊されず、相手の場のカードが戦闘・効果で破壊された場合、相手の場のカード1枚を対象にとって破壊できます。

戦華の叛-呂奉

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レベル8闇属性戦華です。1ターンに1度、最も攻撃力の高い戦華が自分の場にいる場合のみ手札から特殊召喚できます。お互いのメインフェイズに、相手の場の最も攻撃力が高いモンスターを破壊できます。エンドフェイズに、最も攻撃力の高いモンスターが相手の場に存在する場合(互いの場に存在する場合も含む)、コントロールが相手に移るので、注意しましょう。

戦華の暴-董穎

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レベル6闇属性戦華です。召喚・特殊召喚成功時にレベル7以上の戦華モンスター又は戦華永続魔法・永続罠を手札に加えることができます。自分の場にレベル7以上の戦華がいる限り、相手は400ライフポイント払わなければカードの効果を発動できず、モンスターが相手の墓地へ送られた場合、相手の墓地のカード1枚を対象にとって除外し、自分は1枚ドローできます。

戦華史略-三顧礼迎

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戦華永続魔法の1枚。発動後2回目の自分スタンバイフェイズに墓地へ送られます。自分メインフェイズに戦華を召喚・特殊召喚した場合に、それを対象にとり、別名の戦華を手札に加えることができます。場から墓地に送られた場合に手札から戦華を特殊召喚することができます。

戦華史略-矯詔之叛

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戦華永続魔法の1枚です。手札から戦華を特殊召喚でき、自分はレベル×100のダメージを受けます。又、場から墓地に送り、場の戦華1体を対象にとることで属性を変更することができ、それが相手モンスターだった場合、コントロールを得ることができます。

戦華盟将-双龍

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リンク2風属性戦華です。風属性戦華を含む獣戦士族モンスター2体を素材とし、リンク召喚成功時に戦華カードを1枚手札に加えることができます。自分の場の戦華の攻撃力と守備力は500ポイント上がり、フリーチェーンで自分の手札か場のカードを1枚墓地に送ることで、相手の場の表側表示カード1枚を対象にとって手札に戻すことができます。

戦華の義-関雲

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相手の場にのみモンスターがいる場合、手札から発動して特殊召喚できるレベル7風属性戦華です。他の戦華を相手の効果の対象にさせず、相手の場のモンスターの数が自分の場のモンスターの数より多い場合、相手の場のモンスター1体を対象にとって破壊することができます。

結局のところ何をするのか?

戦華がすることは大きく分けて2つです。1つ目は、先攻で罠と一緒に妨害を構えて返しのターンでキルすること。2つ目は、後攻で捲ってキルすることです。
戦華は展開中に相手の盤面を荒らす力が強く、最終盤面にも妨害札が残ります。
先攻で「戦華の仲-孫謀」から動いた場合、大体2妨害を構えることができます。しかし、現代遊戯王で2妨害は心もとないので、罠で補填していきます。罠はその時の環境や戦う相手を想定して、有効な罠を探しましょう。
後攻で「戦華の仲-孫謀」から動いた場合、展開中に除去を3回使うことができます。
基本の動きとしては、まず「戦華の仲-孫謀」を召喚。効果で「戦華の智-諸葛孔」を加えそのまま特殊召喚。(この時「戦華の仲-孫謀」の効果で相手モンスター1体を手札に戻せます。)次に2体を素材に「戦華盟将-双龍」をリンク召喚。効果で「戦華の叛-呂奉」を手札に加えそのまま特殊召喚。これで2妨害を構えることができます。
この際に「戦華史略-三顧礼迎」や「戦華史略-矯詔之叛」があると、展開に「戦華の暴-董穎」を絡めることができます。

終わりに

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これから戦華を使いたい方、戦華は興味があるけど大会まではちょっと...という方、皆さんに言いたいことがあります。戦華は勝てます!勝ち筋は細いですが、その細い線をしっかり掴めば大丈夫です!皆さんで戦華旋風を巻き起こしましょう!

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