自己都合・会社都合
会社を辞める時というと、主には下記のパターンかと思います。
転職が決まった(自己都合)
家業を継ぐなどの事情(自己都合)
所属する会社が経営難(自己都合・会社都合)
会社からの退職勧奨(会社都合)
今回ふと思い出して、明らかに会社都合なのに、「あなたのために自己都合」というような言い方で説得されたことがあったので、noteに書いてみました。
10年以上前なので、今は状況が異なる可能性もありますが、誰でも知っているような大手外資系企業に所属していた際、所属部署が閉鎖となりました。
突然人事部に呼ばれ「部署閉鎖である旨、割増退職金の金額、などなどの状況と条件」を説明され、最後に「書類上は自己都合にするけど、転職しやすいように面接などでは会社都合と言っていいですよ」と2回くらい繰り返されました。
この当時は、知識も薄く録画もしていなかったことと、すでに転職先を確保していたので、特に調べませんでしたが、やはりずっとこの最後の発言が気になっていました。
法的な内容や根拠はここでは避けますが、明らかに退職勧奨であり会社都合であるべきなのに、自己都合を公式な理由や文書にするというのは、明らかに会社側のリスク回避です。
おそらく知識や経験が浅い若手社員などは、それを鵜呑みにして書類にサインをしたなどがあったのではないかと想像します。。。
外資の人事というのは、基本的には日本企業のような権限や機能がないわけですが、せめて人を解雇するなどの時は、誠意を持って接してほしいものです。
また、後日、「入館証などが見当たらない。これがないと退職金は払えない」などの連絡があり、数日後「無事見つかりました」との連絡。
とにかくひどい思い出しかなく、大手だからしっかりしているってことはないなと強く感じた出来事でした。
また、その後の会社でも、カントリーマネージャーの”強い思い”から、絶対に割増退職金は払わない、などの妙なこだわりがあるケースも耳にし、入る前にしっかりとチェックが必要ですね。(採用側はリファレンスチェックをしますが、その逆も必要)
個人的には、以下の兆候があるとかなり怪しいと思います。
給与水準などが業界内でかなり高い(replacementを探しやすい)
転職エージェントの間で評判が微妙
LINKDINなどで募集が出る頻度が高い
HR部門が日本にない
カントリーマネージャーが長く在籍している(独裁化している可能性あり)