言葉遣い・言い回しで損する人

自分もやはり歳を重ね、部署をリードする立場になったり、
採用をしたり、かつての部下と話す機会が増えてきました。

このところ、取引先、社内、どのような関係かに関わらず、
「あー、その言い回し、勘違いされてるぞ」と思うことが、
やたらと多くなっています。

もちろん、その世代では”当たり前”なことも多くあり、
私も60-70代の方からは「なんて失礼な奴」と思われていることでしょう。

ただ、私が思うのは、損してるぞ!ということです。
世代に関わらず、新しい意見などもあり、非常に有益なはずなのに、
言い方一つで相手がバリアを張る可能性があります。

もしも、これを読んでる方で
「私の意見素晴らしいのに、話が通らない」と思う方は、
相手が馬鹿かどうか疑う前に(もしくは同時に)、
話を通すための効果的な言い回しを勉強してみるのも良いかも。


メールとかにも役立つ、素晴らしい本でした

例えば、これは本当に先週私に起こったことですが、
かつての部下から、以下のようなメールが来ました。

「お疲れ様です。今度ウェビナーをやりますので、この資料を御社でも転送して展開してください。」

皆様だと、これどう思われますか?

私は、以下の点がものすごく気になりましたし、
多分、これを展開してもらえる確率はかなり低いなと感じました。

  • 何のウェビナーで、なぜ連絡してきたのかわからない

  • そのウェビナーから、何か”得”が期待できるのかわからない

  • なぜに、転送しなきゃいけないのかわからない(手間だし)

  • さらに、「御社」は口語だろ・・・

売れる営業マンなら、きっと

「お疲れ様です。お元気ですか?
実は、今度弊社でウェビナーをやることになりまして、xxさんにもご関心いただける内容かと思い、ご連絡いたしました。
内容といたしましては、xxでxxを対象として開催する予定です。
大変お手数ですが、もしも貴社内でご関心いただける方がいらっしゃいましたら、ご転送などいただけますと幸いです。」

まぁ長いですが、友達とのLINE連絡ではないので、
手間をかけてご連絡すべきでしょう。(本当はコピペで送っていても)
最後に、二人の共通の話題なんかもつけてると、読まれる確率・返信いただける確率も増えますよね。

いずれにせよ、かつての部下とは言え、「相変わらずセンスないな」と感じ、
そりゃ売れないわな、と思う次第。
一緒に働いていた時に注意しても、やはり離れると色々と元に戻りますね。

ほぼ小言でしたが、
やはり社内であろうと、自分の意見を実現させたいなら、
まずは相手を思いやる気持ち、相手の価値観を尊重してご提案差し上げるべきでしょう、と基本の大切さを身にしみた出来事でした。

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