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京都 龍岸寺「ドローン仏様」参拝
京都にある龍岸寺で「ドローンで仏様が飛んでいる。」
と聞いて、「どういうこと!?」と思い予約して参拝してきました。
実際に見て感じたドローン仏様は小さくともとても優しく寄り添っていただけるような仏様でした。
今いらっしゃるのは6体の仏様。一体一体、楽器を持ってらっしゃいます。
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ご住職は「仏様は宙に浮きたかったのではないか」とお話していただきました。掛け軸にも仏様が雲の上に乗り浮いていたり、空から降りてくるような構図が多いです。高い位置に仏様がいらっしゃるのも「浮きたかったけど、浮かす技術がその時はまだなかった」そうお考えになられたそうです。
仏様は亡くなった方を空から迎えに来られるのでドローンで飛ばすことにより実際にお迎えに上がる表現を実現することができた。とおっしゃられていました。
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ドローン仏様はご住職の読経と共に光ながら宙に浮かばれました。
上下に動きながらモーターの音と読経とがハモり良いグルーブ感が生まれ音楽隊のオンステージとなりました。その間約2〜3分ぐらいの出来事だったと思います。見たことのない光景。ここはお寺のはずだがテクノロジーと共存している。厳かな感じというよりも賑やかな情景。その時「お寺の新しい世界が追加された。」瞬間でもありました。
重力のある世界に住んでいる私たちからすると「浮く」というのは永遠のテーマだと思います。
ドラえもんのタケコプターとか、バック・トゥ・ザ・フューチャーのホバーボード(宙に浮くスケボー)とか、自由自在に空を飛び回れたらと憧れを抱く人は多いかと思います。
そんな、ドローンで浮かぶ仏様を見て、夢や希望を持たせてくれる存在だなと感じました。その夢は空想の世界だけで終わるものではなく、手を伸ばしちゃんと工夫すれば掴めるもの。それをとても身近に見守ってくださる仏様だと感じました。
ライト兄弟が飛行機を作ったように、宇宙船を作ったように、月に行けるようになったのも。夢が実現できたもの。
「できないことはない」
仏様からそんな声が聞こえてきたような気がしました。
「宙を浮く」という存在は、希望を持たせてくれる存在。
「大地が砂になり宙に都市を作った」
の冒頭から始まる空中建築も「希望」の存在でいて欲しいと、次の展示会場を探しています。頑張ろ。