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陰は口ほどに物語る
闇を恐れ火を起こし
薄明かりの陰を楽しむ
「火」から「灯」へ
夜の楽しみは陰との対話
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本体が陰
陰が本体
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回転
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陰だけで成立
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陰は口ほどに物語る
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陰が怖いと感じるのは何故だろうか。
陰翳が美しいと感じるのは何故だろうか。
薄明かりの中にいると気持ちが安らぐのは何故だろうか。
恐ろしくもなり、安らぎにもなり、時には本体すらも乗っ取ってしまいそうになる脅威のその陰を、私たちの先祖は遥か昔から陰との共存を図っていた。
人が「灯」を手にしたその時から、陰は私たちとの間に「美しさ」を見せ、「強さ」を見せ、心音が聞こえてくるほどの静けさをもたらした。
私がその陰に近づくと、私が私に近づく感覚になり、ようやく一つになったような安心も覚えた。
恐ることも、安らぐことも、一つになることも、もはや言葉などいらない。
薄暗い中に浮かぶ陰だけで十分であることを、私は知ってしまった。
陰は口ほどに物語る。