しもやけで悩む:ヘパリン類似物質
我が家の長男くん(小5)は、毎年しもやけになります。
今年は1月くらいから症状が出始め、両足の小指が紫色になりました。
紫色になる前から気づいて予防してあげればいいのに、
あれ、まだ大丈夫って思っていたら、あれよあれよという間に紫色に。
しもやけは微小循環瘀血
西洋医学的に見ると、寒さによって収縮した血管が元に戻る時、
動脈はすぐに拡張するけれど、静脈の戻りは悪い。
すると、流れようとする血液が静脈で堰き止められて血流障害になる。
東洋医学的に考えると、寒邪によって引き起こされた瘀血。
もう少し踏み込んで考えるならば、しもやけになる趾とならない趾がある。
しもやけになりやすい趾は邪の影響を受けやすい。つまり、弱まりのある場所ということになる。
うちの長男くんは足の小指だけになるので、
足の小指が相当する五臓六腑は腎膀胱が弱めと考えられる。
逆に、構造的に考えると一番外側にある趾なので、他の趾よりも寒邪に晒されやすいとも言える。
寒邪を中まで入れないように身体が一番外側で食い止めている。とも言える。
だから、薬指や中指まで進んでいないのかな。
しもやけの治療としては、血流を改善することになります。
しもやけにヘパリン類似物質
皮膚科で処方されるのはヘパリン類似物質。
ドラッグストアで購入するならヒルマイルド。
こちらを塗布しております。
本人曰く、しもやけが気にならないとのこと。
紫色にはならないので、良いのでしょう。
飲み薬を検討するなら
血流を促進していくれるビタミンE製剤。
漢方薬で言われているものは
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
簡単に言うと、温めて停滞している気血をを流す。
その下に隠れているものは、腎と肝の冷え。この二つの臓の冷えで、末端まで気血を送れない、送っても送り返すパワー不足。
通り道を温めて拡げる事と全身に送り届けるパワーをアップするつまり、肝の発揚作用を回復させる事。
それをしてくれるのが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯。