ソフトコンタクトと目薬
なぜ、コンタクトレンズ対応可能の目薬が存在するのか?
防腐剤が入っているとコンタクトがダメになっちゃうからだよね。
なんとなく知っているような、知らないような・・・
ハードコンタクトはOKなのに、ソフトはなぜいけないのか?
など、コンタクトと目薬の覚え書です。
塩化ベンザルコニウム
防腐剤として配合されている塩化ベンザルコニウムは、
ソフトコンタクトレンズをしたまま点眼すると、
ソフトコンタクトレンズに塩化ベンザルコニウムが蓄積していまいます。
この塩化ベンザルコニウムは、長時間、角膜に滞留してしまうと、
角膜障害を起こすと言われています。
ソフトコンタクトレンズに塩化ベンザルコニウムが蓄積すると、
角膜に塩化ベンザルコニウムが滞留することになり、
角膜障害を起こす可能性が上がるからです。
塩酸テトラヒドロゾリン
通常身体は、血液を通して酸素や栄養素が供給されています。
角膜には血管がないため、酸素が溶け込んだ涙を介して酸素を取り入れています。
酸素が不足すると、
・炎症が起きやすくなる
・角膜が傷つきやすくなる
・感染症にかかりやすくなる
このようなことが起こります。
コンタクトを着用すると裸眼の時に比べて
酸素の供給率は落ちるため、酸素を如何に供給していくかが大事です。
ハードコンタクトレンズは、酸素を供給しやすくはありますが、
ソフトコンタクトレンズは、酸素が供給しにく機構になっています。
酸素の供給量を少しでもキープするため、
血管収縮剤(充血をとる)である塩酸テトラヒドロゾリンが配合している目薬は「ソフトコンタクトレンズ装着時は使用不可」になっています。
ソフトコンタクトレンズと点眼
ソフトコンタクトレンズ使用不可の目薬を使用する時、
点眼してから5分以上あけてから
ソフトコンタクトレンズを装着する。
以上が推奨されています